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「美しく健康な肌」の条件

あなたはどんな肌になりたいですか?


透き通るような白い肌、陶器のようなキメ細やかな肌、赤ちゃんのようなみずみずしい肌…
どれも魅力的にうつりますよね。

美しい肌とは健康な肌のこと。
美しく健康な肌を目指す!とひとくちに言っても、実際に美しく健康な肌とは、いったいどのような要素を備えている肌のことなのでしょう?

実は「美しく健康な肌」にはいくつかの条件があります。

1.『肌にうるおいがあること=水分と油分のバランスを保っている肌』
   ⇒肌は乾燥せず、みずみずしくしっとりしていますか?

2.『肌のきめが整っていること=肌にざらつきや凹凸がない肌』
   ⇒肌がなめらかですべすべ、ツルツルですか?

3.『肌に透明感があること=ツヤがあり肌トラブルがない肌』
   ⇒くすみやシミがなく、透き通るような肌ですか?

4.『肌にハリがあること=みずみずしく引き締まった肌』
   ⇒たるみやシワ、毛穴などが目立っていませんか?

5.『肌がふっくらしていること=跳ね返るように戻る肌』
   ⇒肌を指で押したら押し返してくるような弾力がありますか?

6.『肌色が健康的なピンク色=毛細血管やリンパの流れが正常な肌』
   ⇒生命感あふれる明るい肌ですか?

この6つが、「美しく健康な肌」には欠かせない要素です。
肌が本来持っている機能が正常、つまり肌が健康であれば、これらの条件は満たすことができます。

条件を満たすには、肌が健康であることが前提ですが、常に健康な状態をキープするのは難しいものです。

身体と同じで、生活習慣に左右されたり、年齢とともに肌の機能が低下したり、紫外線などの外的刺激によって、ダメージを受けることもあります。

うるおい、キメ、ハリ・弾力、血色がポイント!

美しく健康な肌には、皮膚のいちばん外側にある「表皮」だけでなく、表皮の下にある「真皮」「皮下組織」の状態を良好にしておくことが大切です。

─バリア機能が正常
表皮のいちばん外側にある角層には、細菌・花粉といったアレルゲンや紫外線などの外部刺激から肌を守るという大切な役割があり、これをバリア機能といいます。しかし、肌のうるおいを保つ保湿因子が減ってしまうと、バリア機能が低下し、さまざまな肌トラブルの原因となります。

─真皮の状態が良好
表皮のさらに奥には真皮と呼ばれる層があります。表皮の10~15倍もの厚さがある真皮には、コラーゲン繊維とエラスチン繊維が網目状に張り巡らされています。さらに、その間をヒアルロン酸などが埋め尽くすことで、肌にうるおいと弾力を与えています。このコラーゲン繊維、エラスチン繊維、ヒアルロン酸などをつくっているのが線維芽細胞です。加齢や紫外線の影響で線維芽細胞の数が減ったり、機能が低下したりすると、肌の弾力が失われ、しわやたるみの原因となるのです。

─血流が良好
血液には細胞組織に栄養素や酸素を届け、老廃物や二酸化炭素を運ぶ働きがあります。血行が悪くなり皮膚組織に十分な栄養が行き渡らなくなると、肌のターンオーバーが乱れ、乾燥や肌トラブルを引き起こす原因となります。

─表皮のターンオーバーが正常
肌が一定の周期で生まれ変わることをターンオーバーといいます。表皮のいちばん奥にある基底層でつくられた細胞は、少しずつ形を変えながら角層まで押し上げられ、やがて垢となって剥がれ落ちていくことで新しい細胞と入れ替わっていきます。ところが、紫外線やストレス、加齢などの影響でターンオーバーが乱れると、肌が乾燥したり、キメが乱れてしまいます。

美容とはキレイになるためを楽しむものと考え、
美しく健康な肌をキープしたいと思うなら、自分の今の肌コンディションを知り、足りないものを足したり、または過剰なケアを見直すなど、肌がもっと喜ぶケアをしてあげることが大切です。

美しく健康な肌を育むために一番重要なのはターンオーバーを正常化させること。
ターンオーバーの仕組みや乱れると肌にどのような影響が出るのかをご紹介します。