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季節・天候で変わる紫外線量とUVケア

365日、どこでも、紫外線に気をつけましょう!

紫外線は365日降り注いでいるものですが、その量は季節・天候によっても大きく変わります。

また、UV-A(紫外線A波)は窓やガラスを透過するため、部屋の中にいても車の中にいても油断は禁物。

特に窓辺の席に座る機会が多い人は、窓側だけダメージが進んでしまっているかもしれないのでご注意を。

季節
紫外線量のピークは春から夏にかけてですが、だからといって、冬にゼロになるというわけではありません。秋から冬にかけて少なくなっていきますが、真冬でも夏の半分程度にしか減らないため、一年を通して油断できません。

天候
曇りや雨だからといって油断は禁物です。
曇りの日では晴れた日の6割強、雨の日でも晴れた日の約2割の紫外線が地表に届いています。上から降り注ぐだけでなく地表に当たって反射するため、季節を問わず反射する紫外線にも注意が必要です。

家の中でのUVケア

「外に出ないから塗らなくていいか・・」「ちょっとベランダに洗濯物を干すだけだから・・」と何も手を打たなければ、知らぬ間に肌へのダメージがだんだん蓄積されて、気づいたときにはシワやたるみが深くなっていた……なんていうことになりかねません。

室内でも紫外線を浴びています!

紫外線の性質上、雲や窓をすり抜けるため、私たちは直射日光が当たっていない室内にいても紫外線を浴びています。

分かりやすく言うと、屋外の紫外線の量を100%とした場合、約80%が室内に降り注いでいると言われ、そのため、1日ずっと家にいても日やけをしてしまうことがあります。

また、紫外線は人の肌だけでなく家具やインテリアにも良い影響を与えません。
家具に使用されることが多い木材は、日焼けをすると色が変色してしまい、本来の色よりも濃くなったり薄くなったりしてしまうことがあります。
人の肌だけでなく、家具を長く使うためにも、家の紫外線対策はしっかりとしましょう。
UVカット加工が施されたカーテンや窓に貼るUV カットフィルムなどを活用するのもおすすめです。

「朝のスキンケアの最後はUVカット効果のある乳液や化粧下地で締める」をルーティンにして習慣にしてしまいましょう。

日本人女性はもともと持っているメラニン量が多いため、肌が黒くなりやすい傾向にあるとされています。

また、シワやたるみといった肌ダメージは見た目年齢に直結するため、UV-Aのダメージには特に気をつけたいもの。

だからこそ、家の中でも肌をしっかり守ることを忘れないようにしましょう。

外出時のUVケア

UVケアとは紫外線から肌を守るためのスキンケアのこと。
日差しが強い夏以外の季節にも紫外線が降り注いでいるため、外出するときは必ずUVケアをし、こまめに塗り直しをしましょう。メイク直しをする際も必ず塗り直しを!

UVケアには日やけ止めが必須!
UVケアを選ぶときは、SPFとPAの値に注目しましょう。UVケアの正しい選び方をご紹介します。

SPFとPAの違い

日やけ止めのSPFとPAについて詳しく解説します。

SPF
肌の表面に炎症を引き起こすUV-Bの防止効果の時間を表します。

UVーBの影響が肌に現れるまでにかかる時間は15〜20分です。
そのため、SPFの数値に15〜20をかけることで、肌に影響が現れるまでの時間をどれだけ引き延ばせるかがわかります。
例えば、SPF30の場合は、SPF30×15〜20分=450〜600分です。

PA
PAは、肌の奥へと侵入してコラーゲンやエラスチンに悪影響を及ぼすUV-Aに対する効果を示します。
PAの「+」の数が多いほど、UV-Aを防ぐ能力が高くなります。

日やけ止めの選び方

・散歩やちょっとしたお買い物など日常生活では SPF10〜20、PA++
・屋外での軽いスポーツやレジャーの場合は SPF30以上、PA+++
・炎天下でのお出かけやマリンスポーツなどには SPF50以上、PA++++

日やけ止めには、SPAやPAの値だけではなく、ジェルタイプや乳液タイプ、ウォータープルーフタイプなど、さまざまな種類があります。あれもこれも肌に塗るのが嫌な方は、UVカット効果のあるファンデーションを使うのもおすすめです。

紫外線対策はライフスタイルから!

もともと、化粧品での紫外線防止というのは、紫外線対策の補助的な役割。
ですから、一番効果的な日やけ防止方法は、紫外線にあたらない工夫をすることなのです。
「日やけ止めを塗っているから安心」するよりも、日常の行動で紫外線を避ける習慣を身につけておくことも重要です。

日やけ止めを塗る
日やけ止めクリームやオイルなどは、紫外線を吸収したり散乱させたりすることで、肌を守るアイテムです。露出しているところだけではなく、服で隠れているところにも日やけ止めを塗りましょう。

日傘、帽子を利用する
UVカットの日傘をさしたり帽子をかぶったりすることもUVケアに役立ちます。
紫外線は繊維を通過するため、必ずUVカットのものを選びましょう。

うっかり日やけにも注意を!
UV対策はちゃんとしているのに、「日やけしてしまっている?」と思うことはありませんか?

そんな「うっかり日やけ」の原因は塗る量が少なかったり、塗っているつもりがうまく塗れていなかったりするためです。

UVケアを塗る際は、まず手のひらに、両頬、額、鼻、あごの5ヵ所におきます。

高い位置にある頬や鼻などの日焼けしやすい部分から塗りはじめ、顔の中心から外側に向かって顔のすみずみまで丁寧になじませます。

その後、もう一度、重ねづけします。塗り残しがないように、しっかり適量を塗布してあげてください!

以下の部位も塗り忘れしやすいので注意しましょう。

・手
・首と首のうしろ
・耳
・デコルテ

最後に、
目に見えない為、ついうっかり忘れてしまいがちな紫外線ケア。しわやたるみの原因となるUV-Aをしっかりブロックしましょう。紫外線はいつでもどこでも降り注いでいます。朝のスキンケアに組み込む習慣をつけましょう。また、スキンケアでは肌質に合った、紫外線ダメージに対応する商品を選ぶことも大切です。