気になるニュース 2021年8月9日

細かい比較が気になった話

色々な方が書かれた文章を読みながら最近ふと気になるようになってきました。「一般の人よりも〜は〜」という表現です。この違和感を少し深堀すると 一般の人って誰だろう？ という所にたどり着きました。最近では為末さんのこの記事に登場しています。 誤解の無いように先に記事の感想を書いておくと、この記事は私のようなアスリートでは無い人間にとって、オリパラで結果を出したアスリートがその後にどのような試練や苦難が待ち構えているのかということを気づかせてくれる良記事です。 上記の記事で

「大切なモノの大切さ」は比べられないからと、我儘を通せない。

JR目黒駅から東横線の中目黒駅まで山手通が通っている。そこからひとつ外れると目黒川沿に歩道を歩くことができる。中目黒に最近できたらしいスターバックスの新しい店舗に向かおうと、僕らは駅のラーメン屋で会計を頼んだ。 新目黒橋を渡ってから歩道を歩き始める。「新」と付くからには目黒橋がどこかにあるのだろうか、突然「旧」っぽくなってしまったどこかの目黒橋が可哀想だなとか、そんなことを考える。 東京はすっかり猛暑に襲われている。あそこでは何度まで上がった、何度以上の地域が何箇所あった

おたまを持つときに左利きを思い知る

扇風機の心地よい風を浴びながら、今パソコンの前に座っている。さっき日記をつけたばかりの私だ。 日記はその日中につけたほうが良い。何を当たり前のことをと思うかもしれないが、つけるのを翌日にするとあまり記憶にない。いや、何があったのかは思い出せるのだが、感情まではリアルに思い出せなくなっているのだ。例えば怒りを感じたことは覚えているがそれがどの程度でその時頭によぎった何かはもう思い出せない。 日記はその日中につけたほうが良い。 今日は紅茶豚を作った。ブロック肉を縛って茹でて

梅雨と夏の間

うだる暑さが雲の向こうから顔を覗かせている。いつもよりも長く居座った梅雨を押しのけて、夏がやってくる。横断歩道を渡っているときにふと顔をあげると、空を写真に取っている人がいた。つられて同じ方向に目をやると雨上がりの空に虹がかかっていた。 「虹なんて久しぶりに見た」 そう言って2人とも同じ空にカメラを向ける。都会の空じゃ虹が見えても一部だけかぁと少し残念な気がするけど、それでも虹を見れただけでラッキーな気分になれる。 特にあてもなく近くのお店を何件か周り、そのまま帰ろうか

都内の単線

「都電といえど複線だよね」。線路沿いの道を歩きながらそう呟いた。たった３駅の間を行き来するこの路線には、線路が一つしかないようだ。近くにはやたら大きい浄水場があり、反対側には古くからあったであろうアパートやオフィスビルが並んでいる。真ん中の１駅で降りて近くにある帝釈天をお参りした後、せっかくなのでと乗車駅と反対の終点へと歩くことにしたのだ。 途中にあったBicycle Coffeeというお店に立ち寄ってエスプレッソのソーダ割りとアイスのカフェラテを頼む。自分はあまりこういう

のぼる

壁には岩を模したホールドと呼ばれる塊が固定されている。課されたルールを破ることなくスタートのホールドとゴールのホールドを両手でつかめばクリアだ。 最近、クライミングというものを始めた。そのおかげか30弱しかなかった握力は今では45まで強くなっている。実はすごく嬉しくて、心の中では小躍りしている。高校生の頃いくら筋トレをしても握力は伸びなかったのだ。こういう才能はないのかぁと少し残念に思っていたこともあったし、もともと握力が強く50位ある友達のことをとても羨ましく思っていた。

帰り道は

帰り道はカーナビを使わない。運転するときの密かな楽しみである。勝手の知らない土地を走る時は、道の混み具合もわからないし、何より往路は集合時間がある。遅れては迷惑をかける。時間通りに着くことが何よりも大事なのだ。 帰り道は違う。門限はない。なんとなく目印になる建物は覚えているので、大体の家の方角がわかれば案外帰れるものだ。東京の道路標識は割と親切で、地名と位置をある程度把握するだけでも運転の難易度は全然違う。 帰り道の運転は楽しい。カーナビを使わずに、道路標識を見ながら気ま

令和の日記

「今年は冷夏のようですね」そう部長が始業開始の挨拶がてらチャットで言っているのを見て、あぁそうなんだと思った。なんとなく今年の梅雨は長いなとは思っていたが、例年のような夏はこないらしい。始業直前にシャワーを浴びて急いでいるのがバレないように普段通りの言葉遣いで「勤務開始します」と一言打ち込む。部長の一言は華麗に無視。下手に毎日一言添えることで、何も添えない日が目立ってしまうのが嫌なのだ。 そろそろ夏の連休だというのに、例の騒ぎで住んでいる県から出ていくことは憚られるらしい。

別れの日

何となく育ってきた「好きではないかもしれない」という思いが花を咲かせてしまった。 そんな気分だった。恋人としてもう一緒にいれない。そう明確に心に抱いてしまい一方的に別れを告げた。

今日は曇り

2020年は激動の年だった。恐らく年末特番はそのような見出しが付くのだろうな。 そんなことをぼんやり考えながら千代田線に揺られている。 もうすぐ四月。入社式はどうなるんだとか、ロックダウンがどうとか、世間は大騒ぎである。周りを見渡すとマスクをしていない人をチラホラ見かけるけれど、そもそもいつもよりずっと人は少ない。 東京オリンピックパラリンピックが開催され、沢山の人が日本を訪れる。その時交通網は大混雑するからリモートワーク推奨だ。 五輪後は不動産の価格が落ちる、落ちない