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2020年の楽しみの1つができたっ!

前回から引き続きまして。

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さて、「YASHICA Electro 35 GS」を東京に持ち帰ってきた。

まずは、動くのかどうかも分からなかったので、とりあえず「フィルムカメラ 修理」などと調べて、行ける範囲内のショップに足を運んでみることにした。


最初に訪れたのは、新宿にあるA店だった。「YASHICA Electro 35 GS」をカバンの中に入れ、持っていった。
開口一番、「このカメラ、動きますか?」と早口でしゃべっていた。


「う〜ん、分からん! 電池がまず流通してない物だからね。それを調達するか、自作するかしてみて、それからようやくカメラが動くかどうかを確かめられる」


と、ガッハッハと愛想のいい笑い声とともに返答が飛んできた。まず仕組みがどのようになっているのかも、このカメラに関して知らなかったので、電池で動いていること自体もここで初めて知ることになった。「あ、なるほど」と。

というわけで、ひとまず電池室を開けてみる。

カメラ裏面にある電池室の扉を10円玉などを使って(溝が入っており、コイン or マイナスドライバー? で開け閉めできるようになっている)、グリグリと。


すぽんっ・・・

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(中に入っていた電池はこれだ!)


何年もの間、そのままにしておいたのだろう。入っていたその電池を抜き出す。

「NATIONAL(ナショナル)」時代の物だったし、水銀電池と書いてあるし、聞くとよく知る単3電池とも長さが微妙に違うのだという。


そして、このタイプの電池は製造終了しており市場には流通していないため、考えられ得る方法としては2つ。それらを提示された。

① 型番「HM-4N」の水銀電池代替アダプターを入手する!
代替アダプターなるものが存在し、おおよそ3,000円ほどで売っているそうだ。それに加え、アダプター内に入れる電池(これは現在も生産している)も買って、動くかどうかを確かめる方法。
② 電池を作る!
長さが特殊なので、ボタン電池を重ねリップクリームのガワをケースにし、閉じるふたにも届くように金属棒を差し込んで電気が通じるようにすることが必要。リップクリームとボタン電池と金属棒(+カット代)のみなので、安価だという。

という2種類あるわけだ。問題は、現状で動くかどうか分からない代物に3,000円をかけることができるか、ということだった。

しかし、②の工作はできる気がしなかった。というより、ぼくにとって難易度高いなと思った。

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「電池を入れて、動くかどうかさえ分かれば、とりあえず①に振り切るんだけどな」と思い、一回試しで診てもらえるかどうか訊いてみることに。次に問い合わせたB店では「YASHICA Electro 35 GS」は修理対象ではないとのことでNG。

3件目、C店に連絡してみると、とりあえず診てもらえるという。ということで、中野に向かった。

そして、電池を入れてもらい、動くのかどうか診てもらった。

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「動くは、動く」

ところどころ問題点はあるそうだ。フィルム室内側のスポンジがほぼなかったり、スローシャッターだと知らせるオレンジが光らなかったり、レンズにはカビだらけだということだった。


けれども、今の状態でもフィルムを入れて撮影することができるというではないか!


内心、「えっ! できるの!?」と半信半疑だったが、とりあえず電池とフィルムをそろえられれば、今の状態で撮影することはできるのだと教えていただいた。

とりあえず、チャレンジしてみることで、どのようなモノが写るのかは分かる。それで判断して、修理に出すかどうか決めることにしようと考えた。

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工作はできないので、代替アダプターを購入することに(笑)。
ビックカメラへ走った。代替アダプターと中身の電池、そしてフィルム(FUJIFILM フジカラー PREMIUM 400 27枚撮り)を購入した。

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そして、YouTubeやウェブサイトを見ながら、電池をセットし、フィルムの取り付け方を学び、シャッターが切れるところまでもっていった。


そして、とりあえず27枚をかけ足で撮りまくっていった。

「YASHICA Electro 35 GS」は、ISOとF値(絞り)を決めてしまえば、シャッタースピードは勝手に決めてくれ、シャッターが切れるというものだった。
そのため、ISOはフィルムに合わせてセットした後は、F値だけを気にしながら撮っていった。

そして、現像してみた。

そして、診てもらったC店に改めて訊きに行った。「どうですかね?」と。

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ご店主は、十中八九、光漏れ、おそらくシャッター室側からのものであろうと。
内側にスポンジが全然ないことがそれをさせたのだろうという。

なるほど。

個人的には、カメラが動き、撮影できて、現像し写ったものを見ることができただけで、「すごい」「なんとかなった」と思っていた。反面、使うのなら徹底的に直した上で、使ってみたいなという気持ちも頭をもたげてきた。


なので、修理に出しました!

戻ってきたら、改めて撮影してみようと思います。2020年からフィルムカメラを始めてみます!

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