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『忍者VS阿羅漢・遥かなる王道』(1983)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

あの『忍者大戦』の前作!
ブッ飛び度は及ばないけど、
カンフー映画としては高品質。

時代は清朝。
中国の一部が日本に占領されていて、
代官が幅を利かせている。
文句のあるヤツは、素っ首を刎ねて粛清だ!

チョン髷を結った悪行侍が、
真っ昼間から天下の往来で
お銚子を手に千鳥足で民衆を斬り捨て御免!
これはヒドイ…。

というワケで、さらなる勢力拡大を図る日本勢と、
少林寺武僧の熾烈なるバトルが
繰り広げられるのだった。☆

好戦的な日本武僧
僧侶というより無頼漢っぽい。

少林寺vs日本武僧の七番勝負。
「カーペットから出たら負け」
というルールがいつしか崩壊、
縦横無人のバトルが展開。(笑)

例によって昨日の敵は今日の友。
第三の敵、忍者軍団を迎え討つ!

4人が6人!6人が8人!
増殖を繰り返す忍者が襲う!

とにかく、大僧正が強過ぎ。ヒト良過ぎ。
主演であるはずの、我らが
アレクサンダー・ルーは完全に喰われてた。

悪との戦いが終わった後の、
静かなる一戦が良かったね。

あと、日本武家屋敷の畳敷きに座する少林寺僧侶、
という絵面は、見た事無く新鮮だった。

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