『ボンバー・ライダー/世紀のトップ・ガン』(1943)【海外映画の中の“日本”】
断言する。
この『ボンバー・ライダー/世紀のトップ・ガン』
を観ずにして、あなたが「観た」と語る
『トップガン』及び『トップガン マーヴェリック』は…
―――ただのパチモンだッ!!☆
『トップガン』ヒットを受け、如何にもな便乗邦題を
乗っけて、1988年にVHSで復刻リリース。
1993年にはカラー化Ver.までリリースされたらしい。
時は、アメリカ空軍の前身、アメリカ陸軍航空軍が
設置された1941年。
この時期、コンピューター制御照準器
(ノルデン式爆撃照準器)の導入によって、
爆撃命中精度は飛躍的に上がった。
軍事機密の為、照準器の外観は画面に映されなかった。
皆でブツをぐるりと囲んで、
「おぉ、コレが…!(ゴクリ)」
みたいな感じ。
ここに来て、爆撃手専門訓練の重要性が
ますますクローズUPされてきたというワケだ。
新設された爆撃手養成学校で、
ライバルが腕と恋を競い合う。
恐怖症。スパイ戦。チームメイトの死。
そして、日本との開戦。
様々な苦難困難を乗り越え…―――さあ!みんなで
『U.S.ボンバルディアの歌』を高らかに大合唱だ!!♪
クライマックスでオリバーが、敵軍基地の中を
燃え上がるトラックで駆け回りながら、
味方に向かって「自分もろとも爆撃しろ!」
と叫ぶシーン!
「さあ撃てェ!バッチ来ォい!ヒャッハーッ!!☆」
悲痛な面持ちを見せる部隊の中で、一人だけ
嬉々として爆弾投下スイッチ押してたヤツが
印象的だったが…。
ともあれ、かなりの凄まじい火薬量と映像だった!
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