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『将軍 SHOGUN』(1980)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

サムライ!ハラキリ!ニンジャ!!
打ち首!磔(はりつけ)!釜茹で!!


…世界よ、コレが貴様等の憧れ、
ワンダーJAPANの闇だッ!!☆


TVシリーズを2時間に凝縮したサクサク版。
冒頭から難破に遭う主人公。
開始5分、布団での目覚め。
開始10分、目黒祐樹の…

「―――無礼者ォ!」
で、首チョンパ!!!

←放映された全米で、目黒が
基地GUY・JAPANアイコンとなった瞬間だ。☆

ボヘぇ~としてて挨拶を忘れただけで
首を斬られるんだぞ。
見たか?ブラック企業のパワハラを!
『北斗の拳』の「汚物は消毒だ~!」
を思い出した。

目をまんまるに引ん剥き、目黒を四度見、
五度見する主人公
が可笑しくて堪まらん。(笑)

そして、釜茹で
目まぐるしいカルチャーショック
狼狽困惑する主人公。

日本の闇を篤と見せ付けておき、
いよいよ我等がミフネの登場。

度々彼の危機を救った主人公は
ミフネのお気に入りとなり、
日本の無茶ルールに順応し、
旗本の身分カタナを贈られ、
真のサムライとなるのだった。


おそらくは硬派なドラマで、
ニンジャ需要に媚びたりなどは
しないだろうと勝手に思いきや…

―――出たァ!!忍者登場!☆(笑)
主人公の命を狙う!

オゥ!ジャプニィズ・ニンジョア!
ミスティエイリャス!
ファンタァスティック!

そう!
忍者が出て来ない日本なんざ嘘パチ
有り得ないのだ!(笑)

「ナムアミ・ダブツ…!」
←おお!苦無でハラキリする忍者!!

忍者映画をかなり観てきたが、これは意外と
目にした事が無かったな。突くなら喉だし。

クライマックスも勿論、大挙して押し寄せる
忍者軍団
との戦い!
―――もはや問答無用!
ガイジンはニンジャが見たいンジャ!!☆


あと、それから… 妻を寝取られた高松英郎の、
主人公をジィ~ッと見つめる眼差しもアツイぞ!♪(笑)

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