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『真田風雲録』(1963)【忍者映画】

悲運の結末に向けた、明るいコメディ

赤子の頃、飛来した隕石により超能力を身に付けた、佐助(ヨロキン)。
姿を消したり、心を読んだり、眼力で動きを封じたりと、相手を翻弄。

ほど無く、ミッキー・カーチスがギター弾いて登場するが、
この時点でもう既に時代考証など大した問題ではない。(笑)

大坂の陣は八百長合戦と化し、大坂城内でずぅっと
ドンチャン騒ぎやらかしてる浪人たち。
その裏で人知れず刃を交える、服部半蔵と佐助…!
と思いきや、座って話し込んだり。

何だかもうワケわからなくて、付いて行くのが
バカバカしくなってくるが、
虚無感と共に、独り去り行く佐助の姿に、切なさが込み上げてくる。

それにしてもイイ男だなぁ、ヨロキン。♪
『真田幸村の謀略』(1979)では、悪役の家康として登場するので、
セットでの鑑賞をお奨め致します。

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