『美女と野獣』(2017)【この映画に注目!】
『美女と野獣』実写版、その7。
2017年・アメリカ。
エンタメ度、ダントツNo.1!☆
原作から少々逸脱した、悪名高き(笑)1991年の
ディズニーアニメ版を実写化。
あの劇中曲もそのまま使われている、華やかなミュージカル仕立て。
登場人物も多く、派手なビジュアル。
過去の映像化作品を何作と観てきた身としては、
ここまでの豪華さだと、もはや冗長に感じる。
本国フランスが、レア・セドゥ主演版で
本家の意地を見せたくなるのも解る様な気がするね。
エマ・ワトソン演じるベルは、とても前向きで、機知に富み、
自立した女性として描かれている。
一方の野獣は、野獣史上最も紳士的。
コミカルな面も見せ、ベルに対し優し気な笑みを浮かべながら
ジョークを言ったり、楽し気に接する。
CG技術の進歩もあり、実に繊細な表情を見せる。
『ザ・ゲスト』の、ダン・スティーブンス。
ここに来てようやく、
“イケメン”と呼べる王子の登場!♪
(いまいち印象薄いけど)
これまでの王子といえば、
クラウス・キンスキーだの、ヴァンサン・カッセルだの、
呪いが解けたんだかどうだか判らん様な
怪しげな変態ヅラ揃いだったからねぇ…。
(←ゴメン(笑))
ゲイ要素あり。オネエもチラッとあり。
姿形に囚われず、自由な愛に生きる事の
素晴らしさを説いている。♪
実はこれこそが、『美女と野獣』における
最大のテーマなのではないだろうか。
そういう意味では、このディズニー版、名作と言えるかも?☆
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