見出し画像

『美女と野獣』(2014)【この映画に注目!】

『美女と野獣』実写版、その6。
2014年・フランス。

さすが本国フランス製だけあって、原作のダークファンタジー感満載。
1946年版に近いモノを感じる。

本作を観るまで、レア・セドゥ出演作といえば
『アデル~』『ロブスター』しか観てないので、
かなりイメージが偏ってた。☆

…え?野獣がヴァンサン・カッセル?!
この二人が揃った時点でもう、
変態的な何かに期待せざるを得なかった。(笑)

今作のベルもなかなか気丈で、姉達が逆にケツを叩かれる程!

家が破産した経緯、野獣の姿となった経緯、といった
ストーリーの骨子となる部分の描写に
多く時間を割いているのも、本作の特徴。

…つまり、ヒャッハー!だった頃のヴァンサン王子を、
篤とご覧頂ける!という趣向。♪(笑)

ベルは、そんな野獣の過去を夜な夜な睡眠学習させられ、
好奇心旺盛なのも手伝って、
野獣の事情や心情に対する理解はトントン拍子に進んでいく。

今作の給仕を(コッソリ)務めるのは、グレムリンみたいな
小動物となったワンちゃん達。(カワイイ!♪)

ベルを模したと思われる人形を作り、枕元にそっと置くんだけど…
あのビジュアルは、どう見ても呪いの人形だよね?☆(笑)
チェコの人形劇に出て来そうなヤツ。

そんな贈り物を、
「私そっくりでステキ♪」
なんてお気に入りにするベルの感性は、やはりオカシイ。(笑)

ラストで、イケてる?王子の姿に戻ったヴァンサンと
ハッピィエンド…ってのが、実際に観るまでは、
何だか想像できなかったね。

でも個人的には、『美女と野獣』全作品中、
一番好きなラスト!♪

【映画レビュー】記事一覧(リンク)

この記事が参加している募集

#映画感想文

66,330件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?