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フィンランドでこれを成し遂げる!①

今日は中高時代の母校に行ってきました。校歌に「地図すらないような大海原へ漕ぎ出そう」という意味の歌詞があって、卒業生はよく母校のことを”母港”って言ったりするんですが、まさにフィンランド出発直前の私にとっては母港。お世話になった先生たちと話して背中を押されてきました。あと当時いかに自分が怖いもの知らずだったかを思い出したので、その精神を忘れずフィンランドに乗り込んでこようと思います笑

さて、タイトルの通り今日はフィンランド留学DAY-5ということで、今日から毎日1つずつ留学中に成し遂げたいことを書いていこうと思います。5つ書いてから「あーーこれもあった!!!」とかなりそうですがw
とはいえ、そうならないほどにはかなりの時間をかけて考えてきたことなので、まずは絶対に外さない5つとして今日から挙げていきます!

脱・食わず嫌い

記念すべき1つ目は「脱・食わず嫌い」!
たぶん今自分が描いている理想の社会は人・時・場所が変われば変わるし、実際私自身の中でさえも日々変わり続けています(もちろん根本は変わりませんが)。しかもその”理想”の社会を達成するための手段はおそらく無数にあって、自分が思いもよらなかったり、先入観で悪いと決めつけていたものが実はとても大事なことだったりすることもあるはず。
例えば「地球に優しく」という理想の社会を考えた時、ある人は「今より使っているモノの量を少し減らしてみよう」と考えるかもしれないし、他のある人は「新しい技術で二酸化炭素を減らす方法を考えよう」と考えるかもしれない。方向としては、モノをなくす⇔新しいモノを作る、という全く逆の方向だけど、目指している方向性はきっと同じだと思います。
で、方向性は同じでも「じゃあその『地球に優しい』未来ってどんな未来?」と聞かれたら、1人目の人は「人間社会が自然に近づくために、モノではない豊かさを大切にするした社会」と答える一方で、2人目の人は「人間が今の便利な生活をやめなくて済むように、人間が生み出す地球への負担は新しい技術で解決する社会」と答えるかもしれません。これもたぶんスローダウン⇔ディベロップメントという言葉に置き換えれば真逆の未来像なんじゃないかと思うんです。
でも、もう一回書くけど「1つしかない地球を大事にしたいな」っていう思いは2人ともに共通していて、「人間も自然も健全な地球だったら良いな」っていう思いもきっと同じはず。だから目先の考え方が違ってもそれを理解もせずに否定しちゃったらダメ、というか、あまりにももったいないなと。

これができたら①達成!!

今の所私に「食わず嫌い」されている2大巨頭は
-ビジネス
-テクノロジー
になります(ごめんなさい)。
おそらく、私がこの2つに偏見を持っている最大の原因は、この2つの世界を知らないからなのかなと。言葉を選ばずに書けば「ビジネス?結局それって自分のお金儲けのためだよね?」「テクノロジー?結局それって今の便利な生活を手放したくない人間のエゴのためのものだよね?」と思ってしまうんです。で、この2つが悪いものだ!と決めてかかっているせいでますます視野が凝り固まっていく。
でもこの2つに携わっている方からすればあまりにも単純で稚拙な偏見であることに違いないだろうということは自分でも分かりますし、実際そんなことない部分もたくさんあることも分かります。ビジネスもテクノロジーも、それに関わっている人の多くは「人間にとっても自然にとっても良い社会を作りたい」と本気で思って取り組んでるわけで、こんな単純な論理で否定したらあまりにも失礼じゃないか!?!?と…。自分でもそれは分かっているので、まずは向こうでこの2つを「正しく理解する」、次に「それがどんな風に社会に役立っているかを実感する」ことができれば、①は達成したと言って良いのかなと思っています。

そのためにこれをする!!

幸いなことにフィンランドは、ビジネスに関していえば明確な課題意識を持って事業に取り組むスタートアップがとっても元気な国で、テクノロジーに関して言えばNokia時代から続くIT先進国であり、産学官を問わず優れた技術が人間を助けている国で、どちらも世界の多くの国が手本としている国でもあります。そんなフィンランドのビジネスとテクノロジーの世界にどう触れるのか。

1)SLUSHのボランティア
これは詳しくはまた別の記事で触れますが、SLUSHは11月に世界中から4000以上のスタートアップがヘルシンキに集まって開かれ、ファウンダーたちが新しいネットワークを作り出すためのイベントです。運営は大学生のボランティが中心になって行われていて、ボランティアとして参加するチャンスがあるので、ここで生のスタートアップの世界に触れてきたいと思います。

2)大学のPBL(Project Based Learning)
こちらも詳しくは別の記事に書こうと思っていますが、私が留学するAalto大学は元々Helsinki School of Economics, Helsinki University of Technology, University of Art and Design Helsinkiという3つの大学が統合されてできた大学です。なのでAaltoの授業は学部融合の授業が多く、Tech,Engineer系の学生と一緒に取り組むプロジェクト型の授業も複数開講されています。私はその中のProduct Development Projectというプロジェクトに参加するつもりです。私が普段勉強している分野は主に課題を認識することが役割ですが、じゃあそれを解決するためのものを作るとき、やっぱりそれを最後形にして実現できるのはEngineerの人たちなので、アイデアから実物まで、一連のすべての流れを体験することで、テクノロジーの魅力に気付けたら良いなと思っています。


それでは、ダンボールの底が抜けそうになってやり直し途中になっている荷物たちと再びにらめっこしてこようと思います(^^;)
Moi!!

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