Kanna

フィンランド・アールト大学への留学(2022-2023)を期にnoteを始めました。 先人たちの知恵である「鎮守の森」を生かした都市設計について研究しています。

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フィンランド・アールト大学への留学(2022-2023)を期にnoteを始めました。 先人たちの知恵である「鎮守の森」を生かした都市設計について研究しています。

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  • ごにょごにょ、うだうだ

    あーだこーだと考えているとりとめのないことをつぶやくマガジンです。

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    日常生活、お出かけ、内省など何でも。毎日の終わりに今日1番書き残したいと思ったことをそのまま書いてます。

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    フィンランド内でお出かけしたときの記録!

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    フィンランドにあるアールト大学(Aalto University)の勉強、学生生活、キャンパスなどなどを交換留学生が紹介するマガジンです。

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フィンランドで見つけた素朴で確かな幸せ

この間の週末何してたかっていうと、デザインの学生がやってるマーケットでハンドメイドのアクセサリーやオーナメントを眺めて、ワップの後のキャンパスのゴミ拾いのイベントに参加して、そのアフターパーティーでビール片手にバーベキューをしてサウナに入って、友達とラーメンを作って食べて、寝た。 つまり、マーケットに並ぶ繊細で美しい雑貨に癒やされて、晴天の春の森の中でのゴミ拾いで心身ともにリフレッシュして、そのお礼でサウナに入ってちゃっかり美味しいマッカラ(フィンランドでバーベキューで焼いて

    • 祭りをするのは、何のため?

      この間、あるお祭りのボランティアに参加しました。 そのお祭りは、小さな集落の中を練り歩きながら行うもので、 観覧客もそれを追いかけるように歩きながら観覧をします。 とにかくびっくりしたのは、8,9割といっても多過ぎないほど、 外国人の観光客が多かったこと。 ところが、歩きながら観覧をするというのはあまり馴染みがないからか、 (それは日本人でもそうですねw) 勝手がわからず、思っていた祭りとは違うと感じた人もいたようです。 で、帰路の誘導をしていたとき、 私「まだ祭りに残

      • 心の糸が切れる前に

        京都に移り住んで、文字通りあっ、という間に1ヶ月近く。 始まるやいなや終わりが見えるほど、 飛ぶように過ぎていく日々です。 京都にいる間、やりたい研究、読みたい本、いきたい場所、会いたい人… 「〜たい!」 があり過ぎて、 体がいくつあっても全部はこなしきれないとすでに悟り始めています(笑) ・ そんな今、ふとフィンランドで過ごした留学生活の1年を振り返って、 そんな「〜たい」を次々と実現する日々の中に、 ふとそこから離れる時間が自分には必要なことを思い出しました。 フ

        • 「色」が好きな話

          はからずも、3回続けて自分の「好き」についての記事。 今日は、そういえば私って「色」が好きだなあっていう話。 幼稚園くらいのときから、文房具とかの色に対するこだわりがすごかった記憶があるし、 中学の国語のスピーチの授業で、まさかの「青が好き」というテーマで3分話したり(我ながら癖強い())、 パソコンでのグラフィックデザインにハマったのも、あらゆる色を表現できることに惹かれたからだった気がする。 ○○色がとっても好きです!っていうことじゃなくて、 色に対するアンテナが発

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          心の本音に耳を澄ます

          今振り返れば、街づくりや地域づくりに興味を持ち始めてから かれこれ7,8年ほど。 1番初めのきっかけは、笑っちゃうくらい単純で、 当時母親と一緒に見ていたナポレオンの村というドラマに感激したこと(笑) もともと祖父母が田舎に住んでいたのもあって、 自然や田畑に囲まれた環境が好きだったというのもあるのかもしれないけど、 人口減少や後継不足でそんな場所が失われつつあることを知ったり、 そんな地域を守りたい!という思いを明確に持ったのはそのときだった気がする。 そのままその領域に

          心の本音に耳を澄ます

          自分の「好き」に自信を持つ

          この10月から、正式に大学院で研究生としての生活が始まりました。 研究生は授業への参加はないのですが、 毎日研究室に通って自分の研究を続けています。 特に同期がいるわけでもないので、 大学に通うといっても比較的人と喋る時間は少ない毎日。 またまた悶々と考えてしまう時間がたっぷりできてしまいました(^^;) それで最近考えている(しまう)のが、 「自分にとって、本当に心躍ることってなんだろう?」 ってこと。 私は基本的に常に動き回っていないと落ち着かないタイプなので、

          自分の「好き」に自信を持つ

          今こそ、オートノミーを求む?

          人に何かを伝えたり、話したりすることがあまり得意ではないので、 まとまらないなりにも無理やり筆をとってみむとしているところです。 最近、 “計画しない”、”分からなさ”、”自然発生的”、"目標を決めない" などなどの言葉を頻繁に耳にしたり、脳裏に浮かんだりします。 なんというか、人間ってめちゃくちゃ頭が良くてなんでもできちゃうので、 ついついその脳みそをフル回転させて完璧な計画を作り、 それを遂行することが物事の基本的な進め方のように思われている節が結構あると思うのですが

          今こそ、オートノミーを求む?

          とりあえず筆をとってみる|都市と社叢のお話①

          ずーっと書こう書こうと思いながら、何から書き始めれば良いか迷い続けて、なんだかんだ1年近くが経ってしまいました。 私は「都市の森」の研究をしています。 その森の中でも特に興味を持っているのが、社叢(しゃそう)とか、鎮守の森、と呼ばれる、神社の境内にある緑地。 なかなか耳慣れない言葉ですが、少し話をすると興味を持ってくださる方がたくさんいます。 そんな都市の森の話について、そもそも社叢って何?、どんな風にすごいの?、どんな問題があるの?などなど、少しずつ書いてみようかなあと

          とりあえず筆をとってみる|都市と社叢のお話①

          エゴと本能の境目

          これまでエゴと聞くと、なんとなく「利己的」とか「自分勝手」のようなネガティブな言葉を連想していた。そして、人間のエゴの総体が、今の地球環境問題の根源でもあると思っていた。 だけど、本当にそうだろうか? お腹いっぱい美味しいものを食べたい、 居心地が良い空間で暮らしたい、 快適な服装で過ごしたい。 どれも、本能的に湧き上がる欲求であって、ある意味生物的な本能の一部なんじゃないかと思う。 だとしたら、こういうエゴを抱いてしまうことは人間だけに特別な話ではないし、エゴと本能は紙

          エゴと本能の境目

          人が自然の一部として生きるということ

          「社叢(鎮守の森、神社の境内林)の研究をもう少し続ける!」と決断し、最近関連分野の学会の大会に参加してきました。 その大会のシンポジウムが 東日本大震災からの復興の過程で海岸の植生がどのように再生されてきたか についてだったのですが、"人間が自然の一部として生きる"ということが一体何を意味しているのか、とても考えさせられるテーマだったので書き記しておこうと思います。 ・ ・ シンポジウムは、東日本大震災で津波によって大きな被害を受けた東北地方の海岸部のマツ林が復興の過程でどの

          人が自然の一部として生きるということ

          小笠原紀行⑤|最終日にしてようやく海へ

          長旅に思えた今回の旅も、あれやこれやと動き回っているうちに、あっという間にもう終盤。今日はついに、小笠原の海に出かけます! この日も1日ツアーで巡りました。これまたガイドさんが同行していないと入れない島があることや、私がシュノーケリングに不慣れなので1人よりツアーの方が安心だと思ったからです。 というわけで、ツアーのボートに乗り、まずはその名の通り父島の南に位置する南島に向かいます。 南島の周りは岩場が続いていて、風や潮位によって上陸できないことも多くあるのだそう。この日は

          小笠原紀行⑤|最終日にしてようやく海へ

          小笠原紀行④|湿った高い木の母島

          今日は朝から母島へ行ってきました! 母島は、母島丸という船に乗って父島からさらに南に2時間行ったところにあります。 朝7:30の船に乗るために港に行くと、すでに他のお客さんがちらほらと待合室で待機していました。母島にも宿はありますが、船で会った他の観光客と話している限り、観光で母島を訪れる方は日帰りの方が多いような印象でした。宿の選択肢が少なかったり、間に母島の宿泊を入れてしまうと父島の宿が取りにくくなってしまったりするのが理由のようです。 というわけで、私も今回は日帰りで

          小笠原紀行④|湿った高い木の母島

          小笠原紀行③|乾いた低い木の父島

          今日は父島滞在2日目。 といっても、昨日の昼前に船で入島したので、朝から父島で過ごすのは今日が初めて。 滞在先がホステルだったので炊飯器か鍋が使えるかなと思ってお米を持ってきたのですが、今回のホステルは電子レンジとトースターしか使えないということで∑(゚Д゚)電子レンジで炊飯にチャレンジ・・・! しばらく浸水させて、かるーく蓋をしてしばらく電子レンジにかけると、若干芯は残りましたがかなり良い感じで炊けました。留学時代、スリコ(300円ショップ)のお米が炊けるタッパーを重宝し

          小笠原紀行③|乾いた低い木の父島

          小笠原紀行②|ついに父島に上陸!

          朝4:30。 おが丸での船内泊から目覚め、日の出を見るためにデッキへ。 が、今日は日の出の方向のデッキは閉鎖されていました。後から島の人に聞いた話によると、海が時化ている日や風が強い日はデッキが閉鎖になるそうです。 というわけで、窓越しながらに美しい朝日を拝みました。 二度寝して目覚めると、もう船は父島に接近していて、下船態勢に入りかけていました。酔わないか、飽きないかと心配していた24時間の船旅も、何もせずぼーっと過ごしていたら案外あっという間。 下船すると、二見浦で早速

          小笠原紀行②|ついに父島に上陸!

          小笠原紀行①|1000km先の東京へ

          今日から1週間、小笠原の父島に旅に行ってきます! 1週間といっても、唯一のアクセス手段のフェリーで24時間かかるから、実質父島に滞在するのは中3日。長いようで短い1週間だけど、人も景色も動植物も、新しい出会いのたくさん詰まった旅になることでしょう! 朝11時発のおがさわら丸に乗るために、竹芝客船ターミナルへ。 ターミナルはそこまで広くないけど、お土産屋さん・コンビニ・駅弁ならぬ船弁の出店・自動販売機など、乗船前後にニーズのありそうなお店は一通りある。 10:30頃になると

          小笠原紀行①|1000km先の東京へ

          関西旅行ハイライト③〜熊野〜

          さて、今回の旅の目的である熊野古道に行ってきた話。 宿に着いてから調べていたら、熊野までの公共交通機関はあるものの、乗り継ぎが悪く、車のない私が自力で行くにはかなり難しいことが判明(なぜゲストハウスを予約した時に行けると思ったのかいまだに不明)。 割と絶望していた時に現れた救世主が、それまで意気投合していたニュージーランド人。「君が行くって言ってた場所、僕も行きたいから一緒に行く?」と声をかけてくれて、思わず飛び跳ねそうになってしまった。 いくら意気投合していたとはいえ、正

          関西旅行ハイライト③〜熊野〜