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【島×仕事】ワーケーション@喜界島 ミニマルな暮らしが実践出来る島(前編)

2020年末からの新型コロナウイルスの影響で、通勤をして仕事をするスタイルから、在宅等の人との接触を極力控えるリモートワークに移行をした人も多いのではないでしょうか。

私もそんな1人となり、転職も相まって「ワーケーション」や「多拠点生活」というような働き方が少しずつ気になってきました。特に私の場合はダイビングなどの海で遊ぶことが趣味で、週末や好きな時にサクッと海に遊びに行ける島で暮らしてみたいと思うようになり、ちょっとしたご縁があったので、4ヶ月ほど奄美大島の隣の島「喜界島」にプチ移住をすることになりました。

私なりの「ワーケーション」をするための条件とは?

①リモート対応可とクライアントの理解

私の場合は喜界島での仕事もあったので、100%リモートワークという形ではありませんでしたが、島の仕事の他は、NPOのキャンペーンのサポートや、サステナビリティ事業の広報、ウェブメディアの企画等、全てリモートで対応できる仕事でした。

いつでも、どこでも、自分の時間を自由にコントロールしながら仕事をしたいと思っていたので、そもそもその条件に合った仕事を選んでいたのもありましたし、お仕事をいただくクライアントさんの理解もあり成り立っていました。

②絶対に譲れない通信環境

フルリモートでの仕事の「命」、通信環境。島でも沖縄本島や石垣島、奄美大島、伊豆大島など市街地であれば特に困ることは無い(勝手にUQ WIMAXのエリア内だと十分と思っています)のですが、喜界島で住んでいたところは、市街地からも離れた集落で、UQ WIMAXはエリア外、というやや不安な場所。しかし、通信が無いと何も出来ないのでLTE対応をしているwifiを契約しました。

結果、私のように基本メールやオンライン会議がメインの仕事であれば通信スピードは問題無かったのですが(たまに遅いなぁ〜と感じましたが)、ウェブ系のお仕事など通信量が多めの方にとっては通信スピードが遅すぎるようで辛そうでした。(エンジニアの友人が長期滞在に来た際には通信状況が辛そうでした😭)

スピードやオンライン会議のスムーズさなど安心できる「通信環境」という点では、喜界島はかなりエリアが限定されてしまいそうです。

こんなどよーんとしたお天気の時はたまに通信状況が悪くなったりしますからね(涙)

③個室と静かな環境

守秘義務のある情報を扱うこともあり、オンライン会議では個室かつ、静かな環境は必須。島の仕事ではなかなかそういう場が確保できずな時もあったので、重要な会議の時には借りていた家(徒歩5分)に一時的に戻って参加していたり、もはや屋外で対応しているときもありました。

ここは複業をされ、外出がある方とは同じ悩みのような気もします。、喜界島のお隣の奄美大島はワーケーションに結構力を入れているようで、コワーキングスペースなども充実していそうでした。

ここは島だからとかではなく、外でもお仕事をされる方であれば同じ悩みのある方も多いかもしれません。今思えば車の中で対応する、というのも考えられたかもしれません。

一軒家、ガレージ、お隣の親切なおばぁ付きの物件

島では居酒屋のおかみさんのご好意で、ご実家を一時的にお借りしていました。一軒家のガレージ、家電、お隣りの親切なおばぁ付き、海まで10秒の物件です。

島ぐらしが初めての私にとっておばぁの存在はとても大きくて、台風で不安な時にも声をかけてもらったり、畑で取れたお野菜や、お刺身、そうめん、お料理上手なおばぁが作った味噌ピーナッツや佃煮、フツムッチー(月桃の葉に包んだお餅)、葬儀で余ったお弁当(!!)まで月の食費の半分くらいは助けてもらいました。

私も喜界島に来る前には「島のおばぁと仲良くなりたいなぁ」なんて思っていたので、とっても嬉しかったです。おばぁはよく登場するのですが、おじぃの存在感はほとんど感じなかったのは、シャイな方だったのかしら(笑)

「ま、いっか!」超マイペースな島ぐらし

幸いなことに(?)、ある程度清潔感のある環境であれば、必要最低限のもので多少サバイバル的にも生きていける人間なので、結構「ま、いっか!」で暮らしていたことは多かったです。

お買い物事情で言えば、コンビニのように24時間空いているお店は無いし、街のスーパーまでは車で20分はかかるし、通販は早くても5日くらいはかかる。ATMも開いている時間は限られている(でもPay Payは主要な場所ではほぼ使えます)。

「いつでも」「どこでも」みたいな考え方は一切通用しません。だから、一方では、●曜日にお買い物に行く、郵便局に行く、など計画性のある暮らしだったのかもしれません。

海と自然好きの私が何よりも充実していたと感じたのは、仕事帰りに海に夕日を見に行ったり、日が長い時にはダイビング(!)にも行ったり、美しい島の自然を好きな時に楽しむことができることでした。

「今日は空がとても綺麗だから仕事帰りに夕日を見に行こう!」なんて埼玉では考えもしなかったです。そしてこれがこんなに贅沢な時間であることも。

新しい経験をすれば当然新しい価値観も生まれ、その価値観の積み重ねから確信や自信や幸せにつながっていく。

後編では、島暮らしで変わった価値観を少し深めるような記事を書いていきたいと思います。



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