「腹式呼吸」を習慣にすることは、日々のストレスケアにつながる。【これからの免疫力を高める習慣9】
呼吸によって免疫力を高める生き方、始めてみませんか?
前回は、「ゆっくり呼吸」で自律神経のバランスを整えることが免疫力の低下を防ぐということについて述べました。
日々、ストレスによって交感神経ばかりが優位になり、呼吸が浅くなってしまっている時は、そのつど、あえてゆっくりとした腹式呼吸を心がけてみることが、ストレス対策のために効果的だと考えられます。
もちろん、腹式呼吸が胸式呼吸よりも優れているというわけではありませんし、呼吸を深めるためには腹式呼吸だけを実践していれば良いというわけでもありません。
しかしながら日頃、精神的なストレスを感じてイライラしたりドキドキしたりすることが多いという場合は、自律神経のバランスを整えるために、あえてゆっくりとした腹式呼吸を行なうようにするのがオススメなのです。
このことに関して、前出の『病まないための細胞呼吸レッスン』のなかで、根来秀行医師は、
とし、また、
と説明しています。さらに、
と述べたうえで、
としています。
4・4・8呼吸のやり方
1
「ラクな姿勢で椅子に座り、おなかの動きに意識を向けやすいように、へその上に軽く手を置く。
準備として、腹式呼吸を2~3回繰り返し、鼻から息を吐ききる。」
2
「4秒かけて鼻から息を吸う」
3
「4秒息を止める」
4
「8秒かけて鼻から細く長く息を吐く。おなかを絞るようなイメージで。2~4を4回繰り返す。」
(根来秀行『病まないための細胞呼吸レッスン』 105頁より抜粋)
ちなみに根来秀行医師はこの「4・4・8呼吸」について、「途中で4秒息を止めることで、浅い呼吸で大量放出された血中二酸化炭素を正常に戻します」とし、また、
「こうした術を知っておけば、ストレスへの耐性がつき、緊張する場面でも呼吸を乱さず、リラックスして平常心で対処できるようになります」
と述べています。
今回は、あえて行う腹式呼吸は、日々のストレスケアにつながるということについて書きました。
日々の生活のなかでストレスフルな状況(≒不確実)にさらされると、緊張したり慌てたり焦ったりして、心拍数が高くなってしまうことが多い💦……(私自身がそうだったのですが)そういう場合は、「4・4・8呼吸」などを参考に、そのつど、ゆっくりと腹式呼吸を実践することで心を落ち着かせてみてはいかがでしょうか?
もし腹式呼吸の実践が習慣になれば、そのことが慢性的なストレスによる免疫力の低下を防いでくれることは十分考えられるのです。
次回へと続きます😊
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