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<空腹力>がミトコンドリアを元気にする・増やす。

前回は、ミトコンドリアを元気にするための食事術について述べましたが、もうひとつ、ミトコンドリアを元気にするための食事術があるとしたら、それは「空腹力」を活かすことです。


空腹になると体はミトコンドリアを増やそうとしてくれますし、空腹を感じてから食べたほうが美味しく感じられます。

また、お腹が空いている時に、イーティング・マインドフルネスで少量の食べ物をよく味わうようにしてゆっくりと食べると、食べ物に対して感謝の気持ちを抱くことも出来ます。


一方、からだが必要としていないのに、いつも必要以上に食べ過ぎてしまうことは、肥満の原因になりますし、消化のためにも余分なエネルギーを費やすことになってしまいます。

そのため、普段、食べ物は、空腹を感じてから適度に食べたほうが良いのです。


しかし、とはいうものの、ダイエットやアンチエイジングにこだわるあまり、食事をきちんと摂らないでエネルギー不足に陥ってしまったり、ストイックに食べないことが精神的ストレスになったりしてしまえば、そのことは本末転倒だといえます。


健康や美容のために腹八分や腹七分といった少食を心がけることは大切ですが、断食/ファスティングなどを徹底するあまり、痩せすぎてしまうと、そのことも寿命を縮めてしまう可能性があります。

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実際、太田成男氏の『体が若くなる技術』によれば、内蔵脂肪を溜め込んだ「メタボ」は深刻な生活習慣病を引き起こしてしまいますが、実はコレステロールの少ない痩せすぎの人も、死亡率が高いそうなのです。

さらに死亡率は年齢が関係しており、メタボにより糖尿病になる平均年齢は約五〇歳で、やせすぎにより死亡率が高くなるのは男性だと七〇歳から、女性だと七五歳であるといいます。

したがって、太田氏は、六五歳以下では、食べ過ぎて内臓脂肪をため込むのを避け、生活習慣病にかからないようにする必要があるとし、六五歳を過ぎたら、今度は食べ過ぎる必要はありませんが、栄養たっぷりの食事をとって体力をつけることで、やせすぎによる筋肉の衰えを避けたほうが良いと述べています。

さらに、空腹を感じることとやせすぎの予防は、年齢を意識して毎日の生活に取り入れることによって、体の変化にあわせた健康法になるのだと言います。


今回は、空腹力がミトコンドリアを元気にするということについて述べましたが、適度に空腹を感じてからゆっくりと食べるようにすることは、ミトコンドリア健康法のうちのひとつなのです。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪


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