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マルチタスクや注意力散漫/心のイライラ・ざわざわにマインドフルネスは効果的。

インターネットやスマホで便利な生活を送れるようになったとはいえ、近頃、情報が多過ぎて、どうしても一つのことに集中できず、注意力が散漫になってしまうことはありませんか?

そんなときは今の瞬間に気づくマインドフルネス瞑想やヴィッパサナー瞑想を、毎日の習慣としてライフスタイルにとりいれてみるのがオススメです。

このnoteで述べようとしていることは、マインドフルネス瞑想を実践することで、自分自身のなかにある雑音に気づき、あえて「何もしない」という選択をしてみるということです。


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いまの世の中は、現代思想(2018年11月号)が特集するように、<「多動」の時代>だと言われたりしますが、実は私自身、本を読んでいる間、何かを思いついたり、知らない情報に出会ったりすると、ググりたい衝動に駆られるなど、脱線したり寄り道したりしてしまうことはよくあります。

そういう意味では、以前よりも分厚い本を読み続けるための集中力を維持することが難しくなっています。


ほかにも、やりたいことが多すぎて毎日の自分を忙しくしすぎると、「あれもしなくちゃこれもしなくちゃ」と思っている間に、そもそも何をしようとしていたのか忘れてしまい、いつの間にか、元の道に戻れなくなることは多々あります💦。

つまり、これはあくまで自分自身の経験ですが、あれもこれもを同時にこなす「マルチタスク」のような状態になると、ひとつのことに対して集中し続けることが難しく、しかも、結局自分はそもそも何をしたかったのか、最初の目的を忘れやすくなってしまうのです。


マルチタスクについては賛否両論があるかもしれませんが、仕事に関していえば、経験上、同時にいろいろなことに中途半端に手を出して結局どれも片付かないでいるよりは、一つの仕事に集中して、ひとつひとつを確実に終えていったほうが効率がいいですし、達成感も得られるように思います。


マルチタスクは「低量だが有害なストレスをつくり出すもとになる」。

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ちなみに前回のnoteでは、『テロメア・エフェクト』(NHK出版)を取り上げ、ストレスの健康長寿の関係について述べましたが、その『テロメア・エフェクト』には、

「マルチタスクによって自分の注意をばらばらに切り裂くことは、気づかぬうちに、低量だが有害なストレスをつくり出すもとになる」

という、一節があり、マルチタスクの状態が続くことは、何となくイライラしてしまう原因になることが窺えます。


 マルチタスクによって自分の注意をばらばらに切り裂くことは、気づかぬうちに、低量だが有害なストレスをつくり出すもとになる。ほとんどの人々は、自分の心が大半の時間どこかにさまよい出すのを止められない。ある種の心のさまよい方は、創造の源泉すらになる。だが、過去をネガティブに思い返すばかりなら、おそらくあなたは悲しい気持ちになる。それは、静まっていたストレスホルモンをわざわざ煽り立てる危険すらある(略)。ネガティブな心のさまよいが、目に見えない葛藤の源泉になりうることは、徐々に明らかになってきている。

(エリザベス・ブラックバーン、エリッサ・エペル 著 森内薫 訳『テロメア・エフェクト』 NHK出版 p136)


マルチタスクでざわめく自分自身を、マインドフルネスで客観的に観察。

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また、やらなければいけないことがあまりに多すぎるとなると、どうしても心がソワソワ/ザワザワし、落ち着きがなくなってきますが、そういう時、私はマインドフルネス瞑想やヴィパッサナー瞑想を実践することで、ざわめく自分自身を観察し、いまの状態に気づくようにしています。

たとえば、


◆YouTubeで動画を見る

◆インスタなどのSNSに投稿する

◆Netflix (ネットフリックス) で映画やドラマを視聴する

◆スマホでオンラインゲームをする。


など、一度始めるとやめられない、様々な楽しい選択肢を選べる時代になりましたが、マインドフルネス瞑想を始めることで、自分自身のなかにある雑音に気づき、あえて「何もしない」選択をすることは、マルチタスクのようにあれもこれもこなさなければならないように感じられる情報過多社会では、有効であるように思うのです。


そしてマインドフルネス瞑想によって、あえて、いつも行っていることをやらない無為の時間を過ごしたあとで、本当に今、自分がやりたいこと/すべきことに気づき、そのことを選択してみるのもアリだと思います。


マインドフルネス瞑想を実践する習慣は、マルチタスクな自分と向き合ったり、呼吸に気づくことで注意散漫にならず、集中力を鍛えたりするためにオススメなのです。


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 雑音に耳を貸さないことで、沈黙と孤独の場所が開かれる。静寂の中では、自己の深層からの声が聞こえるようになる。そうした場所で、自分自身を信じて人生の大きな決断と日常の小さな選択を行ない、人生を方向づけることができる。「断食」のあいだ、私たちは気を散らすものを捨て、静寂を探し求め、その中で真実を知る。

(クリスティーナ・クルック『スマホをやめたら生まれ変わった』 安部恵子 訳 p72)



ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

以下はマインドフルネス瞑想に関する有料記事ですが、途中まで無料で読めますので、よろしければご覧ください(^^♪


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