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竹に穴を空けただけの素朴な和楽器「篠笛」全国各地の「ご縁を頂いたお宮さん(神社)」にて…

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竹に穴を空けただけの素朴な和楽器「篠笛」全国各地の「ご縁を頂いたお宮さん(神社)」にて、神様に篠笛での「奉納演奏」を致します。「献笛」させて頂きましたお宮さん(神社)の歴史やエピソードなどご神職のお話を交え、筆者の視点で「note」に書留める「献笛紀行」です。

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  • ◆献笛紀行◆東山道編◆NextTime~

    ◆~献笛紀行◆東山道編~◆東山道の一宮へ・・ 他、是非訪れてみたいお社へ参ります。

  • ◆献笛紀行◆畿内編◆NextTime~

    ◆~献笛紀行◆畿内編~◆畿内の一宮へ・・他、是非訪れてみたいお宮へ参ります。

  • ◆献笛紀行◆九州編◆

    ◆~献笛紀行◆九州編~◆ 筥崎宮・高良大社・宇佐神宮・西寒多神社・阿蘇神社・鹿児島神宮と「西海道一宮」と御許山奥宮や佐賀の祐徳稲荷神社へ、そして古事記に登場する、高千穂の天岩戸神社・高千穂神社など参ります。

  • ◆~篠笛紀行◆番外編~◆No.1

    ◆~献笛紀行◆番外編~◆神社へ行こう!「お作法」&「豆知識」ets~◆「現地情報」のまとめ。

  • ◇◇動画(ムービー)◇◇

    参拝や献笛奉納先の「神社ムービー」&「イメージ動画」など、筆者撮影及びリンク先の動画の紹介。

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「献笛紀行」はじめに・・

「献笛」とは?・・聞きなれない方も 多いかもしれません。「献笛」とは 神様に「笛の音を献上」(奉納)する 事で、神社に正式参拝された経験の ある方は目にした事があるかと思いま すが、ご神職の太鼓や巫女さんの舞な どもそれで、また、参拝者がお神酒 などを御神殿に献上するのとも同じ く「笛の音」を神様に楽しんで頂く (献上)するというものです。 御神楽や雅楽とは少しスタイルは違い ますが「篠笛」といえばお囃子の イメージを持つ方も多いと思います。 お囃子は「はやし立てる」とい

    • 「献笛紀行」日光東照宮(栃木)

      令和5年7月16日、栃木県日光市に 御座います国宝で世界遺産でも御座 います「日光東照宮」にて正式 参拝と「奉納献笛」に参りました。 当初,日光には二荒山神社(補陀落神社) に参拝と奉納献笛をさせて頂きたいと 思っておりましたが、ご縁有りまして 皆様ご存知の徳川家康公が東照大権現 として祀られております、此方の日光 東照宮に参りました。二荒山神社の方 へはまた新たに機会を設けまして、 お伺いさせて頂けたらと思っており ます。 16日の奉納献笛に辺り、前日から 鬼怒川に前

      • 「献笛紀行」賀茂別雷神社 「上賀茂神社」(京都)

        令和4年9月19日、京都市北区賀茂本山 に御座います。賀茂別雷神社(上賀茂神社) にて、「奉納献笛」に参りました。 賀茂別雷神社(以下、賀茂社)には2015年 に神道国際学会のフィールドワークにて 参拝に訪れた事もあり、当時からお世話 になっております、神道国際学会の理事 長であり金光教春日丘教会長でもある 三宅善信先生にご相談致しまして賀茂社 の田中宮司様に「奉納献笛」の企画を ご了承頂きました。この場をお借り致し まして、御礼申し上げます。 筆者が本州の奉納献笛で、先ず

        • 「番外編」 滝行と篠笛

          静まり返った森に聴こえる滝水の音と、極寒の 水面に映るのは鏡の様な冷たさ。 そっと指先から入り、冷水を拾い身体に掛け流す。 刺す様な冷たさと同時に全身に震えがくる。 ギュッと身体に力を入れ禊祓詞、そして滝へと 身を投じる。次第に滝水の音が消え、やがて 自分の中の奥の奥へ、深く、深く、入り込み、 ひとつの空間が生まれてくる。時が止まるのだ… 暫くすると我に返り、あの激しい滝水の音と共に 冷水が全身を叩きつける。そこでタイムリミット。 静かに滝から離れ上がる。そうすると今度は

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        「献笛紀行」はじめに・・

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          1本
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        • ◆~篠笛紀行◆番外編~◆No.2
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          「献笛紀行」 西寒多神社 (大分)

          2020年6月14日、大分県大分市寒田に御座います 西寒多神社へ「奉納献笛」に参りました。 西寒多神社の創祀は応神天皇の時代とされており 御神山は西寒多山の本宮神社が奥宮としています。 奥宮に登るには2時間ほど時間を要すため、今回は 奥宮には参拝せず、本殿のみの参拝となりました。 まずは万年橋を渡りながら、樹齢450年と言われる 藤の木を眺めながら本殿へ向かいました。 参拝時期が藤の花の満開になる時期とズレていた為 拝見する事は叶いませんでしたが、シーズン時の画像 が御座

          「献笛紀行」 西寒多神社 (大分)

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          時織(TOKIORI)by SADOオリジナル

          四季を重ね時を織る。時織(TOKIORI) 御許太古の道より。〜 大分県の御許山にある、大元神社 (宇佐神宮奥宮)にて生まれました 『時織TOKIORI』〜季節を重ね 時を織る〜御許山太古の道より〜 「作曲SADO :編曲KOHKI:演奏SADO」 「宇佐神宮」から南へ約5キロほどの 所にある御許山の古道を登ると、 そこには「大元神社」の拝殿がある。 拝殿の奥の鳥居からは「禁足地」と なり、人が入る事が許されません。 山頂には三つの大きな磐座(巨石)が あるとされています。

          時織(TOKIORI)by SADOオリジナル

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          「言霊と音霊」そして「祈りと感謝」□番外編

          「しきしまの倭(やまと)の国は言霊のたす くる国ぞまさきくありこそ(万葉集から)」 日本は「言霊の幸う国」であり、美しい言葉 で幸せをもたらす「言霊」の国.... そして、笛の音や鈴の音、拝礼作法の拍手の 音も邪気や魔を祓い退ける「音霊」であり、 神様に捧げる調も「音霊」であります。 「言霊と音霊」そして「祈りと感謝」 何を祈り、感謝をするのか.... おおまかな言い方になりますが、それは 「天下泰平の世を祈り、森羅万象に感謝する」 実は最もシンプルでいて、最も難しい

          「言霊と音霊」そして「祈りと感謝」□番外編

          「献笛紀行」紅葉八幡🍁 (福岡)

          令和3年11月30日、福岡県早良区高取に 御座います紅葉八幡へ「奉納献笛」に 参りました。紅葉八幡さんへは以前、 筆者が所属しておりました奉仕団体主催 のチャリティ演奏会の会場として使用 させて頂く為の視察へ参った事があり 紅葉八幡氏子総代様からのご縁で、 平山宮司様御子息の平山禰宜様から 紅葉八幡と平山家のお話しをお聞きする 機会に恵まれました。 この紅葉八幡宮の始まりは平安時代。 陸奥国柴田郡から福岡へやってきた 柴田氏の守り神として勧請されました。 室町時代になると柴

          「献笛紀行」紅葉八幡🍁 (福岡)

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          番外編『紅葉』

          令和3年11月30日福岡市高取の早良の総守護『紅葉八幡』さんでの「奉納献笛」は、お宮さんのお名前に因みまして、唱歌「紅葉」もプラスしまして、2曲奉納させて頂きたいと思っております。(動画はPCから聞こえる伴奏に合わせて笛を吹きiPhoneにて録音するだけというアナログな方式。画像は数年前の光明禅寺)

          番外編『紅葉』

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          「献笛紀行」 筥崎宮 (福岡)

          令和2年6月5日、福岡市東区箱崎に 御座います筥崎宮へ「奉納献笛」 に参りました。この筥崎宮は大分県 宇佐市の「宇佐神宮」京都府 八幡市の「石清水八幡宮」と「筥崎八幡宮」 を三大八幡宮と呼ばれており、参拝者数も 太宰府に御座います、太宰府天満宮と共に、 全国的にもご参拝者の多い神社としても有名です。 博多(福岡)には博多祇園山笠が御座い ます。博多祇園山笠は博多区に御座います 櫛田神社のお祭りですが、山笠の舁き手が身の 清めのための真砂を箱崎浜で取る「お汐井とり」 はこの筥

          「献笛紀行」 筥崎宮 (福岡)

          「献笛紀行」 阿蘇神社 (熊本)

          令和2年4月24日に熊本県阿蘇市に御座います、 肥後國一宮阿蘇神社にて、正式参拝と「献笛」 奉納をして参りました。阿蘇神社と言えば、 2016年(平成28年)4月14日に震度7を観測 する地震が発生し、日本国内の震度7の観測 事例としては、4例目(九州地方では初)の 地震でした事は記憶に新しく、熊本県益城町 や熊本城、そしてこの阿蘇神社の楼門や拝殿 と倒壊の被害が起こり、数多くの死者や負傷 者が出ました。 熊本地震の4年後に、阿蘇神社にて正式参拝と 献笛を奉納することが決ま

          「献笛紀行」 阿蘇神社 (熊本)

          「献笛紀行」宇佐神宮 (大分)

          令和元年8月31日に宇佐神宮「奥宮」である 御許山に献笛に参りまして、その足で 宇佐神宮での献笛の予定でしたが、何かの 手違いだったのでしょうか、その日は、明日 9月1日に宇佐神宮「能舞台」で奉納演奏会に ご出演の篠笛アーティストの方の、比売神様 への奉納献笛が予定されており、わたくしも その後に奉納献笛をする事になっておりまし たが、その日はご辞退致しまして、翌年開けて すぐに、正式に御本殿での奉納献笛をさせて 頂く事となりました。 さて、この「宇佐神宮」は全国の八幡宮の

          「献笛紀行」宇佐神宮 (大分)

          □番外編 仏教から神道への改宗

          元来、仏教のご縁もあり、祖母が地元では 有名な祈祷師だったのですが、幼い頃から 祖母とお弟子さん達と一緒に、「篠栗参り」 や「四国参り」に連れられたり地元にある 霊山「英彦山」にある「英彦山神宮参拝」や 英彦山での修験道の火渡りなど、祖母達と 一緒に行っていたりと、そんな幼少期でした。 神仏に触れる機会が多かった為か、祖母の 血を色濃く引いているのか、幼い頃から 人の目には見えないものを感じたりする、 ちょっと風変わりな子供だった様な気が します。色々な不思議な体験も沢山経

          □番外編 仏教から神道への改宗

          ◻️番外編◻️「うまくいく守」

          昨年8月に佐賀県鹿島市にある日本三大稲荷 の1つ「祐徳稲荷神社」に「献笛奉納」を 致しました。この「祐徳稲荷神社」にある 「うまくいく守」という、御守りがあるの ですが、この御守り、実はご利益が高く今や 「知る人ぞ知る」御守りとして、人気を集め ています。筆者も十数年前から買い求めて いて、いる御守りですが、この御守りでの エピソードがあり、その1つをあげてみたい と思います。 十数年前、この御守りを買って数日くらい 経った時だったと思います。仕事柄、個人 から古びたホーム

          ◻️番外編◻️「うまくいく守」

          ◇篠笛紀行◇番外編◇神社といえば「まつり」なかでも「生活の中のまつり」とは・・年中行事と通過儀礼

          日本の「まつり」には、様々な「まつり」 がありますがその中で「生活の中の まつり」があり、私達の生活の、1年を 周期としての「年中行事」と個人の成長 過程に伴う「通過儀礼」があります。 「帯祝い」に始まり「お宮参り」や 「七五三」などの「通過儀礼」や1月7日の 「人日(七草がゆ)」3月3日の「上巳 (ひな祭り)」5月5日の「端午(節句」 7月7日の「七夕」などの「年中行事」が あり、「夏越しの祓」もこの「年中行事」 にあたります。 誕生前の行事で「帯祝い」は懐妊5ヶ月目の

          ◇篠笛紀行◇番外編◇神社といえば「まつり」なかでも「生活の中のまつり」とは・・年中行事と通過儀礼

          「献笛紀行」御許山「奥宮」(大分)

          大分県宇佐市の「御許山」にある宇佐神宮 「奥宮」宇佐神宮本殿に参りますと、本殿を 背に「御許山」を眺める朱の窓があり「奥宮」 を拝す事が出来ますこの窓の外にそびえ立つ 「御許山」9合目にある宇佐神宮「奥宮」 大元神社の拝殿に参りました。 この御許山「奥宮」は禁足地であり、拝殿 から鳥居の先は何人たりとも入る事が出来 ません。そこら中に「有刺鉄線」が張り めぐらされ、ここから先は「神様の領域」 の「奥宮」には3つの大きな巨石(磐座)が あると言われており、この「神様の領域」に

          「献笛紀行」御許山「奥宮」(大分)