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「献笛紀行」日光東照宮(栃木)

令和5年7月16日、栃木県日光市に
御座います国宝で世界遺産でも御座
います「日光東照宮」にて正式
参拝と「奉納献笛」に参りました。

当初,日光には二荒山神社(補陀落神社)
に参拝と奉納献笛をさせて頂きたいと
思っておりましたが、ご縁有りまして
皆様ご存知の徳川家康公が東照大権現
として祀られております、此方の日光
東照宮に参りました。二荒山神社の方
へはまた新たに機会を設けまして、
お伺いさせて頂けたらと思っており
ます。

16日の奉納献笛に辺り、前日から
鬼怒川に前乗りしておりましたが、
世間では「海の日」を挟んだ3連休
でしたので、この16日の日光東照宮
はもの凄い数の観光客で賑わって
おりました。折下、昨年の12月から
徳川家康公「御生誕480年祭」が行わ
れており、当日も筆者の奉納献笛とは
別に「客殿」にてクリスタルボウルの
奉納演奏も開催されておりました。

1F社務所2F客殿

社務所に参りましたら、今回の企画を
ご担当して下さいました、日光東照宮
の秘書部長であり霊園所長でも御座い
ます湯沢権宮司様がお迎え下さり、
そのまま特別通路を通りまして、正式
参拝の為御本殿へ参りました。参拝は
御本殿に御座います「将軍着座の間」
にて行われました。ここは歴代将軍が
東照大権現(家康公)を参拝にこられた
際に将軍だけが御座りになれる着座の
間でして、スッーと上(天井)を見上げ
ますと、「葵の御紋」があり、その
真下に着座する様になっておりました。

将軍着座の間

今年の新年のご参拝に家康公の子孫
で1月1日付けで第19代当主になられ
た徳川家広様がこの「将軍着座の間」
に御座りになり第19代当主になられ
たご報告をされたとの事でした。

祈祷殿

参拝を終へ「奉納献笛」は3連休にて
長座の列で正式参拝を順番でお待ちし
ています一般参拝の方々が居られます
ので、場所を移しまして、重要文化財
でもある「祈祷殿」にて行ないました。
「祈祷殿」は東照宮の「月次祭」の際
二荒山神社の巫女に神楽を舞って頂く
場所でもあるという事です。

祈祷殿での奉納献笛を終えて

多くの参拝客に見守られながら
心を込めて演奏させて頂きました。
曲は「黒田節変奏曲」この東照宮
の最初にある大鳥居は福岡藩主
「黒田長政公」が建てたもので、
筆者も福岡県民でありますので
黒田節に決めました。また黒田節
は雅楽の「越天楽」を元に作られ
た名曲ですので、最初は「越天楽」
で、徐々にゆっくりと「黒田節」
に入れ変わる演奏をさせて頂き
ました。湯沢権宮司様が「とても
美しく澄んだ音色で神様もお喜び
の事でしょう」と仰って下さり、
有難く胸を撫で下ろしました。

黒田長政公がお建てになった鳥居

参拝と奉納献笛を終えまして湯沢
権宮司様と社務所にて暫しの対談。
この時に湯沢権宮司様が仰ったのが
「私は今も今までも、素晴らしい
ご縁は全て神様がお呼びになって
お引き寄せ下さったものと思って
おります。」とのお言葉にとても
感動致しました。最後にお呼び引き
寄せて下さいました徳川家康公と
湯沢権宮司様に感謝申し上げます。

奉納献笛を終え湯沢権宮司様と

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