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百戦錬磨の価値

百戦錬磨って百戦百勝という訳ではないんです。百戦百敗だって立派な百戦錬磨です。

私は百戦百勝であるよりも百戦百敗の方が遥かに価値あると思います。百千百勝もするというのは、実力は勿論あると思いますが、もう運がかなり関係していると思います。



プロ野球のリーグとかがそうでしょう。連勝が10と20が限界です。敵だって努力しているし、自分たちが新しい技術を持っていたとしても、敵も近いうちに導入していくから常勝とか百戦百勝とかは無理だと思います。

むしろ、勝っていくことによって調子に乗り、考えなくなり思わぬところで転んで全てを失う場合だってあります。史記にある項羽のように。


でも百戦百敗はなにがすごいかというと、そんなに負けていても諦めないということです。多分、五回や十回負けたらもう嫌になるのが人間です。それでも続ける方がやり続ける方がずっと大変です。

でもその状況で一回勝てれば、それは運ではなく、色々と試行錯誤した結果なのです。そうすれば、その次に臨む時もその勝ちを敷き地にしたものになるでしょう。次にも勝てれば、それは必然です。


実際には百戦百勝や百戦百敗はまず存在しないでしょう。
重要なことは、百戦錬磨とは諦めないで続け切ることにこそ意味がある。私はそう考えます。


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