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色補正は形容詞を意識して

写真でも映像でも色を考えるときに「どんな色をしたら良いんだぁ...だはぁッ!?」と仕上げの段階で思わず腹から声を出す人も多いのではないだろうか。

写真や映像を撮るときは「テーマやメッセージを考えて」とか言うが、つまりは自分の感性を言語化してそれを表現しろという事なのだろう。個人的にはこれを「形容詞のタグ付」と呼んでいる。

例えばお猿さん、エテ吉(仮)の写真がある。

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このエテ吉に形容詞のタグ付として「寂しげ、悲しい、ドラマ」みたいなものをつけるとするならば、”コントラストを上げ”て光と影を強くして、”彩度を下げ”て画面から色を減らしてみよう。寒色系の色味を加えると悲しげになる。

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すると渋い感じのエテ吉、しぶ吉の出来上がりだ。

では今度は「楽しさ、ワクワク、ポップ」という形容詞のタグ付をしてみると、先ほどとは逆に”コントラストを下げ”て光と影の差をなくしておいてから”彩度で色味を強く”して暖色系を加えてみる。

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おい、エテ吉!スケベな目でメスをみているのかい!と言わんばかりに先ほどよりは楽しげに見えるようになったのではないだろうか。

こんな感じでまずは撮影した時や編集で感じた事を形容詞で言語化してみて、それに対してコントラストや色などを合わせて行くと良いかもしれない。

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