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微笑んでくれていたのは
優しくしてくれたのは
私のため
今は遠い空の下
雨音はあなたの声
わたしのなかに 満タンになって
泪に変わる
ときには虹を
ときには決壊する
雨が好き
弱ってるあなたに
つけこむ
甘やかして 甘やかして
私なしではいられなくしたい
本当は そのまま ベッドで寝たきりで
誰にも会えなければいいのに
なんて思っているけど、言わない
想いが見える物なら
胸の中から 引きずり出して
見せつけたい
雁字搦めに食い込んで
優しく苦しめられる
囚われた鎖
痛みすら愛しい
そっと 思うだけなんて
できない
逢わなければなんて
思わない
声を聞きながら
ふれた指が
ほどけないまま
溶けあいたい
泣きすぎて
涙でできた
ちいさな池に
種をまいた
咲く花はヒマワリ
太陽のための花
いつか
逢えたらなんて思いが
引き寄せたの?
雨が降っていた
思い出はなくならない
奥歯を噛み締めた
視界に映った
今の君
まだ早かった
空気を吸うように
貴方が好き
好きで
苦しい
ありえないコトがおこる
視線がかたまって
指先まで脈がつたわり
自分の息づかいに苦しくなる
目を閉じて 拒むと
海馬の奥から 点滅
細胞が求めた
震える声
抑え込みならが
呼ぶ
キミノナマエ
空っぽだった
あなたを知らないとき
しあわせを知らなくて
かなしみも知らなかった
今のわたしを
わたしは
はじめて知った
あなたで目一杯
溢れて ナミダがとまらない
もしも生まれ変わったら
次はうまくいく?
生まれ変わらなくていい
この思いで
焼き尽くしたい
灰も塵も残らないほど
あなたに会うときは 雨が降る
二人して入れる傘を買った
サヨナラした日
わざと電車の中に
置いてきた
想いと一緒に
終点のはるか先まで
月の裏側まで 見送ろう
雨は嫌い