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ストーリーの力でビジネスと人生に命を吹き込む
サラリーマン → 副業 → 起業(年商8桁) → 転落(収入ゼロ) → 土台を再構築中→自由収入デザイナーへ
これまでの私の歩みを振り返ると、サラリーマン(国家資格の医療職)から副業、そして起業へと進み、一時は連続年商8桁を達成することができました。
しかし、その成功は長続きせず、急に収入ゼロという転落を経験しました。
今は、経済的な安定を目指しながら、再び新たな土台を築いている最中です。(週3日午前だけ働き、あとの時間は読書・料理・散歩・旦那さんとまったり過ごしています)
現在の私の目標は、「お金を生み出すこと」と「豊かに生きること」を両立させることです。
本ブログでは、私が再スタートを切る中で感じたビジネス観の再構築や、「ストーリーの掘り起こし方」についてお伝えしていきます。
ストーリーの掘り起こしとは
あなたの事業や人生のエピソードを振り返り、棚卸しをしてみましょう。
多くのスタートアップ企業でも、ストーリーテリングが成功の鍵を握っています。なぜなら、ストーリーを明確にすることで、以下のような効果が期待できるからです。
• 「なぜあなたがそれをやるのか?」 が明確になる
• 人々の心に響き、共感を得やすくなる
• あなたの商品やサービスの必要性や魅力が伝わりやすくなる
ストーリーは、ただの情報やデータを超えた「血の通ったメッセージ」として、あなた自身やビジネスに命を吹き込むものです。
実例から学ぶストーリーの力
ストーリーテリングの重要性を示す実例をいくつか紹介します。
1. ウォルト・ディズニーの「家族が一緒に楽しめる場所」
ウォルト・ディズニーは幼い2人の娘を遊園地に連れて行った際、大人である自分がベンチに座り、娘たちを眺めるだけの状況に不満を抱きました。「大人と子どもが一緒に楽しめる場所を作るべきだ」と考えた彼は、ディズニーランドの計画を立ち上げます。15年もの歳月を経て、1955年にカリフォルニア州にディズニーランドが完成。この発想は、家族みんなが楽しめるテーマパークという文化を生み出しました。
2. 楽天市場の「地方の商店街を元気に」
1997年、三木谷浩史をはじめとする6人の若者が「楽天市場」をスタート。当時、地方都市では商店街が衰退し、シャッター街が目立つ状況でした。彼らは「地方の小さなお店でも簡単にネットショップを開ける場を提供し、日本を元気にしたい」と考え、インターネットショッピングモールを創設。その後、楽天は国内外で70以上のサービスを展開する企業へと成長しましたが、その原点には、地方の活性化という思いがありました。
3. ベネッセスタイルケアの「年をとるほど幸せな社会」
福武書店(現ベネッセ)の福武總一郎氏は、祖母が訪問介護を受けていた際、3人目のヘルパーとの出会いで初めて祖母が安心した表情を見せた経験から、「年をとればとるほど幸せになる国でなければならない」という信念を抱きます。この思いを基に、介護事業が立ち上げられました。
ストーリーを掘り起こすポイント
「何を語るべきか?」と悩む場合は、以下の質問を参考にしてください。
1. ビジネスを始めようと思ったきっかけやエピソードは?
▶︎なぜその事業をやりたいと思ったのか?
2. どんな苦労があったのか?
▶︎その壁をどう乗り越えたのか?
3. どんな工夫をしたのか?
▶︎自分なりのやり方や試行錯誤のエピソード
4. お客様からいただいた嬉しい声は?
▶︎人々の反応や、ビジネスを通じて感じた手応え
5. どんな未来を作りたいのか?
▶︎自分の目指す世界観やゴール
ストーリーは、単にエピソードを語るだけではありません。それは、自分の価値観や信念を形にし、相手の共感や信頼を得るための大切なプロセスです。「特別な経験がないから…」とためらわず、ぜひあなた自身のストーリーを掘り起こしてみてください。それこそが、あなたのビジネスに魂を宿す第一歩となるでしょう。
重要だけど軽視されがちな「ストーリー」
これまで、「起業したい」「自分でビジネスを始めたい」という相談を受ける中で、ノウハウをお伝えする機会も多くありました。その中で気づいたのが、「起業やビジネスはすごい人がやるもの」と思い込んでいる人ほど、自分のストーリーを語れなくなる傾向があるということです。
例えば、こんな風に考えてしまう人が多いようです。
• 「すごいことをしないといけない」
• 「でも、自分のストーリーなんて大したことがないから、語る意味がない」
こうした思い込みによって、自分自身を表現することに躊躇してしまうのです。
ストーリーが持つ力
実は、「自分のストーリーを語る」ことには、想像以上の力があります。
それは、あなたのやりたいこと(商品やサービス)に血が通い、生命を宿すプロセスなのです。
たとえ「特別な経験がない」と感じても、それが問題になることはありません。むしろ、多くの人が共感できる等身大のエピソードこそが、あなたのビジネスに親しみやすさや信頼感を与えます。
私の場合は…
・ビジネスをしようと思ったきっかけ・エピソード
私がビジネスを始めたのは、「自分らしく生きたかった」からです。
会社員時代は自分をうまく表現できず、毎日「生きづらいな」と感じていました。周りと自分を比べては、「自分には何もない」と落ち込み、その言葉ばかりが脳内でリピートしていました。
そんな私が変わるきっかけを得たのは、SNSで起業して輝いている女性たちの姿でした。「こんな世界があるのか!」「私も起業すれば自分らしさ全開で輝けるのかな」と憧れ、彼女たちのいる世界に行きたいと思ったことが始まりでした。
・どんな苦労がそこにあったのか?
ビジネスを始めようと思っても、「自分には何もない」と考えていた私は完璧主義に陥っていました。
「これを学んだら始めよう」「次こそは」と何度も目標を先延ばしにし、数百万円を自己投資に使いながらも、なかなか行動に移せなかったのです。
学びを重ねても、知識だけではビジネスは始められない。そこでようやく、「勇気を出して行動する」ことの大切さに気づきました。
・どんな工夫をしたのか?
サービスをリリースしても、最初はなかなか売れませんでした。申込フォームを作って毎日確認してもゼロ件。「興味はある」と言われるものの、売上にはつながらず、フォームを閉鎖したこともありました。
「自分にはビジネスのセンスがない」と何度も思いましたが、マーケティング・営業・心理学を学びながら、試行錯誤を繰り返しました。その結果、年商8桁を達成するようになりました。
好きな物を買ったり、良いホテルに泊まったりと、会社員時代には想像できなかった体験もしました。でも、稼いでも稼いでもお金の不安が消えないことや、燃え尽きて仕事を手放すという経験を通じて、私は「幸せ」と「お金」との向き合い方を見直すことになったのです。
詳しくはここから
・お客様から頂いた嬉しいお声
ビジネスに迷いや疑問を感じることがあっても、お客様からの感謝の言葉が私を支えてくれました。一部をご紹介します。
「自分のことが好きじゃなかったけど、今の自分が好きだと思えるようになりました」
「お金の不安から夜眠れない生活が続いていたけれど、セッションを受けてからお金の不安がかなり減って一番眠れるようになりました」
「気づいたら他人の幸せに憧れて追いかけていたことに気づいて、自分の幸せは違うということに気付けました」
「時間は何よりも大切だと気づいて、今を大切にするようになった」
「ビジネスは難しいと思っていいたけれど、楽しい!と思えるようになりました」
「こんなに売れるようになるとは思わなかったです」
喜びの声をまとめておくことで、調子が悪いときの自分を励ます材料にしています。とあるお笑い芸人さんは「ウケたところ」を記録して、調子がよくないときには見返すと言っていました。それはビジネスを続ける上で大きな力になると感じています。
・どんな未来を作っていきたいか?
「誰もが自分らしく生きられる社会」を作りたいと考えています。
私は「ビジネスコンサル」という枠に自分を押し込める生き方がしっくりきませんでした。それは、「お金を稼ぎたい」や「起業家を増やしたい」よりも、「生きやすく、自分らしく生きられること」を重視しているからです。
そのための手段は、ビジネスやお金だけではなく、コーチングや心理学、さらにはミニマリズムなど、多様であって良いと思っています。無職でも会社員でも、自分らしく生きやすいと感じられるなら、それが一番です。
私自身の経験から、「お金を稼ぐ=自由を得る」という固定観念を手放しました。そして、どんな手段であれ「自分らしさ」を発揮できる社会を目指して、これからも多角的なサービスを提供していきたいと思っています。
おわりに
いかがでしたか?
この記事を通して、「ストーリーを掘り起こすこと」の大切さや、それがどれほどビジネスや人生に影響を与えるかをお伝えしました。ストーリーを見つめ直すことで、自分が何を大切にしているのか、どんな未来を描きたいのかがより鮮明になります。そして、その思いは必ず誰かの心に響き、あなた自身の行動や選択を力強く後押ししてくれるでしょう。
ビジネスは時に孤独で厳しい道のりにも感じられるかもしれませんが、自分の物語を軸に据えることで、迷いの中でも指針を見つけられるはずです。また、その物語が、あなたの周りの人々や社会をより良い方向へと導く力にもなります。
最後に、この記事があなたにとって、小さな一歩を踏み出すきっかけや、視点を変えるヒントになれば嬉しいです。これからも、自分らしく、あなたらしい生き方を探求し続けていきましょう。そして、その過程で見つけた新しい気づきや学びを、ぜひ周りの人たちとも分かち合ってください。それが、私たちが互いに豊かさを育む方法だと信じています。
これからも、ブログを通して「自分らしく生きる」ためのヒントを発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
あなたの物語が、さらに輝きを増していきますように。
I'm enough.で生きる。続く。