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南瓜よ、永遠に。

昨日皆さんのnoteを読んでいたら
ねじりさんの「京都と南瓜」の写真に
ビビッときました!


ん?これは、見たことがある…

どこで見たんだろう…


これは…
京都のフォーエバー現代美術館 最後の展覧会
「草間彌生 永遠の南瓜展」ではないですか!


急激に脳内のシナプスが働きだし、
伝達物質のやりとりに大慌て。


2年以上前の記憶が、鮮明によみがえります。


あの頃は、自分を変えたいと焦っていた時期で
哲学やアートに触れることが多かったな。


以前から好きだった草間彌生さんの展覧会が
京都で開催されていることを知り、
思い立って新幹線に飛び乗りました。

あの時の行動力は、自分でも驚いています。


*  *  *

祇園にある美術館の前では、草間彌生さんの
代名詞ともなった南瓜がお出迎え。

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大きな南瓜が“どしん“と構えています。

このフォルム、色使い…。
これから始まる草間彌生ワールドへの期待が高まります。

靴を脱いでスリッパに履き替えて上がると、
歴史を感じる木造建築に畳の間。
そこにゆったりと飾られる草間彌生さんの作品。

ひとつひとつの作品の空気が生きています。


無名の頃にニューヨークで描いた作品もあり、
初めてみる作品に、その圧倒的なパワーに、
思わず惹きつけられました。

平日で人が少なかったので、畳の間に正座して
じっくりと絵と対話することができました。




パワーあふれる作品と対峙した高揚感を
少し落ち着かせようと、お庭の方へ。

縁側には、座禅をするスペースがあります。

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ここに座って美しく手入れされた日本庭園を
眺めていると、心が穏やかになりました。


お庭にでて散策していると、館内にお洒落な
カフェが見えたので、行ってみることに。


カフェでは、この展覧会用に作られた限定メニューもありました。


私がいただいたのは、もちろん限定メニュー。

見てください!
入口で出迎えてくれた南瓜がこんなところにもいるじゃないですか。

この南瓜、何でできていると思いますか?

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正解は…

和菓子の練り切りです!

洋風のプレートに練り切りという斬新な
組合せですが、“南瓜”のポップなデザインが、
とてもマッチしています。

食べるのがもったいなくて、最後の最後まで
取っていましたが、心してじっくりと味わいました。

さすが、京都の和菓子は美味しいですね。

ビジュアルもお味も格別なので、
お土産にもほしいぐらいでした。


作品はもちろんのこと、この空間をぜひ体感してほしいのですが、
残念ながらフォーエバー現代美術館 京都祇園は、
2019年に閉館してしまいました。


その後もおそらく建物は残っているはずなので、
いつか、いつの日か復活してくれることを願っています。


美術館って、どこも建築が素晴らしいんです!

作品はもとより美術館の建築にも注目して、
ゆったりとアートを楽しんでみませんか?


今は休館している美術館もあり、
楽しみにしていた展覧会も中止になりました。


感染症が落ち着いたら、またアートの世界へ
パワーチャージに行きたいです。


*  *  *


よろしければ、自己紹介ものぞいていただけるとうれしいです♪