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アジア犬肉紀行を視聴して蘇った記憶 / 過去にベトナムで食べた犬肉料理を写真と共に思い出す

アジア犬肉紀行見て蘇った記憶

仕事終わりに夕飯を食べながら,Amazon Prime Videoを散策しているとアジア犬肉紀行というドキュメンタリー番組を発掘した.

内容としては,中国や韓國の食犬文化の実態を2時間たっぷり味わえ,ホームビデオ感満載の映像も相まって,生々しさがムンムンに伝わってくる内容だった.

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07ZTRP1GL

そういえば,2016年ごろにベトナムで犬肉を食べた記憶が蘇ってきた.

特に感想を書いたこともなかったし,スマホの中を漁ると当時の画像が出てきたので思い出すシリーズとして書き記しておく.

食犬文化には賛否両論あるようで,この文章は食犬を助長するようなものではないのであしからず.

上のドキュメンタリー番組でも取り上げられているように犬の飼育環境や屠殺までの流れは残虐な部分が多く,改善されて然るべきだと思うし,結論から述べると犬肉は大して美味しいものでもないので他の肉を食べる選択肢があるならそちらを食べた方が良いだろうと当時思った.

食犬については現地の人でも賛否両論

2016年の秋頃,1ヶ月程度ベトナムに滞在していた際,知りあったベトナム人思いつきで「犬肉を食べてみたいです」と言った.

というのも,滞在していたホテルの目の前にある路地裏に丸焼きにした犬を飾ってあるお店があったからだ.

ただ,ベトナム語を話せるわけでもない自分は1人でお店に入ってみる勇気も気概もなかったので知り合ったベトナム人に連れて行ってもらおうとした魂胆であった.

そのベトナム人は,「よっしゃ行こう!良い店あるよ」とかなりノリノリで自分が目をつけていた店とは違う店に連れて行ってくれた.

このやりとりを聞いていた別の人は「え!頭がおかしいよ!」と声を浴びせてきた.

現地の人でも食犬には賛否両論であるとその時に気づいた.

犬肉は形容し難い味と食感

連れて行っていただいたお店では犬肉のフルコースが出てきて内心その量に焦った記憶がある.

足の肉から腸に何かを詰めたもの,どこの部位か全く検討のつかないものまで一通り食べた.

食べた感想としては,豚とも牛とも鳥ともいえない味で当然なのだがこれが犬肉だと実感できる味.

ゼラチン質な部分が多く,モニュモニュしていて臭みのせいもあり一度の咀嚼が長く感じられた.

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犬肉はアルコール度数の高いお酒とともに

犬肉を食べるのと同時にペットボトルに入った謎の黄色いお酒を出されたのだが,記憶に間違いがなければ度数はかなり強かったように思われる.

度数の高いお酒と一緒に食べて肉の臭みを紛らわせる,それがお作法だったのだろうか...

写真でも分かるように,このお酒は密造されてる感がプンプン漂ってきた.

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下の写真にもあるように,何が材料なのかよくわからないツケダレも添えてあった,お世辞にも美味しいタレとは思わなかった.

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唯一臭みを感じなかった部位は犬の腸

数ある料理の中でも,唯一臭みを感じなかったのが下の画像にある腸に何かをつめた料理...ただし何が詰められてあるのか皆目見当がつかなかった.

詰められているものが別の食材だから臭みを感じなかっただけだろうか?

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真っ黒な色味の犬肉料理が飽きを加速させる

食べても食べても犬の別の部位が料理として出され,料理の見た目は違ど味は臭みのせいかどれも同じような感じがして,お腹が膨れる前に飽きが先に来たのを今でも覚えている.

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どの料理も結局褐色から真っ黒というのもミソで,この色味が飽きを加速させ,焼いたり煮込んだり工夫を凝らしているが,臭みが全ての料理を同じベクトルに揃えていた.

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美味しいとも不味いとも言い難い料理が無限に続いた.

おわりに

最初にも書いた通り,犬肉は特別美味しい食材ではないので,他の肉を食べる選択肢があるならそちらでタンパク源を補った方が良いだろうと当時は思ったし,今振り返るとやっぱりそう思う.

当時の自分の血肉となっていただいた見知らぬ犬には感謝したい

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