てってけ

地方でテレワーク中のエンジニア | 体験を写真と共につらつらと書きます | 登山が大好…

てってけ

地方でテレワーク中のエンジニア | 体験を写真と共につらつらと書きます | 登山が大好きです 経歴 : https://mikamitetsuro365.github.io/ | Twitter : https://twitter.com/sima__tetteke

マガジン

  • 山行記録

    登山が趣味です。山行を通した体験や考えたことなどを書き綴ります。 すべての山行記録は書ききれないので、気が向き次第ぼちぼち更新中です。

  • 陸上自衛隊富士駐屯地モニター活動

    2021~2022年に陸上自衛隊富士駐屯地の駐屯地モニターとして活動しました。 富士駐屯地の駐屯地モニターを通して得た学びや体験談をまとめています。

  • ミリタリー関連

    米軍や自衛隊が大好きです。 イベントや記念行事、体験搭乗、ローカル訓練まで幅広く書きます。

最近の記事

  • 固定された記事

利尻島を訪問したら絶対にやるべき事、行くべき場所 -ただの離島と侮るなかれ-

何度でも行きたい離島2022年の5月、北海道の観光シーズンにはまだちょっと早い春先、人生で初めて利尻島に訪れた。その島の土地は海抜0mから緩やかに始まり、中心には標高1721mの独立峰「利尻山」がどっしりとそびえ立つ、島の形はほぼ円形、自分がイメージする理想の離島像のお手本がそこにあった。 隣の礼文島から見るとため息の出るような存在感。 1度行っただけではその魅力を十分に堪能できないと悟った自分は、同年の8月に季節を変えて足を運んでいた。滞在日数は4泊5日だったが、まだまだ

    • 厳冬期「硫黄岳」のすゝめ -巨大な山体崩壊跡を見て"大自然"を肌で感じろ-

      夏沢鉱泉で食事も温泉も楽しむ1泊2日の山行今回は八ヶ岳連峰「硫黄岳(2760m)」へ向かうべく1泊2日の山行に挑んだ。 1泊2日とは言っても山小屋に前泊して翌日登るお手軽スタイルの山行だ。 宿泊した山小屋の名前は「夏沢鉱泉」、個室部屋あり、温泉あり、食べ応えのある食事あり、さらに冬場は寝る前に湯たんぽが配布され、衣食住環境が最高に充実した素晴らしい山小屋である。 特に特筆すべきは夕食で、肉魚が満遍なく入ったおかず群におかわり自由の白米、さらに豆乳鍋までついてくる。登山前日の

      • 登山好きが集う黒百合ヒュッテで年越しを、標高2400mに響く陽気な南米音楽と共に

        年越し登山は八ヶ岳連峰にて2022年-2023年の年越し登山は八ヶ岳の「東天狗岳(標高2640m)」、宿泊は黒百合平(標高2400m)にある黒百合ヒュッテに決めた。黒百合ヒュッテに宿泊するのは実は2回目、開設されてから半世紀以上経つ山小屋で、その伝統的な雰囲気は往古来今の登山者の息遣いを感じさせる温かみのある山小屋である。 登山口は渋の湯から、決して険しい道のりではないにしろ季節は冬である。しっかりと積雪しているため厚めの防寒着、冬の登山靴、アイゼンは必須、ついでに年越し用

        • 2022年の山行を振り返る -狂ったように登山した1年間-

          狂ったように登山した1年間2022年を振り返ると前年に比べると非常に多くの山に登った。時には雪山、時には離島、時には2泊3日、時には3日連続と自分自身の体の限界を試す、もしくは越えるべく、がむしゃらに山の中を這いずり回っていた。人生で1番信じられるものは自分の頭と体だけ、鍛えておいて損はないのだ。来年の登山計画に思いを馳せつつ、2022年の山行を簡単に振り返りたい。 月別で登った山を振り返る月別で登った山を振り返ると以下の通り。 1月~3月は残雪期の山を登っていた、天候の

        • 固定された記事

        利尻島を訪問したら絶対にやるべき事、行くべき場所 -ただの離島と侮るなかれ-

        • 厳冬期「硫黄岳」のすゝめ -巨大な山体崩壊跡を見て"大自然"を肌で感じろ-

        • 登山好きが集う黒百合ヒュッテで年越しを、標高2400mに響く陽気な南米音楽と共に

        • 2022年の山行を振り返る -狂ったように登山した1年間-

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          ガスのない生活3年目の冬を迎えるにあたっての所感

          生活にガスがありません大学院を卒業し、社会人になり、静岡県の三島に移住してきて3年目の冬を迎えようとしています。学生時代は大学院の家賃+光熱費でほぼ1万円という格安寮に住んでいたので、固定費を気にすることはありませんでした。 しかし、社会人になると固定費の重みを思い知ることになります。現在の家の家賃は水道費込みで45000円、個人的にちょっとお高めです。ここに電気代が加わると+5000円、ガス代(プロパンです)が加わると+5000円と固定費の重みが増してきます。 この中で

          ガスのない生活3年目の冬を迎えるにあたっての所感

          厳冬期到来前、唐松岳を目指してきた記 -標高2000mから上は冬景色-

          厳冬期間近、束の間の登山日和北アルプスの中でも唐松岳は、八方尾根と呼ばれる緩やかに続く登山道を登っていくと辿り着けるので比較的初心者にも安心の山と名高い。また、標高1800mまではゴンドラとリフトを使ってアプローチでき、高低差800mほどを登れば良いのもお手軽と呼ばれる所以だろう。 今回訪れた日時は2022年10月26日、短い紅葉の季節が終わりを告げつつあり、北アルプスの天辺には雪が冠り始め、厳冬期の訪れを感じ始める季節。 標高2000mを超える丸山ケルンからは程よい雪道

          厳冬期到来前、唐松岳を目指してきた記 -標高2000mから上は冬景色-

          3年ぶりの開催!三沢基地航空祭2022レポート、NASAの珍機体の姿もWB-57

          3年ぶりの三沢基地航空祭は見どころたっぷり2022年9月11日、日米の共同基地である三沢基地で3年ぶりの航空祭が実施された。入場は往復ハガキによる応募制で、抽選により入場者が決定されるとのことだったが蓋を開けてみれば応募した人々は全員入場できるようになったようで、当日は多くの人々で賑わっていた。 今年の三沢基地航空祭では、航空自衛隊のF-35がイベントで初の機動飛行を公開したり、NASAの珍期待WB-57が展示されるなど、3年ぶりとはいえ航空ファンが楽しめる魅力がしっかりと

          3年ぶりの開催!三沢基地航空祭2022レポート、NASAの珍機体の姿もWB-57

          2泊3日の「槍ヶ岳」登山記録 -あの鋭く尖った山容に憧れて-

          片道約18km、上高地-槍沢ロッジ-槍ヶ岳ルート飛騨山脈南部にあり、天空に穴を開けんばかりの勢いで鋭くそびえ立つ標高3180mは日本で5番目に高い山「槍ヶ岳」である。 普段、長野県の山々を登ると多くの場合に遠くの方に一際尖った山があり、数ある山の中でもその存在感を異様なまでに主張している。登山をする人々の中では、槍ヶ岳は憧れの山で「あの尖った山頂の上に立ちたい」と思う人は多く、自分もその1人である。 今回は、槍ヶ岳に臨む登山者の多くの選ぶ「上高地-槍沢ロッジ-槍ヶ岳」ルー

          2泊3日の「槍ヶ岳」登山記録 -あの鋭く尖った山容に憧れて-

          秋登山はここに決まり!宝剣岳、木曽駒ヶ岳へお手軽登山してみませんか?

          スタートは標高2,612mの千畳敷カールから10月、紅葉が見頃に貼り始める季節、気温も涼しくなり快適に登山ができるようになってくる。千畳敷カールから挑戦できる宝剣岳や木曽駒ヶ岳はお手軽に3000m級の山々の雰囲気を感じられる山の1つである。 ロープウェイを使って標高2612mまでショートカットでき、その先にある標高2931mの宝剣岳や標高2956mの木曽駒ヶ岳へは往復4~5時間程度で周遊できる。 もちろんお手軽登山は行っても、登山装備は万全に整えて挑戦しよう。木曽駒ヶ岳へ

          秋登山はここに決まり!宝剣岳、木曽駒ヶ岳へお手軽登山してみませんか?

          沼津、今沢海岸における陸上自衛隊「水陸機動団」の訓練レポート -実戦さながらの訓練がすぐそこに-

          普段は釣り人で賑わう何の変哲もない海岸静岡県の沼津市今沢にある駿河湾に面した弓形の海岸「今沢海岸」は、普段は釣り人で賑わう何の変哲もない海岸である。駿河湾に面して、弓形に長く続く海岸は間違いなく静岡県を代表する絶景の1つだと思う。 この今沢海岸は、年に数回ほど不思議な光景を目撃することができる稀有な海岸としても、地元民やマニアの間でも有名である。その光景とは、日本の国防を担う自衛隊や米軍の訓練で、今沢海岸の一部を利用して実施される。 特に2022年3月6日から11日にかけ

          沼津、今沢海岸における陸上自衛隊「水陸機動団」の訓練レポート -実戦さながらの訓練がすぐそこに-

          三嶋大祭り、灼熱の手筒花火奉納 -除災招福を願う"人"と"火"の共演-

          3年ぶりの通常開催、除災徐福を願う手筒花火奉納三嶋大祭りは3年ぶりの通常開催で、3日間町中が「しゃぎり」の音で包まれる。そんな3日間の2日目に実施されるのが手筒花火神事奉告祭、孟宗竹に荒縄を巻き付け、火薬を詰めた大小様々な手筒花火が次々に点火され、場内を轟々と煙と火の粉が舞い踊る。 去年は縮小開催で手筒花火奉納は短時間の間に終わってしまった。しかし、今年は半刻以上、絶えず手筒花火が奉納され続け、自分も含めて見る人々を十分に魅了してくれた。 当日は風の強い夜で、場内のあらゆ

          三嶋大祭り、灼熱の手筒花火奉納 -除災招福を願う"人"と"火"の共演-

          まさに人馬一体!相馬野馬追、3年ぶりの通常開催 -間近で見ました甲冑競馬-

          千年以上前から脈々と受け継がれる伝統行事を見に国指定重要無形民俗文化財である「相馬野馬追」は千年以上前から現代に脈々と受け継がれる伝統行事である。3日間実施される行事の中で、2日目に実される本祭りは、数百騎以上の騎馬武者が市街を行進する「お行列」から始まり、人馬一体となって競い合う大迫力の「甲冑競馬」、数百騎の騎馬武者が天より舞い落ちる御神旗を奪い合う「神旗争奪戦」で構成される見どころのある行事となっている。 「甲冑競馬」や「神旗争奪戦」は南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で実

          まさに人馬一体!相馬野馬追、3年ぶりの通常開催 -間近で見ました甲冑競馬-

          厳冬期、憧れの山小屋「黒百合ヒュッテ」へ -星降る冬の夜空に包まれて何を思う-

          いざ厳冬期の八ヶ岳、憧れの山小屋へ 北八ヶ岳、天狗岳方面の道中にある黒百合平にひっそりと佇んでいる黒百合ヒュッテは築60年を超える歴史ある山小屋である。 山小屋の中では珍しく、山が雪で閉ざされるような冬季でも通年営業しているのが特徴。 2022年2月、厳冬期だからこそ味わえる非日常体験を求めて、片道3時間かけて標高2400mにある黒百合ヒュッテへ登ってきたので写真と共に振り返る。 一面白銀の世界、一本の道を辿って早朝、渋の湯登山口から登山道に足を踏み入れると、そこは静寂

          厳冬期、憧れの山小屋「黒百合ヒュッテ」へ -星降る冬の夜空に包まれて何を思う-

          母性的で包容力のある山容が素敵な南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」へ1泊2日の山行

          南アルプスの苦い思い出を払拭すべく過去に北岳で転倒滑落未遂を経験してから、1年たった。これまでずっと苦手意識を持ち続けていた南アルプスだが、山に悪気はないし、そろそろ南アルプスと向き合わないといけない…そんな気持ちが高まり、南アルプスの女王と呼ばれる「仙丈ヶ岳」へ1泊2日の山行を決意した。 登山当日は気持ちの良いくらいの晴れ、南アルプス林道バスを使って戸台口から登山口のある北沢峠へ向かう。道中は目標地点である仙丈ヶ岳を含む南アルプスや北アルプスの一部を眺めつつ、登山の始まり

          母性的で包容力のある山容が素敵な南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」へ1泊2日の山行

          個人的激推し駐屯地である富士駐屯地の記念行事レポート -富士学校・富士駐屯地 開設68周年記念行事-

          ■はじめましてはじめまして 前年度の令和3年に富士駐屯地(富士学校)の駐屯地モニターをしていました、てってけ氏です。 去年、駐屯地モニターとして記念行事に招待していただいたのですが、コロナウイルスの流行により、記念行事恒例の観閲行進がない簡易的な式典に同席しただけでした。 それから、月日が流れ令和4年、令和3年度の駐屯地モニターとして解嘱となりましたが、お世話になった富士駐屯地の記念行事が3年ぶりに一般開放されるとのことで行ってまいりました。 観閲行進の様子や一般開放さ

          個人的激推し駐屯地である富士駐屯地の記念行事レポート -富士学校・富士駐屯地 開設68周年記念行事-

          AASAM訓練隊、陸上自衛隊の射撃のプロが集まる訓練を見学してきた / 駐屯地モニター活動の記録

          ■はじめましてはじめまして 富士駐屯地(富士学校)の駐屯地モニターをしているてってけ氏です. (https://twitter.com/sima__tetteke) 2022年3月28日に、最後の富士駐屯地での駐屯地モニター活動を実施しました。 民間向けに初公開となる19式装輪自走155mmりゅう弾砲の射撃訓練、全国から選抜されたAASAM訓練隊の射撃訓練、戦闘糧食についてなど盛りだくさんの内容で、記事を分けて書いていきたいと思います。 今回は、「AASAM(アーサム)訓

          AASAM訓練隊、陸上自衛隊の射撃のプロが集まる訓練を見学してきた / 駐屯地モニター活動の記録