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詩「ヨルノウタ」

地の底の穴ぐらで君をまってたよ

やたらとまん丸な月がふたつ並んでるヨル

唇がかわいて少しひび割れ

かなしいかな さみしいかな でもわらってる

たれさがるロープは三つ編みの甘い香り

うっとりしながらからみつくヨル

なんども夢みた光景が

くもったガラス戸からあふれだして 草

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