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【不定期連載エッセイ:二進も三進も行かないVol.4】 語学学校と4EB Radio

初投稿記事のリキャップシリーズ。
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僕も参加していて、毎週番組を放送しているオーストラリア、ブリスベンはカンガルーポイントという地区に放送局を構える4EB Radioについて書こうと思います。
なんせ僕の番組以外も日本語の放送がありますし、もっと知ってほしい魅力のある海外のローカルラジオ局ですから。将来、マスメディアになる未来は見えずとも、もっと地元の日本語使いの人たちに知られても良い素敵なラジオ局です。

日本では旅行先として、留学先として、割と人気も認知度も高い国、オーストラリアは僕にとっても生まれた頃から馴染み深いところで。幼い頃から親戚の住んでいたシドニーには長期休みなどでお邪魔していたり、他の地域にも親戚や知り合いが住んでいたことが多く、実際に一人で渡豪するまでにも何度か遊びに行ったり、情報が入ってくるような環境にいたので、いざ、高校留学を始めるタイミングでも知識ゼロの未踏の地という訳ではありませんでした。他の人がどうかは分からないけども、少なくとも自分にとっては初めから怖さもそこまでありません。

入学の決まっていたゴールドコーストの高校に行く前に入学資格程度の英語力を証明するためにブリスベンの語学学校に通わなくてはいけなく、3ヶ月ほど(豪州での一学期の月数)その語学学校で過ごすことになりました。そこにはブリスベンを中心に、僕のようなゴールドコーストなどへの高校への編入を控えたアジア系の学生たちが通っており、毎学期各々の予定に合わせて各国から入学し、簡単なレベル分けでクラスが決まり、学期末にアイエルツのような卒業試験を受けて規定を満たせば出ていきます。余談ですが、システムとして四学期(一年)の間に卒業出来ないと母国に送還されるというサバイバルゲーム的な感覚です。実際はそんな奴は普通いません。舐め切っていた華の国の大富豪の息子が強制送還されたらしいみたいな話を小耳にさんだことがありますが。それくらいです。大体二学期くらいを目安にみんな卒業して、各々の現地校に入学します。ここで少しのうんちくですが、ヨーロッパからの留学生は最初からある程度英語ができることが多く、語学学校を通らずに直接現地校に行っているパターンが多いと思います。なんかずるいと思っていましたが、その語学学校は地元の現地校に併設されており、授業以外は現地の生徒と休み時間を過ごしたりできる、肩慣らしにはとても都合の良い環境でした。

ここで出会ったのが茨城からのタカと徳島からのそやさんです。僕の番組を聞いてくださった方は分かるかと思います。語学学校での友達が6年も経った今も続いていることには珍しさと共に心地良さがあります。三人でお互いに切磋琢磨して基礎を身につけた経験が繋いでくれているのだろうと思います。そして三人は一学期でストレートで卒業することができ、無事に各々の入学予定の現地校に進むことになります。振り返るとたったの3ヶ月ですが、あの時間はもっと濃いものとして残っています。

ブリスベンからゴールドコーストの現地校に入学し、それからは留学生活を送り卒業します。(また別の機会で高校生編を書きたいと思います。)Yukou Ito presents: Voyageという表題の記事で書いたように在学中に日本のコンテンツを好きになり、特にラジオに心酔しました。別にラジオ友達なんてのもいないし、自分の中で消化するだけだった日常なんですが、大学進学のタイミングでブリスベンに引っ越したことで一転しました。

大学で出会った友人の縁で4EB Radioという日本語番組のあるラジオ局を紹介していただく運びとなりました。その頃の自分はラジオが好きなんだという事を恥ずかしげもなく話していたので、それがたまたま功を期した状態。とってもラッキー。

まずはお話をー、という事で家からもそう遠くなかったのもあり、彼らの生放送後のスタジオへ向かいお話しさせていただきました。4EBは州政府のサポートを受けて運営している非営利団体のラジオ局で、50を超える言語の番組を放送している局でした。各言語に対して制作チームがあり、基本的にボランティアで皆各々のルーツのある言語の番組を担当していました。
僕はもちろん日本語のチームに参加させてもらうことになりました。参加は基本的に少し見学をしてお話をすれば大丈夫です。ラジオへの熱い想いが特別必要だとかそんなことはありません。中にはワーキングホリデーで来ている中、日本では出来ない経験としてラジオパーソナリティをやってみる方もいたり、ブリスベン在住の中、日本語に触れる機会としてマイクへ話す方もいらっしゃいます。

基本的には現地時間火曜日の夕方18時からの1時間のJapanwaveという生放送番組が日本語チームにとってはメインの放送枠です。毎週、参加できるメンバーがパーソナリティ、ミキサーなどと役割分担をし放送しています。他にも熟女トークや映画紹介番組などメンバーがやりたいことをやる金曜日のネットラジオ枠があったり、地上波深夜に僕も番組をやっていたりもします。

ここで生放送の経験をしたり、ミキサーの資格を取ったりしたことで僕自身は想定したよりもだいぶ早くブースからラジオを放送する側という経験をさせていただきました。いつか振り返る時にスタートラインとなる場所だと思います。これからもできるだけ続けていけたらと思っております。日本にいることで現地でお手伝いはできていませんが、番組やこういったことで少しでも知られたらと思います。

この記事でもしご興味が湧きましたら、ただ聞いてもらうもよし、現地でメンバーになるもよし、様々な形での参加を歓迎しています。

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