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外国人嫌いには何て言う?

現在日本に在留する外国人の数は、法務省の調べによると平成29年末で約256万人といわれており、外国人旅行者の数も昨年2018年は前年比8.7%増の3119万人で、日本政府観光局(JNTO)が統計を取り始めて以来過去最多となっています。

これだけ多くの外国人が来日するようになったものの、未だに、外国人を日本に入れるな!移民を受け入れるな!などと発している人たちを見かけると、その人たちが言う「ガイコクジン」は一体どんな人を指すのか、ふと疑問に感じてしまいます。

ちょうど昨日、Twitterでしたやり取りを自分なりの解釈も含めてまとめてみました。
※下の写真にリンク貼ったので、ツイートを削除されない限り見られますが、相手方のアカウント名等はふせておきます。

やり取りをする中で私が受けた印象は、外国人に限らず、若者や高齢者など、いろんな人が暮らしているんだから、もう少し広い視野と心で接することができないのかという呆れとも言える哀れみでした。

仮に日本人の犯罪被害者が0だったとしても、いじめや引きこもりを安易に犯罪の原因と結び付けられないのと同じで、一概に外国人を犯罪者扱いし、排除しようとするのは、あまりに浅はかではないでしょうか?

近年外国人定住者の数が増加し、ニュースでも度々外国人による窃盗やオーバーステイでの不法労働といった問題が取り上げられていますが、それは受け入れ態勢が不十分であることや、悪質なブローカーたちの存在が原因とも考えられます。
犯罪を未然に防ぐ対策をすべきなのが国で、訪日外国人や留学生、外国人労働者といった彼らが接する社会は、私たち一人ひとりの意識がつくっています。

共に日本で生活する仲間という意識を互いにもつことで、上手く共存していける日本になるはずです。

それから「外国人犯罪被害者の前で同じことが言えますか?」と言ったことに対しても、何故わざわざ過去の悪夢を引き出させる必要があるのか?と疑問に感じてしまいます。

被害者にまず必要なのは、心身のケアや金銭面的な支援ではないでしょうか?

災害被害者を現地に連れて行ったり、性的被害に遭った人へ異性を受け入れるよう試みたりするのと同じように、外国人を理解するように説明するのは二の次のはずです。

例えば、戦争を経験した祖母や、テレビやネットからの情報を鵜呑みにしている父親は「外国人」に抵抗があるようで、私も少なからず彼らの影響を受けて成長してきました。
そのため、恥ずかしながら日本語教師として働き、他国から来た留学生たちに出逢うまでは、一部の情報やイメージだけで誤解し、無意識的に差別していたと思います。

過去の出来事や歴史を学び、同じ過ちを繰り返さないようにすることは必要です。しかし、個人の憎しみや嫌悪といった感情は、他者や後世へ伝えていくべきではありません。

そういった辛い思いや強い固定観念のある人たちへ無理に言い聞かせる必要はなく、外国の方たちと接する自分自身が幸せで、日々の生活を楽しんでいることを発信していくことで、こんな外国人もいるんだ!という気付きや理解につながればいいと思っています。


▼過去の記事にも目を通していただけたらありがたいです。

「ナカイの窓」から見えた日本社会

嘲笑というネタとモノマネは同じか?


【参照】
◼️平成30年末現在における在留外国人数について/法務省
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00081.html

◼️平成30年における 組織犯罪の情勢/警察署
※「来日外国人犯罪情勢」については p79から
https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kikakubunseki/sotaikikaku04/h30.sotaijousei.pdf


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