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まだまだ続くメープル作り&樹木図鑑

結構間を空けました、エフゲニーさんです。

世間は新元号発表により(幻の)平成31年度がスタートし、来月からはついに"平成""令和"となってスタートいたしますね!

さぁ令和令和と世間は盛り上がっていますが
ここ北海道の真ん中はいまだに白い世界。毎晩雪も降っています。
年度が切り替わったことを全く感じさせない北海道の景色の移ろいですが、メープル作りは未だ続行中であります( ̄▽ ̄)

ここ最近の動きは、採液設備に軽い設備改修を加えたところでしょーか!

ようはこういうことで、雪解けはしっかり進んでいるので
当初設置した採液ホースとタンクの位置がエラい下がってもうとるんです!
3月初めは腰より低い位置に穴を開け、タンクを置いたのですが4月となったこの時期だと積雪ラインがガッツリ下がってホースはキッチキチに伸びきり、タンクも脱落or宙ぶらりんの状態となっていました。

な・の・で

このようにビニールロープで直接カエデに据え付け型に更新してきました!

これならば、樹液が溜まった重さでロープがより締め固まり、タンクとホースを一回一回取り外してボトルに樹液を移す手間が省けます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

この写真見るとすごい宙に浮いた状態ですよね...3月初旬はここが地べたでした。

ここ最近は雪が降ったり冷凍濃縮が繰り返せるほど寒い日続きだったので
カエデ樹液の溜まり具合も少なめな感じでした!

上の写真⤴︎⤴︎のカエデはそんな寒い日でも例外ってくらいたくさん樹液を溜めていたやつですが、それでも満タンにはならなかったよーです。
4リットルボトルが一本と2本目半分程度だったかな?
晴れた日は4リットルボトル4本フルになるくらい稼げるのですが(笑)
すごいですね٩( 'ω' )و


というところでした!

で今期時は久々に自然!な内容に触れたいと思いまして...

「そもそもメープルを作るカエデの木はどうやって見つけたの!?」と題して私なりの樹木判別法を画像付きでご紹介します٩( ᐛ )و

冬山は基本的にブッシュが無くなり、快適に雪の上を歩いて回れるのですが、冬なので葉っぱが落ちているという状況です。
なので、ある程度「樹皮の特徴で見当をつける」という能力が身につきました!(これは高校時代からの7年間の賜物ですw)

他にも枝から冬目で判別するという正確性のある方法もあるのですが、一箇所だけで樹種の正解にたどり着くには難しいものですbb

さて、わがメープルの森での代表的な木々です!

成木・老木部分上の方の幼木部分を分けて見せた画像です⤴︎⤴︎
構成樹種・植生に精通した詳しい方だとこれら見ただけで北海道のどの地域か当てることができると聞くのですが、スゴイ知見ですよね。。。笑

樹皮だけ見ても樹木はじつに様々ですね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
私なりの判別基準や特徴をざっと紹介すると

●ミズナラ(Quercus crispula Blume)
ドングリをつける代表的樹木で、樹皮や若い枝がコナラと違って白・銀色になる。若いものはしいたけ原木や酒樽に活用される。
コナラより寒い地域に多く生えるので北海道ではミズナラが多い。

●エゾヤマザクラ(Cerasus sargentii (Rehder) H.Ohba)
北海道に自生するヤマザクラで、本州ソメイヨシノなどポピュラーな種と違って樹皮がザラッザラである点。サクラの特徴である吸気節が樹皮に模様となって現れている点。吸気節が成木になると横縞模様となる。
木材は樺に似てやや赤いので代用としてよく利用される。

イヌエンジュ(Maackia amurensis)
マメ科の樹木で、緑黄色の薄皮がめくれるように裂け目模様を作っているのが特徴。木材は心材と辺材で濃淡(こげ茶、クリーム色)が分かれ、その美しさを活かした工芸品に利用される。マメ科木材なので加工にクセがある。

●コナラ(Maackia amurensis)
ドングリをつける代表的樹木で、ミズナラと違って樹皮の色に特徴はない。ミズナラほどの大木はあまり見かけず、ドングリも小さく小ぶり。冬目がナラ系であるという点がわかりやすい。
木材の利用はミズナラとほぼ同じで、本州ではミズナラより標高の低い地域でポピュラーに生えている。

●シラカンバ(Betula platyphylla)
北国のシンボル的な樹木。樹皮だけではなかなか判別しづらいが細身で寿命が50年ほどのものはシラカンバ、それより長寿で大木になるものはマカバと別種で分けられる。マカバはチョコチップ模様と呼ばれる横縞模様が現れる。樹皮につく藻類によってピンク色に染まったり真っ白かったりする。
カエデ樹液シーズンの後にカエデほど甘くないがメントールを含む樹液がたくさん採れる。アミノ酸が多いので強い雑味を感じる。

●ドロノキ(Populus suaveolens)
ヤナギは湿地帯に多いイメージだが、ドロノキもヤナギの仲間(一種)。樹皮はヤナギの特徴を持っていて幼木は明るい緑黄色で、樹皮の裂け目が菱形に裂けていく特徴がある。樹形が整った特徴的な形をしている。山の中にも生えるヤナギの一つといったところか。
※ヤナギは仲間の種が20種以上と非常に多く、それぞれを判別できる知見を持つ人材は重宝される。

イタヤカエデ(Acer pictum subsp. mono)
メープルシロップが作れるカエデの一種。幼木では地黒の樹皮に白い班(藻類)が浮かび上がる特徴があり、成木となっても白い班が残る木もある。
成木になると浅い裂け目が現れ、樹皮の色が浅い茶色となる。カエデの仲間に多い特徴で樹皮がツルツルに近い。
紅葉するヤマモミジはさらにツルッツルな樹皮で緑みが強い。

と、こんな感じになります!

これが私の頭の中で描いている各樹木の特徴デス٩( ᐛ )و

北海道の樹種判別においてすーごい勉強になると思うので参考にしつつ山へ散歩に出かけてみてください!笑
広葉樹がメインですが、いつかここら辺に生えている樹種の全部をまとめたThe・樹木図鑑な記事書いてみたいなぁ〜w

樹種を覚え、正確性をつけるにはひたすら山に出て木を見ることですね!
小さい木があればそのタネが飛んでくる範囲内に必ず母樹があります。笑
これは植物の鉄則ですね!いきなりボソッと生えてくることはありまえません笑

いつの間にか4月新年度に突入していましたが、メープルの近況報告と軽めに樹木紹介の記事でした!

シェアしてくださると挨拶に行きます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

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