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自分の徹底解剖|コーチングにおける基礎

こんにちは😀

この記事は現在提供を行なっているコーチングモニターセッションを行う上で、最も大事な根幹部分です。

その内容はズバリ「仕事のゴール設定と、職業機能の定義(あなたは『何をしている人』なのか?)を定義し、その機能を使って新しいチャレンジをしよう(新しい責任を引き受けよう)」ということになります。

別の言い方をすると、「自分らしさを使って、(今まで)らしくないチャレンジをする」ということです。

言葉で見ると簡単そうに、かつ楽しそうに見えますが、全く簡単でもないし、楽しいことばかりでもありません。

どういうことか。自分の例も交えながら、以下に書いていきます!

※現在、無料モニターセッションを1回(約90分程度)提供しております。「自分がどんな機能を持っていているか知りたい!」という人でも、X(旧Twitter)やFacebookからお気軽にご連絡ください。なおモニターセッション後に何かの勧誘を行なったり、セールスを行うことは一切ありません。

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@yuki_shiihashi

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そもそも「仕事」って何?

これを読んでいるあなたは、「仕事とは何か?」と聞かれたら何と答えますか?

  • 生きるために必要なこと

  • お金を稼ぐこと

  • 単なる時間潰し

などなど、いろんな回答があるかと思います。
が、突き詰めると「仕事」というのは必ず「人の役に立つこと」ということになります。
※仮に「お金を稼ぐこと」を仕事の定義だとすると、「赤字企業が日々行なっていることは『仕事』ではないのか?」といった論理破綻が生まれてしまいます。

例えば、ある「駆け出しのミュージシャンAさん」の方がいたとして、この方を例にして考えてみます。

Aさんはメジャーデビューを目指して、日々活動をしています。
一方で、下積み期間は金銭的にも中々苦しく、音楽一本では食べていけない。そんなときに行なっているのが「コンビニでのアルバイト」だとします。

このとき、Aさんの仕事はなんでしょうか?

「ミュージシャン」が仕事でしょうか?
「コンビニのアルバイト」が仕事でしょうか?

答えは「ミュージシャン」が「仕事」になります。
一方で、「コンビニのアルバイト」は「ファイナンス」となります。

仕事の定義&バランスホイール

認知科学に基づくコーチングでは、人生を以下8つの領域に分けて、ゴールを設定します。この8つの領域の総称を「バランスホイール」といいます。

つまりAさんの場合、「お金を払ってでもやりたいこと(許されるのであれば何時間でもやっていたいこと)で、人の役に立つこと(=仕事)」は、「ミュージシャン」になるということから、Aさんの仕事は「ミュージシャン」であると回答しました。

ちなみに仕事のパフォーマンスを向上させたいときは、実は「仕事」以外の他の領域もすべての「現状の外側のゴール」を設定することによって、パフォーマンスを上げることができます。「嘘だ!!」って思った、そこのアナタ、試す価値アリですよ!

【椎橋の例有り】職業機能を定義し、仕事のゴール設定をするときに必要なこと3つ

以下3つが必要です。

①職業機能(固有解)の抽出
②want to(禁止されてもやりたいこと、やってしまうこと)であること
③現状の外側でゴールを設定

自分の例も交えながら、順に説明します。

①職業機能(固有解)とは?

「仕事(お金を払ってでもやりたいことで、人の役に立つこと)」において、無意識に身体が動いてしまっていること(固有解)に着目をして抽出するものです。

この文面だけだとよくわからないので、私の例を元に具体化します。

私の場合、「セールス」と「キャリアアドバイザー」の2職種を経験しています。
それぞれ大まかに実際に行なっていることを記載します。

▼セールスで行なっていたこと
・展示会への参加
・テレアポ
・商談
・情報共有
・契約周りの手続き

▼キャリアアドバイザーで行なっていたこと
・求職者DBへのスカウト作業&メッセージのやり取り
・登録情報の確認
・面談
・求人の選定
・進捗対応

私の場合、「商談(面談)」が最も「仕事(お金を払ってでもやりたいことで、人の役に立つこと)」の定義に該当する業務です。
この粒度だとまだ粗いため、さらに「商談(面談)とは何か?」という問いを立て、分解します。

「商談(面談)」

↓(商談(面談)を行うときに具体的に何を行なっているのかを分解する)

・事前準備(企業情報を調べる等)
・カウンセリング(相手が抱える問題、悩みの抽出)
・提案
・クロージング

この中で更に「仕事」の定義に当てはまるものは何か?と問いを立て追求すると、私の場合以下が抽出されます。

・カウンセリング
・提案

この2つに焦点を当てて、「行なっていること(やってしまっていること)」を洗い出します。

・誰か(企業・個人両方)の体験・経験事例の発信について、WebやSNS等での公開情報 〜 会議やちょっとした立ち話で聞いた情報(私以外の人が話している内容に聞き耳を持たせ得る内容を含む)まで、隅々まで情報収集を行い、自分の手元に置く。
(補足すると、上述で分解して出た「事前準備」を行なっている感覚では全くなく、常日頃から「どこかで活きるだろう」と情報収集を行なって、その集めた情報が巡り巡って自分の手元にある、という感覚。)
・相手が抱える潜在的・顕在的課題の抽出・確認。
・その課題に対して、その解決に直接繋がるアウトプット。

この中でも異様に時間をかけていたり、他の人から見たときに「なんでそこまでしているの?」とよく不思議に思われることが以下です。

誰か(企業・個人両方)の体験・経験事例の発信について、WebやSNS等での公開情報 〜 会議やちょっとした立ち話で聞いた情報(私以外の人が話している内容に聞き耳を持たせ得る内容を含む)まで、隅々まで情報収集を行い、自分の手元に置く。

このスキルがあるからこそ、相手の課題の抽出や、その課題を解決するためのアウトプットが上手くできる、というのが成立するという法則があることに気づきます。

このような法則性のことを「(その人が持つ)固有解」と呼んでいます。

固有解はExcelでいう「関数」のようなもので、AVERAGE関数をかければ「平均」の値が取れるみたいに、固有解もどの環境にいようが無意識に発揮され、その固有解が返す値(結果)が返ってきます。

固有解を見つけた後は「一般解」を抽出します。ここでいう「一般解」とは、「固有解を活かした、その人の過去の一連の経験(事実)」を一般的な「職種」で置き換えると何かを算出する、ということです。

私の場合、ただ単に「情報収集をする」だけではなく「何らかの問題を発見し、『こうしようよ!』『こうしたらいいよ!』とアウトプットする」ということが全てに共通しているため、「ソリューション営業」となります。
※ソリューション営業とは:顧客の抱える課題を発見して具体的な解決策(solution)を提案する営業手法。
(↓参考)

※ちなみにただ「情報収集する」だけが過去の行動から確認が取れた場合の一般解は「リサーチャー」になります。
(↓詳細:厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」から)

※(2024/02/28 追記)上述のよう、必ずアウトプットまで行っているということ、また情報収集を行う対象が特に「言語空間」にフォーカスされていることから、私の固有解を「言語空間でのコピー&ペースト」と名付けました。

②want to(禁止されてもやりたいこと、やってしまうこと)とは?

この時点でこの言葉を見た時に「固有解がそれ(want to)っぽい!」と思うかもしれません。でも違うんです。

脳の機能として「何かの報酬を得られる」ということが実現しないと、そもそも全ての行動は起きないのです。
つまり「固有解」が発動するためには、「何らかの報酬を得られる」というのが紐づいています。

例えば生きている人間であれば誰しも「心臓が動く」はいつ何時も発動していますが、この時に得られる報酬は「生存し続ける」ということ。これと同じ感覚で、「固有解を発動するときは、何かしらの報酬を得ている」という対となるセットが必ずあります。この報酬のことを「want to」と言います。

私の固有解を見ていただいて、なんとなく察したかもしれませんが、固有解もwant toも人それぞれ持っていて、個体差があります。

また私の例で見てみましょう。

「誰かの体験・経験事例の発信について、WebやSNS等での公開情報 〜 会議やちょっとした立ち話で聞いた情報まで、隅々まで情報収集を行い、自分の手元に置く」という固有解があった際に、「何がその行動を起こさせているのか?(何がそうさせているのか?)」という問いで深掘りをします。

そうすると見えてきたのが全体最適を取りたい (2024/02/11更新)「混乱を生み出したい(Troublemaker)」「気を引きたい(Look at Me!)」の2つです。私の場合、特に「気を引きたい」というのが幼少期からとても強くあり、そのための「混乱を生み出す→(混乱を生み出すために)情報収集をする」に繋がっていると解釈しています。
※want toを起点に自分の過去の経験をよーく振り返って見てみると、満たしたいwant toの「優先順位」があります。これは誰しもあることで、私の場合、特に満たしたい報酬No.1が「気を引く」ということになります。(めっちゃ自己開示w)

ちなみにこのwant toは、仕事(お金を払ってでもやりたいことで、人の役に立つ)だけで発生しているものではなく、幼少期を含め色んな場面で人生を通底して発現しています。

③現状の外側のゴール設定とは?

ようやく最後の項目です。
仕事における「現状の外側」とは何か。

それは職業機能とwant toを使って、主体的に「新しい責任を引き受ける」ということです。

どういうことか。例えば、仕事ではありませんが「赤ちゃんが産まれる」も「新しい責任を引き受ける」ということです。赤ちゃんが産まれて「育児をする」という責任を無意識的に引き受けています。

新しい責任を引き受けるとどうなるか。普段の生活で見える景色が変わります。赤ちゃんが産まれるにあたって、育児を行うという新しい責任を引き受けることなら「外出先のトイレで、おむつ交換台や、ベビーチェアがあるか気にしてしまう」等、その責任を引き受けるまでに取り入れていた情報と、責任を引き受けたことによって取り入れている情報は打って変わりますよね。

このように新しい責任を引き受けて、情報の入力が変わる脳の機能のことを「RAS(Reticular Activating System)」と言います。なお我々人間が情報を取り入れる前提として、無自覚に視覚や聴覚等から色んな情報を生活の中から取り入れています。が、全ての情報を受け入れてしまうと脳がパンクしてしまうため、脳の機能として無意識に、その人にとって「重要な情報」と「重要ではない情報」を分け、「重要ではない情報」は脳が遮断し見えないようにしています。このことを「スコトーマ(心理的盲点)」と呼びます。

つまり改めて、「新しい責任」を引き受けると情報の入力で何が起こるかを整理すると「RASが発火し、スコトーマが外れ、その結果それまで気にしていなかったことが目に止まるようになる」という現象が起こります。

よく「現状維持=衰退」という言葉を耳にしますが、本当にその通りだと思っています。「今の自分に満足をしている=時代に取り残され、そのまま衰退していくだけ」だと。

だからこそ無意識で行なっている「職業機能」や「want to」を使って、「現状の外側のゴール設定(新しい責任を引き受けること)」を行い、どんどんアクションをして変化していくことが必要なのです。

なお「現状の外側のゴール設定(新しい責任を引き受けること)」を設定するときに、「そのゴールを達成するための道筋が立つかどうか」は全く関係ありません。というより、道筋が立っていたらそれはもう「現状」であり、新しい責任を引き受けたとは言えません。

「現状の外側のゴール設定(新しい責任を引き受けること)を行い、アクションを行う」を実際に行なっている心象風景として、めちゃくちゃ参考になるのは以下の動画です。DJ社長が行なっていることが、まさに「現状の外側(新しい責任を引き受ける)に生き続ける」を体現しています。

番外編①:「現状の外側のゴール設定」を行う前に、「Rゆらぎ」を行うケースもある

現在(2024年2月現在)の私もそうですが、「現状の外側のゴール設定」を行う前に、抽出した「職業機能(固有解と一般解)」で活躍することに許可を出す、ということがファーストステップになる方もいます。

「Rゆらぎ」の「R」とは「リアリティ」のことです。つまり「リアリティをゆらがす」という話であり、仕事でいうと「抽出した職業機能をフル活用して、『人の役に立ちまくる』ことを実感しようぜ」ということになります。

私の場合、現在のキャリアの職種が「キャリアコンサルタント」になるため、本来の「職業機能(一般解でいうと「ソリューション営業」)」とズレているということから、「『ソリューション営業』として活躍できる場所で、めちゃくちゃパフォーマンス(結果)を出す」を目先で行うこととして設定しています。

番外編②:自己投影がなぜダメか

前回↓記事で書いた内容と繋がる話です。

あるきっかけから「自己投影って、使いようによっては行動の大きな原動力(エネルギー)になって、大きなパフォーマンスを生み出すと思うけど、なんでダメなのか?」という問いをいただきました。

一見、良さそうに見えるのですが、自己投影に縛られ続けるのはダメなんです。なぜか。
それは自己投影によって自分自身を「抑圧」することにより、本来チャレンジすべき「現状の外側のゴール」がスコトーマになる可能性があるから、です。

自己投影とは厄介で、「過去の自分に起きた「認めたくないこと(犯した過ち)」を人にさせたくない」というものであり、過去に戻らない限り「検証や解消」ができないので終わりがない。そのため現在生きている中のどこかで清算しない限り、ずっと過去に縛られたままになる、というのがオチです。

そもそも「人の顔を気にする」等、何らかの外的要因に抑圧され続けながら(妥協しながら)自分の行動を決めて生きるというのは本来あるべき姿ではないので、自己投影に限らずダメですね。

(2024/02/18 追記)番外編③:本記事の内容を更に深く理解されたい方への参考動画

本記事の内容の理解を更に深めたい方は、以下の動画が参考になります。
この記事でお伝えしたい本質と何ら変わらず、別の例え等を用いて説明されていますので、よろしければご覧ください。

最後に

「職業機能(固有解や一般解)やwant toは私にはないだろうな〜」と思っている方もいるかもしれませんが、絶対にそんなことないです。4年半もの間、転職支援を行なっていた時を含め、職業機能やwant toがない人を見たことありません。人は皆、必ずそれぞれの「個性」があります。

現在通っているコーチングスクールの卒業に向け、この記事で書いた「職業機能の定義」や「現状の外側のゴール設定」を無料(1回約90分間のみの提供)で行なっています。

※コーチングスクールの概要

3月10日(日)から行うモニターセッションは「有料」へと移行をし、「1回 5,000円」での提供を行います。ぜひご興味ある方は無料期間のうちに、以下で掲載している、X(旧Twitter)やFacebook(messenger)からご連絡ください!

※モニターセッションは無料・有料ともに、オンライン(Google Meet)にて約60-90分程度の時間を用いた1回のみの提供となります。
※モニターセッション後に何かの勧誘を行なったり、セールスを行うことは一切ございません。

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長文をご覧いただき、ありがとうございました!



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