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SIGNOTE19 目指す姿は『攻めの法務』。ベンチャー企業でチャレンジを続ける。

SIGNATEの#オープン社内報『#SIGNOTE』第19弾は、Corporate Group法務担当徐さんのインタビューです。HRの磯部さんと対談していただきましたよ!🎙️



自己紹介

― こんにちは!HRの磯部です。本日は、法務の徐さんにお話を伺いたいと思います。まずは簡単に自己紹介をお願いします!

 徐と申します。出身は韓国です。日本の大学を卒業して、一社目はゲーム会社に入社しました。そこからEC系企業や旅行会社、IT企業で一貫して企業法務を担当してきました。
プライベートでは、保護猫活動をしています。そのボランティア繋がりの方で、90歳のおばあさんがいらっしゃるのですが、足腰も強くて本当に元気でLINEやSNSも自分で覚えたそうなんです。そういった好奇心が、いつまでも元気でいられる秘訣なんだなと思っていますね。私もそのおばあさんのように、年齢に関係なく新しいことにどんどん挑戦していく、そんな人を目指しています。

ー 素敵な活動ですね!日本に来たきっかけはなんですか?

 知的財産権の法律の勉強をしたかったことがきっかけです。日本はゲームやアニメが盛んなので、著作権法などについて勉強ができるんじゃないかなと思い、日本の大学に進学することを決めました。勉強しに日本へ来たということもあるので、今思えば悔やまれるなと思いますが、学生時代はあまり遊びには行っていませんでした。当時は家と学校の往復でしたね。司法試験などの勉強ばかりしていました。

入社の決め手は社長面接

ー 企業法務として豊富な実績をお持ちの徐さんですが、これまで苦戦したことや困ったことはありましたか?

 学生時代に司法試験の勉強ばかりしていたこともあり、いざ就活の時には「入社しても司法試験に受かったらどうするの?」「なんでもうちょっとやらないの?」「韓国に帰らないの?」などのことをよく聞かれました。韓国のことわざで『やってきたことが泥棒だから泥棒しかやることない』というのがあります。私としては、留学してここまで勉強してきたからには、日本の企業でスキルを活かすしかない!と、思いながら就活していました。

ー そしてここまで一貫して企業法務を担当されてきたんですね!SIGNATEに入社した決め手は何ですか?

 転職活動の軸は、今までの経験を活かしながら仕事の幅を広げたいと思ったことです。SIGNATEのことを知ったのは、エージェント会社からの紹介です。前職でIT系企業での経験も長かったので、SIGNATEの事業と親和性もありそうだったのですぐ馴染めるだろうなと思いました。
これまでの企業での業務は、『契約法務』と言われるものがメイン業務でした。一日契約書ばかり見ている、そんな状況でした。法務が一人だけという状況も多く、そういった環境で良かったと思っているのは、会社全体の状況がよく分かることですね。業績が好調な時は忙しいですが、業績が悪化すると暇になります(笑)
一方、SIGNATEなら管理部門全体を見るマネジメントのポジションに挑戦したり、IPO準備に当たってこれから内部監査領域を組成していく必要があったりと、私がチャレンジしていきたい業務の幅という点でマッチしていました。また、面接していただいた齊藤さんからは「帰らないの?」ということを全く聞かれず、あくまでも今まで何をしてきて、これから何をしていきたいのかという点を聞いてくださったので、決め手はそこでしたね。面接で聞かれなかったのは初めてでした。

ー そうだったんですね!法務面において、社員のみんなに注意しておいてほしいことなどはありますか?

 はい、皆さんにお伝えしたいのは「全部を分からなくても良いから契約書を一度読んでみてほしい」ということと、「何のための契約なのか教えてほしい」の二点です。この二つは絶対ですね。今までの会社でもお伝えしているのですが、「契約締結は本来社員一人一人の仕事。法務の役割はあなたの業務をサポートするためのもので、法律の専門知識を持つからこそお手伝いさせていただいています」ということです。契約書を読んで理解に苦しんだことがあっても、契約書を一度も目を通さずにお持ちいただいては、私からの説明も理解が難しいかもしれません。ぜひ読んでいただいてからお話ししましょう、とお伝えしたいですね。
あとは、同じ契約書でも発注する側なのか、受ける側なのかで全然違ってきます。そこも教えていただかないと誤った回答をしてしまうかもしれないので、契約の目的や背景を教えて頂きたいと思います。そうしていくことで、私から選択肢をお伝えできることがあります。最終的にどの案が良いかは現場判断になりますが、段々と回数を重ねていき、現場で楽に判断ができるようになり業務効率化にも繋がっていくと思います。

ー 社員も増えているこのタイミングで、一人一人に浸透していくことが大事そうですね!

 そうですね、大切だと思います。私がずっと法務部として働き続けられた理由は、法務という立場上、自社のことでも時には冷静に厳しく伝えることが必要な場面があります。そういった場面でもそれが楽しいというか嫌いじゃなかったので続けられたということがあるからだと思います。業務に飽きてしまったり、嫌いになってしまったりするかもしれません。程よい距離感を保ちながら、必要なときに必要な知識を取り入れるようにしています。例えば、前職では電気通信法関係が必要だったので、改めて学び直しました。もし法律知識を学びたいと思っている方がいたら、最近は法律になじみのない人向けの法律書籍がたくさん出ているので、読み物感覚で読んでみるのがおすすめです。あとは、弁護士事務所主催のセミナーも増えているので私も参加しています。
今後、SIGNATEでは企業間契約の業務以外にも、IPO準備や財務、内部統制についても勉強したり業務でも積極的に関わっていきたいと思っています。

理想の法務は、法律の知識+営業ができること

ー それでは最後に、徐さんが考える理想の法務の姿について聞かせていただきたいです。

 私が過去に出会った方で理想としている人がいます。その方は法務部に在籍していて、法律の知識をもちろんお持ちなのですが営業力も高く、両方のスキルを兼ね備えて活躍されていた人です。私も前職で管理部ではなく営業部として在籍したいという要望も出したことがありますが叶わず...少しずつそういう形になりたいなとは思っています。最初にも話しましたが、本当は法務の仕事はあなたの仕事だよ、あなたの仕事だけど法律を知る私がサポートしているというところ。究極の形は、法務もできる営業だと思っています。

ー SIGNATEはまだ小さい組織ですし、守るというスタンスだけじゃなく『攻めの法務』として会社を盛り立てていくということですよね。とても心強い方にジョインしていただいたなと思います。本日は、法務の徐さんにインタビューさせていただきました。ありがとうございました!


🐣【Editor's Note】HR 磯部🐣
法務、経理、労務などコーポレートのお仕事は、ディフェンスで「待ち」であると例えられることがあります。しかし、徐さんの法務のお仕事ぶりは、入社後すぐにオフェンスで「攻め」であるというエピソードがSlack通じてたくさん見受けられ、人事である私自身も体感しました!
何をゴールとしているのか、今後どんな関係を築きたいかなど察した上で、法務の専門的なアドバイスをくださり、「法務の知識を持ったもう一人の人事がいるみたい!」と、とても頼もしく感じたことを覚えています。そして、これからも頼りにしております^^
徐さんより、法務+営業、管理部門マネジメント、IPO準備の内部監査領域の組成など、「法務+α」の経験について語っていただきました。その通り、「メインのジョブ+α」を経験していただける企業フェーズで、まさに入社するなら今が面白いタイミングです。
さらに、SIGNATEは、最先端領域のAI/DX/データで事業成長しており、さらに、ChatGPTはもちろん新しい技術やツールを、自社だけでなく、クライアントや会員向けのサービス/プロダクトにも、積極的に実装していこうとする企業文化です。
そのため、法務として前例のない案件を多く扱うことになるので、法務というジョブでも「+α」のスキルを身につけていただけると思います!
法務だけでなく、営業・マーケ・エンジニア・経理などいずれの職種/ジョブでも、同じことがいえますので、SIGNATEが気になった方はぜひご応募ください!
(SIGNATE Recruit ➡ https://signate.snar.jp/index.aspx)


徐さんの仕事に対する姿勢は、SIGNATEが掲げている「Mission, Vision, Values」を体現していますね。
本日は、そこから「Values【大切にする価値観】」をご紹介します。

Values【大切にする価値観】
・本質に向き合うそもそもの目的は何か?
前提を疑い、高い視座で、本質に向き合おう。

・仕事は作品
みんなが驚く結果、その手あったか、常識を超える成果を目指そう。
仕事は作品であり、後世に残る、誇れるものであれ。

・みんなのために
みんなにとって、よりよい世界につながる価値を作ろう。自ら行動し周囲を巻き込み実現に貢献しよう。


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