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平安文学の時間(2024/6/2〜8)

今週のエッセイ

大河ドラマ「光る君へ」を見ている。
これに併せて、源氏物語の現代語訳を毎週一帖ずつ読んでいる。
毎週平均50ページくらい。

ドラマの中で秋山竜次(ロバート)演じる藤原実資と、ファーストサマーウイカの演じる清少納言の存在感が予想外に大きい。

藤原実資は長大な日記「小右記」を残した人で、先日行った国立公文書館の「夢見る光源氏」展でも、展示されていた。

殺人事件のことが書かれた部分もあって、平安時代の治安の悪さに震えた。

ドラマでは定子とそれに仕えた清少納言のシーンが増えて、5月26日放送の「旅立ち」では、清少納言が心を病む定子を慰めるために枕草子をしたためていく過程が印象的に描かれる。
やはり枕草子も読まなくてはならないと決意した。ちゃんと読むのは小学校以来である。

調べてみると、KADOKAWAから出ている新版枕草子が良いと言う意見を目にした。
現代語訳付きと書かれている。


本屋で探して実物を見てみたところ、原文の下にところどころ現代語による註が書かれていて、これは高校の頃に図書館にあった岩波や新潮の古典文学体系と同じ方式だなと思った。
読めなくはないが、注釈を読みながら原文を読む形になるので、やはり時間はかかるだろう。
なにより注釈の文字が小さくて辛い。

購入するか迷っていたら、エッセイストの酒井順子さんの現代語訳と言うのが置かれているのが目に入った。

酒井順子さんは馴染みがあるし、読みやすそうだ。
手に取ってみる。

春は、夜明けが好き。

河出文庫 枕草子 上 酒井順子訳

当たり前だが
「春はあけぼの」
じゃないことに、一瞬ガッカリしたが、あらためてじっくりと噛み締めると、このフレーズはかなり良い。

女性らしい可愛らしさを感じるし、原文のシンプルさを残しながら、見事に分かりやすくしている。
酒井順子さんが、誰もが知っているこの冒頭を、どう訳すのか、ものすごく考えたことが想像される。

ともあれ有り体に言って、この冒頭の一言が時間と共にどんどん胸に刺さって来て、購入を決めた。
上下巻一気買いである。

思えば、今読んでいる角田光代さん訳の源氏物語も河出文庫である。
当代きっての女流作家に源氏物語を訳させ、当代きっての女流エッセイストに枕草子を訳させることに成功した河出書房は素晴らしい。

小右記も目に入ったが、それは何とか我慢した。

この歳になって、平安文学に時間を取られることになるとは。

今週の体重・体脂肪率

今週のランニング

長らく故障などで走る距離が少なかったが、何とか年初の目標通りの週に35kmを走った。とても遅いペースだが。

月曜日 16:40〜17:20,39分50秒,6.14km,6’29”/km
水曜日 5:32〜6:35,1時間00分21秒,10.02km,6’01”/km
土曜日 7:13〜9:40,2時間19分28秒,20.02km,6’58”/km

今週のランチ

日曜日 冷やし中華

日曜日は麺類が多い。蒸し暑い季節になってきたので、冷やし中華。

月曜日 弁当

妻の作ってくれた弁当。
焼き鮭。ヒジキの煮物。竹輪の磯辺揚げ。ソーセージ。ゆで卵。キュウリの漬物。プチトマト。

火曜日 弁当

本日も妻が作ってくれた弁当。
牛肉と野菜の炒め物。海老チリ炒め。ヒジキの煮物。竹輪の磯辺揚げ。カボチャと卵のサラダ。

水曜日 弁当

妻の作ってくれた弁当。
トンカツ。エビチリ。ヒジキの煮物。ワカメ入り卵焼き。糠漬け。

木曜日 おろしそば

朝立ち寄った居酒屋での朝食で「味噌汁が無くなったから」と出されたクリームシチューが重くて、昼は軽めにおろしそば。

金曜日 唐揚げと豚肉炒め

昨夜、新人の歓迎会で訪れた居酒屋がランチ営業をやっているとHPで確認して、さっそく行ってみたのだが、やってなかった。代わりに別の居酒屋。

土曜日 担々麺

今日は朝から担々麺気分だった。担々麺が有名な店なので頼む人が多く、餃子、炒飯などのサイドメニューを付ける人も多い。気になったが今日は担々麺一本で。

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