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平尾しえな 東工大建築博士課程、意匠系 2018~2019年スウェーデンKTH留学 一…

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平尾しえな 東工大建築博士課程、意匠系 2018~2019年スウェーデンKTH留学 一般社団法人小さな地球社員

記事一覧

森の礼拝堂の生誕100周年を祝う①

今年はアスプルンド森の墓地ができてから100年の記念すべき年である。あまり話題にはならないが、1人で騒ぎ立てておく。 まずは1982年のInternational Architectという雑…

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馬具屋のこと

大学を出て美術館やら船乗り場のある方へ歩くことが良くあった。地下鉄で2、3駅という距離だが、まあ歩いても30分くらいだった。 さて、大学から出るとすぐに高級な住宅街…

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3年前
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はじめに、スウェーデンで何をしていたかをざっくり振り返る

 スウェーデン留学から戻って早一年が過ぎようとしている。あまりにも濃い一年、未だにフラッシュバックのようにストックホルムの街角や友人たちとの何気ないやりとりを思…

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森の礼拝堂の生誕100周年を祝う①

森の礼拝堂の生誕100周年を祝う①

今年はアスプルンド森の墓地ができてから100年の記念すべき年である。あまり話題にはならないが、1人で騒ぎ立てておく。

まずは1982年のInternational Architectという雑誌に掲載された森の墓地完成直後のアスプルンド自身による解説を前文引用&翻訳。この雑誌もスウェーデンの老舗建築雑誌Arkitecturの1921年のスウェーデン語記事を前文引用してるので、引用の引用。

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馬具屋のこと

大学を出て美術館やら船乗り場のある方へ歩くことが良くあった。地下鉄で2、3駅という距離だが、まあ歩いても30分くらいだった。
さて、大学から出るとすぐに高級な住宅街に入る。ここには学生なんぞ住んでおらず、大使館やら古い住人が住んでいる。さらに進むとその高級さを保ったまま店が立ち並ぶ。エステルマルム(西街)というエリアである。アンティークの家具や不動産屋なんかが多いのだが、一軒だけ、馬具屋があった。

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はじめに、スウェーデンで何をしていたかをざっくり振り返る

はじめに、スウェーデンで何をしていたかをざっくり振り返る

 スウェーデン留学から戻って早一年が過ぎようとしている。あまりにも濃い一年、未だにフラッシュバックのようにストックホルムの街角や友人たちとの何気ないやりとりを思いだす。

 やらねばと思いながらなかなかまとめて来なかったこの経験を少しずつアウトプットしていく。今ならまだ思いだせる。

 まずはざっくり、向こうで1年間何をしていたんだ?何が書けるんだ?というのを自己紹介兼備忘録として書いておく。

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