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【絵本】「わりばしワーリーもういいよ」 シゲタ サヤカ



「おーい!ぼくをつかってよ!」





「わりばしワーリーもういいよ」 シゲタ サヤカ



娘が5歳のころ
よく読んでいた


「わりばしワーリーもういいよ」


言葉のテンポが軽快で
どんどんページをめくってく!


一気にワーリー、好きになる!


ワーリー、ラーメン屋のわりばしで
だれより、やる気がいっぱいです

「おーい!ぼくを つかってよ!」


だけども、ほかのわりばしに
先をこされて、使われない


ワーリー、少しヤケになり
店を飛び出し、捨てゼリフ

「もう いいよ!こんな 
みせ でてってやるよ!」


向かった先は
おすしやさん

「ねえねえ、ぼくを つかってよ!」
ところが ところが おきゃくさん、
むしゃむしゃ おすしを てで たべて
ちっとも ワーリー つかいません。


ワーリー、すしやを飛び出して

むかった さきは レストラン


ここでもワーリー、使われず

ナイフと フォークで おにくを パクリ


だれかのお家に行きました。


ここでもワーリー、使われず
自分のおはしを使います

「もう いいよ・・・」


ワーリー、しょんぼり泣いてます


トボトボ、トボトボ帰ります


まさに、まさに、そのときです!

みせじまいをした おじさんが、
まさに ラーメン たべるとこ!


すかさず ワーリー、
「いますぐ ぼくを つかってよ!」


パッキーン 



こんな感じで、テンポよく
一気にワーリー読みました


自己主張満点・ワーリーが
役だつ場所へと向かう旅


だけども、自分の役割と
違う場所へとたどりつく
OH!ワーリー からから空回り




結局、一番お役に立てた
場所は、お店のおじさんが
店じまいしたあとの至福の
ラーメンのわりばしでした。


「よかったね!ワーリー!」


僕もワーリーのように居場所を求めて
彷徨っているのかもしれません。


空回りしながら・・・



【出典】

「わりばしワーリーもういいよ」 シゲタ サヤカ  鈴木出版


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