読書感想文 鬼滅の刃で学ぶはじめての仏教
前回私は仏教の本について、松崎智海さんの本を読んでその感想を書いた。
今回は早めに読み終わったので超大急ぎで感想を書いてみますw
※私は鬼滅の刃読んだことはないので、まったく知らないよー、世間ではみんな面白いとか言っているけどキメ原なりそぅだったー、って人にもわかるように書いてみます。
原作を読んでない人はネタばれなるので要注意!!!
1.この本を読んだ理由
それは松崎智海さんだからということもあるが、鬼滅の刃と仏教は同じなんだ!(という著者の妄想もあるが)ということでこの本を読んで書いた感想もあるのでせっかくだし読んでみよう。
2.この本で書かれていること
この本を通してどうして鬼滅の刃と仏教は似ているのかストーリーと仏教の基本的な考えになぞらえてやっています。
目的・・・仏教と鬼滅の刃という話の共通項を根底にあるものを話しております。仏教ではこの世は煩悩でできている、というのが人間の根底にあり、鬼滅の刃のラスボスは煩悩の塊というもの
四諦・・・お釈迦様が明らかにした4つの真理と鬼滅の刃1話で起きたことの関係性
※四諦とは苦諦、集諦、滅諦、道諦のこと
我執・・・変化を望まないことについて、これはラスボスが変化を嫌うこと、現状維持であることを望んでいることが仏教と関係している
釈尊・・・お釈迦様と鬼滅の刃の主人公の兄弟子(的なポジション)に当たる人の共通点
唯識・・・昨年10月に放送された敵キャラが夢の中に入って人を倒そうとするシーンがあるがこれが仏教的にどんな意味合いがあるのか
キーワードは意識と無意識下にある状況について書かれています
浄土教・・・鬼滅の刃に出てくる2名の人物が法然さんと親鸞さんにとても良く似ているということが書かれている。
※著者はジャンプのキャラクター人気ランキングで下のランクにいることが不満だとかw
埋葬・・・鬼滅の刃では登場人物が亡くなるのだが、それに対して著者の見解が書かれている。
二河白道・・・鬼滅の刃最後の話がこの二河白道に沿って話されている。
仏教と鬼滅の刃はほぼ同じだということ
仏教と鬼滅の刃が同じということは作者の想像もあるとのこと
3.私がどう感じたか
私が特に感じたこととしては以下の三つ
■四諦という意味について
人間には4つの真理がある
苦諦・・・現実は苦である
集諦・・・原因は煩悩である
滅諦・・・煩悩を滅した状態が理想
道諦・・・煩悩を滅する具体的な方法
これが私たちの生活に根付いているのかもしれないということ
■因縁生起について
あらゆるものは単独で存在するのではなく、相互に関わって存在し変化するというのが因縁生起といっています。
■五蘊と八識
これら3つを大切にできたらと思います。
4.鬼滅の刃を読んだことがない人へ
正直ここまで読んで鬼滅の刃読んだことがないし今後も読まないよー、って人もどうぞご安心ください。
鬼滅の刃知らなくとも読めます。
5.著者に期待すること
著者は北九州マラソンで面白い私設エイドを作っており、看板は流行に乗っかってやったものだらけでした。いま思えば彼無くして自己ベスト更新は無かったと思います笑
次は樺沢紫苑先生とならぶ面白い住職作家になって仏教だけでなく現代の悩みを解決できればと思います^^