Shusaku Shukuri

IBMコンサルティング所属。2024年からフィリピンへ赴任し開発センターの拡大に向けて…

Shusaku Shukuri

IBMコンサルティング所属。2024年からフィリピンへ赴任し開発センターの拡大に向けて取り組み中。 趣味は登山やスクーバダイビング。好きな言葉は「面白き事もなき世を面白く」「今を生きる」。 ※掲載・発信内容は私個人の見解であり、会社を代表するものではありません。

最近の記事

フィリピンでスマホを落としたら。。。

娘が携帯電話を落としました。 夕方、娘の様子がおかしいので 「どうしたの?」 と聞くと、自分の携帯電話(スマホ)が見つからないらしい。 幸い、最近の携帯電話はGPSを利用した「探す」機能が使えるため、アプリで探してみたところ、ピンが示した場所は訪れたことのない街外れではないですか。 どうやらワンコの散歩の途中で落としてしまったらしいのです。 フィリピンへの引っ越しを説得する際、「絶対、行かない」と拒否する娘に「日本の友達とも連絡がとれるように携帯電話(スマホ)を前倒し

    • 猫と住む街

      フィリピンには野良猫がたくさんいます。 私が済んでいるBGCのエリアでは、一応「個体数をコントロールしているのでエサをあげないでください」という看板を目にすることから、何等かの対応をしていると思われます。 調べてみると「Cats of BGC」というボランティア団体がエサをあげたりワクチン接種を進めたりしているようです。確かに、日本の保護猫が不妊去勢手術をした後に耳をカットされるように、よくよく注意して猫を見ると同様に耳をカットされている猫を時々見かけます。 それにしても

      • 日本の品質はやっぱりスゴい!

        実は私、職人でした。 職人といっても、漆塗りや和紙の紙漉きなどの伝統工芸品を作る職人ではなく、建設業の職人です。 窓枠や水回りのシーリング(コーキング)防水や屋上のシート防水、塗膜防水、外壁のひび割れの補修などを行う建設業の防水工事屋さんをしていました。 ヘルメットをかぶって安全帯を装着し、足場や高所作業車で外壁や屋根に登って作業します。 当時は富山県に住んでいたのですが、富山県下の多くの工場やマンションの屋上に登り、防水工事作業をしたものです。まぁ、たったの四年間だけの経

        • 非常識にもほどがある?

          寛容な国、フィリピン。 寛容でなければ生きていけない国、それがフィリピン。 寛容になれば楽しい事がいっぱいの国、それもフィリピン。 今回は、毎度 日本人の常識的な感覚の遥か上を超えてくるフィリピンという国での、非常識にもほどがある?という話です。 我が家の目と鼻の先に、国内最大級と言われるナイトクラブがあります。 週末ともなれば、オシャレに着飾った若者達がノリノリでたむろします。 もっとも、私が彼らに遭遇するのはワンコの早朝散歩の時だけですが、ちょうど散歩に出る頃がクラブ

        フィリピンでスマホを落としたら。。。

          「はて?」の感度とフィリピンのインクルージョン

          とらちゃんの「はて?」 NHK朝の連続ドラマ「虎に翼」が、過去一の面白さで、フィリピンにいながら欠かさず視聴しています。 もともと法廷モノのドラマや映画は好きなのですが、このドラマの主人公 猪爪寅子役の伊藤沙莉さんの、 「はて?」 と、首を傾げるシーンがとても印象的で、そこから発せられる素朴な疑問と問題の提起に、いつも感動を覚えます。 なぜ男性は裁判官になれるのに、女性はなれないのか。 なぜ男性と同じ試験を受けているにもかかわらず、男性と同じ土俵にすら立てないのか。

          「はて?」の感度とフィリピンのインクルージョン

          愛すべきフィリピンの家電たち

          私はモノが大好きです。 特に、機能美が洗練されているモノ、エッジが効いたデザインのモノ、斬新な発想の新製品などは、見ていたまったく飽きません。特に電化製品!なので、ヨドバシカメラには一日中いることができます。 もっとも、実際に購入するのは吟味に吟味を重ねた上での事。優柔不断な性格に加え、同じ機能でまだ使えるモノが家にある場合は気が引けて購入に踏み切れません。例えば新しいデジカメが発売されたとしても、既に所有しているカメラが壊れるか明らかにスペックが陳腐化して使い物にならなく

          愛すべきフィリピンの家電たち

          アートな街、BGC

          正直言って、私自身は芸術的なセンスは持ち合わせていませんww ゼロから新しい発想で物事を捉え直したり、おかしい事をおかしいと気付くセンスだったり、そんな固定観念や慣習の枠を超えて新たな概念を生み出していくことができる人に出会うと、心から羨ましく思います。 特に、昨今ではChat GPTやCo-Pilotといった生成AI(Generative AI、Gen AI)などのテクノロジーの進化に伴い、ゼロから何かを生み出すことができる、そうしたクリエイティブな発想を持つことがとて

          アートな街、BGC

          マニラのオススメ食事処 - フィリピン料理編 as of 2024.04

          「オススメのフィリピン料理のレストランはありますか?」 日本から来訪された方々から、よく聞かれます。 聞かれなくてもお連れしますww なぜなら、私のミッションである「フィリピンの開発センターの活用推進」のためには、フィリピンという国や人、文化を好きになってもらうことがとても大切な事だと考えているからです。 「フィリピンは楽しい♪美味しい♪」 「またフィリピンに来たい!」 「フィリピンのメンバーと一緒に仕事をしたい!」 「まだまだ発展途上のフィリピンを応援したい!」 そう

          マニラのオススメ食事処 - フィリピン料理編 as of 2024.04

          家鴨と野良の心持ち

          マニラでは、よく野良猫を見かけます。 それもそのはず、野良猫といいつつ大事にされているようで、そこら中にキャットフードの餌台があり、誰かがちゃんと餌をあげているのです。 日本でいえば表参道のような中心部のBGCエリアでも、オフィスがあるTechnohubの敷地でも、あっちこっちで猫達が寛いでいます。 まったくもって野生の危機感を感じさせない寛ぎっぷりww なんなら、アヒル(家鴨)やマガモ(真鴨)も寛いでいます。 常夏の国ならではの、何とも長閑な感じww 思っていた以上に多

          家鴨と野良の心持ち

          引っ越しと断捨離とアプリケーションのモダナイゼーション

          「モノ、多いっすね〜!」 日本からフィリピンへの引っ越しに当日、ざっと初見した後に引っ越し屋さんのリーダーが発した開口一番のコメントです。 日本の住まいからフィリピンへ引っ越しするにあたり、多くのモノは倉庫へ搬出し、必要最小限のモノをフィリピンへ輸送する事にしました。 赴任期間は二年の予定。その間、日本の家は定期借家契約で貸し出します。フィリピンのコンドミニアムの家賃や恐ろしく高いインターナショナルスクールの学費を少しでも賄おうという算段です。 しかし、家族5人+1匹の

          引っ越しと断捨離とアプリケーションのモダナイゼーション

          フィリピン医療の実態?を通して考えるフィリピンでのオフショア開発時のポイント

          怖い話を聞きました。 先日、エネルギッシュな70代の日本人の社長さんと会食した際の話です。 この方はフィリピンで起業し、30年あまりシステム開発の事業を営んでいる敏腕経営者。さすがに30年もフィリピンで生活していると色々な出来事があるようで、フィリピンの酸いも甘いも光も影も知り尽くされているようです。 30年前というと、私が留学していた1999年〜2000年よりも更に前のこと。 その時代から生き抜いている方の蘊蓄や忠告はとても参考になりました。 たっぷり3時間の社長様の独

          フィリピン医療の実態?を通して考えるフィリピンでのオフショア開発時のポイント

          フィリピンで感じる「時間」や「期日」に対する価値観や感覚の違い

          南国には特有の時間感覚がある気がします。 多少、個人的な体験に基づく偏見が入っているかもしれませんし、必ずしも「南国」と一括りにする事は適切ではないと分かりつつ、どこか総じてのんびりしている気がしてなりません。 「南国」というか、暖かなラテンのノリというか、どこか「まぁ、多少食べ物や住むところがなくても、死にはしないよね〜」的な感覚というか。。。 対して、冬があり食べ物の蓄えや暖をとることができるシェルターがないと凍死してしまう、、、そんな危機感を持つ必要がある国とでは、や

          フィリピンで感じる「時間」や「期日」に対する価値観や感覚の違い

          マニラでの家探し

          フィリピンに来て早一ヶ月が経ちました。 が、家探しに難儀しています。。。 なぜか。 いくつかの理由があります。 ■主な理由 我が家の家族構成の問題 エージェントへの依頼方法/付き合い方の理解不足 ロケーションや場所の理解とこだわり 理由 1: 我が家の家族構成の問題 我が家は夫婦二人に子ども三人、愛犬一匹という家族構成です。 上から16歳、14歳、11歳という多感な年頃のティーンネイジャーということあり、一人一部屋が欲しいと、それぞれが主張。まぁ、気持ちは分かり

          マニラでの家探し

          急性胃炎になってみた

          お腹が痛いです。。。 発症したのは水曜日の未明。 そこから夜中じゅう呻きながら七転八倒し、朝になってからホテルのサービスでナースを呼んでもらいました。 腹痛の状況や昨晩何を食べたのか、食事は毎食摂っているか、いつから症状はあるのかなどをヒアリングされ、体温と血圧を測定。 特に下痢や発熱、吐き気などは無く、腹痛(胃のあたりと、やや中程の腸のあたり)のみである旨を伝えたところ、とりあえずBuscopanという腹痛を抑える錠剤を処方してもらいました。2〜4時間程度で効果があるは

          急性胃炎になってみた

          マニラの交通機関

          フィリピンの首都マニラにいて実感する日本のスゴさの一つは、恐らく世界中のどこを見回しても無いであろう公共交通機関の充実度と精度ではないでしょうか。分刻みで運行する首都圏の鉄道、GPSを使っておよそ「何分後に到着します」というアナウンスが出るバス停、そして少しでも遅延すると「ご迷惑をおかけし申し訳ありません」というアナウンスと共に、速やかな遅延証明書の発行や振替輸送に対応する手際の良さ。 いやはや、すごい。 素晴らしい!ブラボー!! 涙が出るほどの感動もの!!! 大げさ過ぎ

          マニラの交通機関

          フィリピンの日本食事情

          マニラ入りして丸二週間が経ちました♪ 出国前に少し心配していたのは、フィリピンでの食生活。昨年、何度かフィリピンへ出張で訪れていたので、大凡、フィリピン料理がどんなものか分かっていたからです。 フィリピン料理って、どんなイメージをお持ちでしょうか? 辛い?甘い? 米が主食? デザートといえばバナナとマンゴー? ハロハロ? 例えばタイで言えばココナッツ系のグリーンカレーやトムヤンクン、ベトナムのフォー、マレーシアのナシゴレン、などなど、何となく各国を代表する料理のイメージ

          フィリピンの日本食事情