マニラの交通機関
フィリピンの首都マニラにいて実感する日本のスゴさの一つは、恐らく世界中のどこを見回しても無いであろう公共交通機関の充実度と精度ではないでしょうか。分刻みで運行する首都圏の鉄道、GPSを使っておよそ「何分後に到着します」というアナウンスが出るバス停、そして少しでも遅延すると「ご迷惑をおかけし申し訳ありません」というアナウンスと共に、速やかな遅延証明書の発行や振替輸送に対応する手際の良さ。
いやはや、すごい。
素晴らしい!ブラボー!!
涙が出るほどの感動もの!!!
大げさ過ぎないか?とご指摘をいただきそうですが、マニラで2週間も生活していると改めて大げさにもなってしまうものなのです、これが。
実は私はそこそこせっかちな性格で、私が日本で通勤等で公共交通機関を利用していた際、何等かの理由で運休や遅延となり予定に影響することが分かるとそれはイライラしていたものでした。一分一秒を争うほどの大した仕事をしているわけではないにも関わらず、何に急かされていたのやら。
運転していてもチョコチョコ車線変更してしまうタイプです。すんまそん。
そこにきて、マニラ、です。フィリピノ・タイムです。
25年前にフィリピンで生活していた頃の感覚はすっかり忘れ、どっぷり日本の感覚のままマニラ生活に突入してしまった訳で、この国の如何ともし難い交通インフラ/交通機関にまだ適応しきれていない、今日この頃。
たかだか15kmほどの場所にあるオフィスまでの車の所要時間は1時間。
しかも渋滞がひどいと2時間を要することもあります。
そもそもオフィスへの移動は、今のところGrabというUberのようなカーサービスを利用しているのですが、そのGrabが待てど暮らせどつかまらないこともあったりしてどうにも時間が読めません。
そう思って早めにホテルを出ると40分くらいで着いてしまったり。。。
つまり、前後30min.-60min.くらいの誤差を想定して移動の予定を立てねばならない訳です。
日本では考えられない誤差。。。
なので、対面での会議の場合、開始時間も必然的に余裕を持った時間の設定になりますし、仮に対面会議の場に間に合わなくても「まぁ、そういうこともあるか」と寛大な心を持ってメンバーの到着を待ち、それまでの場繋ぎをする柔軟性が求められます。
もっとも昨今はオンラインで会議に参加できるので、車中からしれっと参加、、、というケースも一度や二度ではありませんが。。。
Bahala na!(タガログ語:なんとかなるさー)
すっかり忘れていたこの感覚、この言葉!
早く馴染まないとですね。
閑話休題。
そんな訳で、マニラの交通事情を受け入れて、時々の状況で色々な交通機関を使いこなしていきたいと思います。
交通機関①:Grab
便利な交通機関の筆頭は、前述のGrabですね。
東南アジアへ旅行されたことがある方は利用されたこともあるのではないでしょうか。
USのUberと同じようなライドシェアのカーサービスです。
アプリで出発地と目的地を登録すると、現地までの料金と車が手配されます。
ドライバーの到着までの時間や場所、乗車後の現在地や目的地までの時間もアプリで確認でき、とっても便利です。
何より明朗会計なのがとても安心ですね。
思い返せば25年前の留学時代は、タクシーに乗るたびにメーターを使う/使わない、料金の交渉など、都度やっていたなぁ、と思い出しました。
交通機関②:MRT(Metro Rail Transit)/LRT(Light Rail Transit)
1980年代から2000年代にかけて敷設された首都マニラを走る高架鉄道です。
そういえば留学時代にちょうどMRT-3が開通したため、一緒に留学していた友人の卒論のために社内でアンケート調査を行ったっけ。
そんなMRTに、先日、四半世紀ぶりにMRTに乗りました。
危うくLRTに乗りかけて迷子になるところでしたが、無事乗車前に気がついて目的地まで行けました。
今回は4駅だけだったので16ペソ(約42円)。端から端までのると28ペソ(約73円)。
高架下を走る車の大渋滞を見下ろし、優越感に浸りながらの移動でした♪
交通機関③:Jeepney
フィリピンといえばこれ!昔ながらの乗合バスですね。
昔はそこら中を走っていましたが、今はだいぶ数が減り、走れる場所も制限がかかっているようです。
これも久しぶりに乗りました。ちょっとドキドキしましたが、無事乗れましたww
乗車賃は、フィリピン大学からNorth Avenueというショッピングセンターがある場所まで16ペソ。同じ距離をGrabでいくと200ペソだったので、やっぱり安いですねー。
(※留学三日目にしてJeepney車中で財布をスられたのも、今となっては良い思い出です。日本からの他の留学生も、ことごとく皆やられていました。どれだけ注意していてもスリのプロは巧妙なのです。。フィリピン人から見ると外国人であることは明らかなので狙われやすいようです。乗車の際は気をつけましょう。)
交通機関④:Joy Ride
今後更新!
Grabのバイク版。ヘルメットが臭そうで、ちょっと嫌かも。
交通機関⑤:シェアサイクル
今後更新!
BGCエリアではMoovrというブランドが展開している。
あちらこちらにStationがあるので、便利そう♪
交通機関⑥:トライシクル
今後更新!
地方に行ったら乗ることがあるかも。
バイクの横に3-4人くらい乗れるサイドカーがついている昔ながらの乗り合いバイク。自転車版もある。
交通機関⑦:バス
今後更新!
地方へ旅行に行くときなどに使う。
とにかく車中はエアコンがガンガンに聞いていて寒かった思い出しかない。ダウンジャケットなどの防寒着、必須です。
AirCon bus。窓がない、エアコン無しのバスもあるが、さすがに乗る勇気無し。
交通機関⑧:タクシー
今後更新!
いわゆる昔からあるメーターを回して料金を支払うタイプ。Grabより安そうではある。
交通機関⑨:国鉄
今後更新?(乗ることはなさそう。。。)
今日はこの辺で!
Sana Makita Kitano muli! (See you again!)