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フィリピンでスマホを落としたら。。。

娘が携帯電話を落としました。


夕方、娘の様子がおかしいので

「どうしたの?」

と聞くと、自分の携帯電話(スマホ)が見つからないらしい。
幸い、最近の携帯電話はGPSを利用した「探す」機能が使えるため、アプリで探してみたところ、ピンが示した場所は訪れたことのない街外れではないですか。

どうやらワンコの散歩の途中で落としてしまったらしいのです。
フィリピンへの引っ越しを説得する際、「絶対、行かない」と拒否する娘に「日本の友達とも連絡がとれるように携帯電話(スマホ)を前倒しで買ってあげるから、寂しくないよ」(※長男達は中学生になってから解禁。それよりも一年以上早い!)と、半年前に買ったばかりのものです。



まじか。。。
フィリピンで落としたとなると、日本と違って絶望的だろうな、、、
_| ̄|○


と諦めモードになりながらも、ダメ元で電話をかけてみたところ、
なんと、つながったではありませんか。
電話に出た女性曰く、

「落としたのを拾って声をかけたのだけど、気付かず行ってしまったのよ」
「あなたの電話に興味はない。明日、xxxに9時に行くからそこで渡すよ」

とのこと。


オーマイガッ!!
フィリピンでは落としたものが返ってくることなんてないだろうと、一方的に「持ち逃げしたに違いない」と決めつけたトーンで電話をした自分を心から恥じた瞬間でした。
深く反省。。。
(※学生時代に、マニラ到着後3日目にして財布をすられた過去のトラウマやタクシーのぼったくりなどの経験が根にあるのも事実です。いずれも平和ボケした日本人学生の緊張感の無さが原因だったわけですが。)


翌日、私は仕事があって受け取りに行けなかったので、妻と娘が指定の場所へ受け取りに行きました。少なくとも落とした時に一緒にいた二人なので、拾った方からすると、判別しやすいはずです。

が、待てど暮らせど、拾った女性は現れない。。。

「探す」アプリで位置情報の更新はなく、電話も繋がらず、どうも電源が切れている模様です。
いや、きっと夜中に充電が切れてしまったに違いない。
結局その日(金曜日)は諦め、週末を挟んだ月曜日に再度同じ時間の同じ場所へ行ってみましたが、やっぱり空振り。


うーん。
なぜ電話に出た女性の連絡先と名前を確認しなかったのか!
電話をした際、女性の言葉と自分自身の態度のまずさに少々慌てて頭が真っ白になっていたのだと思いますが、後悔先に立たず。
今でも時々「探す」アプリを見ると、GPS情報が更新されているようではあるので充電されている模様。ただし、位置はピクリとも動かない状態が続いています。大凡の場所がわかるだけに、なんとももどかしい。
やっぱり諦めるしかないのでしょうか。
一度、GPSが指す場所の近くまで行ってみようかと考えはするものの、どういう場所かまったく分からないため少々怖くもあるし。。。

自分自身、興味深いのは、「警察に届けよう」という気に全くならないこと。
日本であれば間違いなく交番に届けるところ、「どうせダメだろう」という発想が前に来て、警察に足が向きません。
この「どうせダメだろう」には、「どうせ拾い主は返してくれないだろう」という意味だけでなく「どうせ警察もまともに対応しないだろう」という思いも含まれています。
これも偏見ですね。良くありません。
もしかしたら対応してくれるかもしれない。
ダメ元で行ってみようか。。。
しかしフィリピンの公共機関の手続きの面倒さと待ち時間の長さが。。。


いずれにせよ、落としてしまったものは仕方がない。
連絡先を確認しなかった自分もいけない。
しばらくは娘も私自身も反省期間として、新たなスマホは購入せず、我慢することにしたのでした。。。



ではでは、今日はこの辺で。
Bahala na! (なんくるないさ!)