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【完全版】GAFAMの時価総額の推移

2020年4月にGAFAMの時価総額が東証1部上場企業のそれを上回りました。

今回は、GAFAM各社の時価総額の推移を追ってみたいと思います。

GAFAMの時価総額(過去20年間)

GAFAMの時価総額の推移(過去20年間)

上記は、過去20年間のGAFAMの時価総額推移です。

いくつかに分けて考えると、2000年代はMicrosoftがとにかく強かったことが分かります。Microsoftに続いたのは、2004年上場のGoogleでした。Googleは、先に上場していたAppleやAmazonを上回る時価総額を記録していました。

2010年代に入るとAppleの時代になります。2012年の時点では、Appleの時価総額は6,250億ドルで、その他4社の時価総額合計とほぼ同じ水準でした。

ここ数年で目につくのは、Amazonの急成長です。2015年からの5年間で時価総額は約1兆ドル増加しました。2019年1月には一時時価総額世界一にもなりました。

GAFAMの時価総額(過去5年間)

GAFAMの時価総額の推移(過去5年間)

次にレンジを変えて、直近5年間の時価総額推移を見てみます。

ここで目につくのは、Facebookの伸び悩みです。GAFAMの中で、時価総額の面では後れを取りつつあります。

Facebookは、2018年3月に個人情報の不正流用事件を起こしました。同社の個人情報管理に不備があったとして、米連邦取引委員会は50億ドル(5400億円)という巨額の制裁金を課しました。

売上高の98%を広告売上に依存するFacebookにとって、プライバシーのスキャンダルは大きな痛手となったことは間違いありません。

今回は以上です。最後に全期間の時価総額推移グラフを貼っておきます。

GAFAMの時価総額の推移(全期間)


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