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縦詩の世界

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一文字目だけ縦に読んでいくと題名が現れる詩。 詩と言うよりは言葉遊び。 1行17音で構成。促音、拗音は勘定に入れない。 題名そのものは文中に入れてない。 二文字目、三文字目を縦読…
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2021年6月の記事一覧

I love you【縦詩】

I love you【縦詩】

逢えない時だけじゃだめなんだろうな
何時だって言葉にしておかないとだめ
しょうがない 言葉がないと不安だよ
照れるが何時でも言って聞かせなきゃね
ルールだから? いや自分自身にもさ

あえない ときだけじゃだめな んだろうな
いつだってことばに しておか ないとだめ
しょうがないことば がないと ふあんだよ              てれるが いつでも いってきかせなきゃね
るうるだ からいや じ

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必殺【縦詩\】

必殺【縦詩\】

人知れず闇に生き人知れず死す
ちっとも世の中良くなりはしなくても
このささやかな頼み料分くらい
この殺意で仕掛けて仕事してやる

ひとしれ ずやみに いきひと しれずしす
ちっともよのなかよ くなりは しなくても
このささ やかなた のみりょうぶんくらい
このさつ いでしか けてしご としてやる

酒【縦詩】

酒【縦詩】

避けられるのにあえて飲むこの不思議
結局人生これなしじゃ辛すぎる

さけられ るのにあ えてのむ このふしぎ
けっきょくじんせいこれなしじゃつらすぎる

大熊猫【縦詩2】

デパートにも売ってないこの可愛さだ
何回でも会いたくなる白黒だ
ただ意外と眼つきは険しいやつだ

でぱあと にもうってないこの かわいさだ
なんかい でもあい たくなる しろくろだ
ただいが いとめつ きはけわ しいやつだ

ウルトラマン【縦詩】

ウルトラマン【縦詩】

稀有なる存在宇宙からやってきた
ある時は異形の怪獣を倒し
苦闘の末敵性宇宙人狩る
ボランティアなのか何故そこまでできる
あまりの慈悲深さに頭を垂れて
人類はその名を口にする 神よ

けうなる そんざいうちゅうからやってきた
あるとき はいぎょうのかいじゅうをたおし
くとうの すえてき せいうちゅうじんかる
ぼらんてぃあなのか なぜそこ までできる
あまりの じひぶか さにこう べをたれて
じんるい

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目眩【縦詩】

目眩【縦詩】

目がくらくらするような経験だよ
まあよく金額確かめずポチるわ
一万が実は十万でくらりと

めがくら くらする ようなけ いけんだよ
まあよく きんがく たしかめ ずぽちるわ
いちまん がじつは じゅうまんでくらりと

恥ずかしい【縦詩】

恥ずかしい【縦詩】

裸でいるより感じることあるよ
ずるいと自覚してるのにそのままや
覚悟見せると啖呵切って逃げるとか
信じると言った傍から疑うとか
一番はその自覚が無い事だよ

はだかで いるより かんじる ことあるよ
ずるいと じかくし てるのに そのままや
かくごみ せるとたんかきって にげるとか
しんじる といったそばからう たがうとか
いちばん はそのじ かくがな いことだよ

仮面ライダー【縦詩\】

仮面ライダー【縦詩\】

改造人間として生きる身体
夢みるは世界平和実現のみ
仮面で素顔隠して徒手空拳
敵と乱闘し怪人倒すのだ
怪人言わば宿敵 同族でも
悪ならば誰であっても倒すだけだ
恐れるのは悪なき世の生き様だ

かいぞう にんげん としてい きるからだ
ゆめみる はせかい へいわじ つげんのみ
かめんで すがおか くしてとしゅくうけん
てきとら んとうし かいじん たおすのだ
かいじん いわばしゅくてきど うぞくでも

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光【縦詩】

光【縦詩】

跪き一条の輝き求む
傍らの骸には目もくれぬ奴
利他心の欠片で闇祓えるのに

ひざまず きいちじょうのかが やきもとむ
かたわら のむくろ にはめも くれぬやつ
りたしん のかけら でやみは らえるのに

矛盾【縦詩2】

矛盾【縦詩2】

酌むべき事情など知る由もないよ
齧るだけ齧って後がないと分かって
急に持続可能な開発なんて
なんとも都合のいい戯れ言じゃない?

くむべきじじょうな どしるよ しもないよ
かじるだ けかじってあとがないとわかって
きゅうにじぞくかの うなかい はつなんて 
なんとも つごうの いいざれごとじゃない

感染【縦詩2】

感染【縦詩2】

罹っている病の名は何というの
感づいてるだろう その名は人類
汚染された大地の元凶なのだ
懺悔もないなら治療されるのみだ

かかっているやまい のなはな んというの
かんづい てるだろ うそのな はじんるい
おせんさ れただい ちのげんきょうなのだ
ざんげも ないなら ちりょうされるのみだ

象【縦詩】

象【縦詩】

存外楽しいのかこの放浪は
うまいことやれよ決して撃たれるなよ

ぞんがい たのしい のかこの ほうろうは
うまいこ とやれよ けっしてうたれるなよ

死神【縦詩】

死神【縦詩】

死なないはずの神にも最後の日が
人間という存在の終焉で
ガラクタの地球を後にして行くよ
見たことない来世 全て道連れに

しなない はずのか みにもさ いごのひが
にんげん というそ んざいのしゅうえんで
がらくた のちきゅうをあとに していくよ
みたこと ないらい せすべて みちづれに

黒船【縦詩】

黒船【縦詩】

来る五輪 絶対やれと IOC
論外 中止では金儲からんぞ
普通はないと尾身会長は言うけど
眠れぬ夜はまだまだ続きそうだ

くるごり んぜったいやれとあ いおうしい
ろんがい ちゅうしではかねも うからんぞ
ふつうは ないとおみかいちょうはいうけど
ねむれぬ よるはま だまだつ づきそうだ