しょうわりあん

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昭和+エイリアン=しょうわりあん 高校生のときの友だちが名付け親。 (※平成生まれ) 生まれる時代も場所も間違ったような感覚で生きてきたけど、この世界は生きるに値するもので溢れている。それをみんなと共有したい。

マガジン

  • 博物館·美術館

    展示の感想。 みんな行きたくな〜れ。

  • 手芸

    手芸。主にタティングレース。

  • 思うこと。

    めんどくさくてやっかいな自分の心に付き合ってあげて、なだめすかして、なんとか生きる。

  • 愛媛

    都会(大阪)っ子が1年8ヶ月過ごすことになる愛媛で1ヶ月家なしワーカーとして頑張るサバイバル記。

  • 墨国滞在記

最近の記事

ラテンアメリカの民衆芸術@国立民族学博物館

国立民族学博物館、通称みんぱくは、文化人類学の博物館であり研究所である。研究の成果を展示というかたちでわたしたちにみせてくれるこの博物館がわたしは大好きだ。 そして今回の特別展はわたしの好きな、いや愛しているといってもよい地域、ラテンアメリカをテーマに扱っている。間違いなく面白い。 期待を胸に、展示をみて感動した。 期待を上回る素晴らしい展示だった。 まずチラシから目を引く。A3を二つ折りにしたサイズで、表紙はナワルというメキシコのヤギの木彫。キービジュアルとして、目だけ

    • 毒展@大阪市立自然史博物館

      東京の国立科学博物館でやっているときから気になっていた展示、毒展が、大阪にもやってきたー!!嬉しい!!! そして、面白かった。 正直、東京でやっているときにホームページをみて、鷹の爪団やQuizKnock、BiSHなど、そんなにタイアップいる?お金有り余ってるんですか?と妬みもあり、歪んだ目でみてました。 いや、お金あるのは確かやろうけど、だからって無意味無作為でやっているわけではない。いや、正直BiSHとのタイアップはよくわからん!でも、BiSH好きな人が展示みにくるかもし

      • ひまわり美術部展~WAKU WAKU ART~@奈良県立図書情報館2Fエントランス

        4月2日の日曜日、妹と桜マルシェという図書館前の広場でやっている雑貨や食事、本が売っているマルシェに出かけた。 近鉄新大宮駅から奈良県立図書情報館へ向かう道中、佐保川沿いの桜がちょうど散り際で、とてもきれいだった。 この桜を見れただけで、来たかいがあったくらい、きれいな桜だった。 風が吹くと花びらが舞い散っている。 車が通って、巻き上げられる花びら。 桜の下で写真を撮っているランドセルをしょった新入生もいる。 春てんこ盛り。 桜を堪能しながら、図書館に到着。 とりあえず、

        • 佐伯祐三 自画像としての風景@東京ステーションギャラリー

          エゴン・シーレ展のために、大阪から東京まで行ったので、せっかくなら他にも展示見れたら良いなぁということで、気になってた東京ステーションギャラリーにも行ってきた。前から面白そうな展示をしているなと目を付けていたのだ。加えて、好きな佐伯祐三の展示をしているタイミングだった。 今になって思うと、今回訪ねた2館は奇しくも早世の画家を扱った展示をしていたのだなぁ(エゴン・シーレ28歳没、佐伯祐三30歳没)。 さて、東京駅の丸の内北口のそばが、ギャラリーの入口だ。東京駅舎の一部をギャラ

        ラテンアメリカの民衆芸術@国立民族学博物館

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          エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才@東京都美術館

          今、東京都美術館でやっているエゴン・シーレ展(2023.1.26 - 4.9)。大阪住まいだが、エゴン・シーレ展を見に行きたい。関西方面に巡回するか調べてみたが、巡回はしないようだ。関東の友人に会いに行くという予定を作り、なんとか重い腰をあげて東京に行ってきた。 夜行バスとカプセルホテルで安上がりにしたから、とっても疲れた。帰りは新幹線使ったが、それでも私にはしんどい。今回は、東京でしか見れなかったが、ほとんど大きい展示は関西にもまわってきてくれるので、大阪で生まれ育ってるの

          エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才@東京都美術館

          日日是彩日. - ついにタティングレースの販売をはじめました。

          きっかけ コロナ禍をきっかけに始めたタティングレース。のめりこむように始めて、落ち着いたり盛り上がったりしながら、続けてきた。 2021年は、タティングレースだけでなく、手芸全般を職場の人と楽しくやっていて、特に棒針編みに夢中でした。 そして、2022年の春に仕事を辞め、ぼんやりと過ごしていたら、久しぶりにタティングレースを楽しむ気持ちがやってきた。しかも、本を見て編み図通りに編むのではなく、簡単な編み図ではあるものの、自分で作り出すようになった。自分で作る作品は、散歩

          日日是彩日. - ついにタティングレースの販売をはじめました。

          ブラチスラバ世界絵本原画展「絵本でひらくアジアの扉」@東大阪市民美術センター

          ブラチスラバとは、スロバキア共和国の首都だ。ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB:Biennial of illustrations Bratislava)は、その名の通り、世界中の絵本原画のコンクールで、2年に1度おこなわれる。 その受賞作品の展覧会が、地元の東大阪市にもやってきた。 展示は全体として、韓国と日本のものが中心で、最後の章に国関係なく最新2021年の受賞作品の紹介があった。 まずはプロローグから。ブラチスラバ世界絵本原画展とはなんぞや、ということが説明され、

          ブラチスラバ世界絵本原画展「絵本でひらくアジアの扉」@東大阪市民美術センター

          海のくらしとアート展@国立民族学博物館

          びっくりした。 面白すぎて。 もともと、そんなに興味ある分野じゃないけど、まぁみんぱくの展示は見ておこう。そんな感じで訪れていたので、期待値はそんなに高くなかった。 もう、びっくりした。 浮き足立っちゃうくらい、楽しい。 マスクの下でニコニコしながらみた。 垂れ幕のイントロでスタート。 まず、第1章.海の民のくらしと歴史。 壁面パネルが実物貼り付け展示されている。地図上に実物を貼り付けちゃうことで、分布や影響の流れがわかりやすい。 そして、これ! 主に釣り針を展示し

          海のくらしとアート展@国立民族学博物館

          一枚の葉っぱ(同じ思いを共有することに喜びを感じることについて)

          わたしはいま、秋の期間限定で、あんぽ柿を作る仕事をしています。 毎日柿の皮を剥いています。 方法としては、まず、柿がたくさん入ったコンテナから、柿をひとつ取り出します。その柿のヘタの部分を下に向け、固定してあるスライサーですります。 スライサーは2種類あり、ひとつはスライスの厚みを変えられるもので、まずこのスライサーでヘタの大部分を削り取ります。それで十分な場合、その柿のヘタを取り除く作業は終了です。まだ不十分な場合は、その隣にある薄くスライスできる方も使います。様子をみて、

          一枚の葉っぱ(同じ思いを共有することに喜びを感じることについて)

          しゃべるヒトーことばの不思議を科学する@国立民族学博物館

          「しゃべるヒト」展(2022.9.1-11.23)に行ってきた。 ろう者の写真家・齋藤陽道さんが少し関わっているらしい。『暮しの手帖』で連載されている「よっちぼっち 家族四人の四つの人生」で、文筆家としての齋藤さんのファンになったわたしとしては、気になるところだ。 しかも、ろう者の齋藤さんが関わっているということは、手話が結構メインになっているのだろうか? 展示のタイトルからは、特に手話がメインという印象はないが、チラシによるとキャプションはほぼ全て日本語と日本手話と英語で

          しゃべるヒトーことばの不思議を科学する@国立民族学博物館

          愛媛サバイバル記【5/28-31】

          【5/28@あけはまシーサイドパーク・民宿故郷】 休日。 コインランドリーで洗濯をして、待ち時間に読書をする。 昼ご飯は肉街道スタンプラリーのため、道の駅「きなはい屋しろかわ」で温玉のせのベーコン丼を食べた。 午後一で、今日の宿泊地「あけはまシーサイドサンパーク」の民宿故郷へ。キャンプ場もあるが、もう心折れてるので、テントは無理。 とりあえず荷物を置かせてもらう。 そのあと、車で1時間ほどかけて八幡浜市の道の駅「みなっと」へ。新しめの道の駅で、キレイ。みかんジュースの種類が豊

          愛媛サバイバル記【5/28-31】

          愛媛サバイバル記【5/21-5/27】

          【5/21@宝山坊ロッジ】 道の駅どんぶり館で、朝食にサラダ巻きと蒸しパンを買う。駐車場で車中泊させてもらっているので、せめて食事だけでも。 今日は仕事が休みなので、不動産屋に行く。最速で何日に入居できるかを聞く。必死ですよ。 また、今日から道の駅スタンプラリーをおこなうことにした。職場の人に休みの日に結構道の駅を訪れていることを話していたら、おすすめされたのだ。職場の人は、前年度の道の駅スタンプラリーで景品が当たったそうだ。すごい。羨ましい。 先日車中泊しようと向かい、怖く

          愛媛サバイバル記【5/21-5/27】

          愛媛サバイバル記【5/14-5/20】

          【5/14@野村ダムロッジ】 仕事休みなので、今日も宿泊地の探索。ということで、竜沢寺ロッジへ。 距離が遠くても、少々お金がかかっても、今の野村ダムロッジよりも快適、というか虫がいなければアリだと考えていたのだが、にしても遠いし、トイレもシャワーも外にあるので結局野村のロッジと一緒じゃね?したら無料のロッジのが良くね?ということで廃案に。 もう野村ダムロッジで生きていく決意をするのが一番良いのかもしれない。 ロッジの近くに戻り、野村のカフェに入る。NAGOMIというカフェで

          愛媛サバイバル記【5/14-5/20】

          愛媛サバイバル記【5/7-5/13】

          【5/7@遍路宿もやい】 愛媛に来て、初の休日。昨晩、四万十のゲストハウスに泊まったので、付近の観光をすることにした。 寝袋で寝ることが多かったので、ベット最高~~~!と思いながら3度寝くらいする。チェックアウトぎりぎりの10時までゆっくりしてから、まずゲストハウスの近くを散策した。ゲストハウスでいただいた「むら歩きMAP」を片手に、星神社に参って、川のあいだに渡している鯉のぼりを見る。 それから車を出して、道の駅「四万十 とおわ」へ。お昼ごはんに「とおわ四季御膳」を食べる。

          愛媛サバイバル記【5/7-5/13】

          愛媛サバイバル記【4/30-5/6】

          ※【はじめに】から読まないとわけがわからないよ。 ーーー 【4/30】 愛媛に向かう前日、近所の子どもたちがお別れ会をしてくれた。隣の家のお母さんはマグカップをプレゼントしてくれた。本当にありがたい。マグカップは今でも大事に使っている。 出会いがあれば別れあり。別れがあれば、出会いもあるはず! いってきまーす!!! 【5/1@どんぶり館駐車場】 出発日当日、午前中に車に荷物を詰めて(といっても、テントで暮らすために必要なものだけ)、昼過ぎに大阪を出た。 高速道路は平日の昼

          愛媛サバイバル記【4/30-5/6】

          愛媛サバイバル記【はじめに】

          3年前、わたしは仕事を愛媛に決めた。 どうしてもしたい仕事があって、そのためなら場所はどこでも良かった。 愛媛には、縁もゆかりもなかったが、田舎に住んでみたかったから、むしろ良かった。感覚的には関西ともあまり離れておらず、不思議と親しみがあった。 暮らすまでの愛媛のイメージは、「みかん」ぐらいしかない貧困なものだったが、1年8ヶ月の愛媛での生活を経て、私の中の愛媛のイメージは結局、「みかん」で変わりはない。変わりはないが、深いイメージを持っている。経験と実感のこもった「みか

          愛媛サバイバル記【はじめに】