マガジンのカバー画像

思うこと。

5
めんどくさくてやっかいな自分の心に付き合ってあげて、なだめすかして、なんとか生きる。
運営しているクリエイター

記事一覧

一枚の葉っぱ(同じ思いを共有することに喜びを感じることについて)

一枚の葉っぱ(同じ思いを共有することに喜びを感じることについて)

わたしはいま、秋の期間限定で、あんぽ柿を作る仕事をしています。
毎日柿の皮を剥いています。
方法としては、まず、柿がたくさん入ったコンテナから、柿をひとつ取り出します。その柿のヘタの部分を下に向け、固定してあるスライサーですります。
スライサーは2種類あり、ひとつはスライスの厚みを変えられるもので、まずこのスライサーでヘタの大部分を削り取ります。それで十分な場合、その柿のヘタを取り除く作業は終了で

もっとみる
では手始めに、大阪から滅亡へのカウントダウンをしましょうか。

では手始めに、大阪から滅亡へのカウントダウンをしましょうか。

2021年4月7日、大阪に医療非常事態宣言が出た。
医療が逼迫しているとのことだ。

非常事態宣言を早々に解除したときに想定していたことであるし、はいはい、そりゃそうでしょうよ、で、今後どう対応していくつもりなの?
府民としてそんな強気な思いを抱いていたが、仕事帰りに赤く光る太陽の塔を見て、急に不安になった。
なんでこんなことになっちゃったんだろう。

解除されたからってみんなが遊びだしたから、こ

もっとみる

今日もだれかの誕生日。

2021年2月28日、29歳の誕生日。
おめでとう、わたし。
特になにがあるわけではないけれども、近しい人からお祝いのメッセージを受け取る1日。

少し、優しい気持ちになれる気がする。

最近、わかったことがある。
わたしたちひとりひとりの力は小さいけれど、簡単に絶望できるぐらい無力だけれど、けれど確かに、力がある。
押しつぶされてしまうと感じてしまうほどに小さな力でも、誰かにバトンを渡すだけの力

もっとみる

WRONGFUL LIFE

はじめてその言葉を知ったとき、心が停止してしまった。
もちろん、概念としては前から知っていた。障がい者を死んだ方が良いと思う人たちが一定数いて、出生前検査でなんらかの欠陥が見つかると中絶する人たちがいることだって知っていたのだから。
でも、単語としてしっかりとしたカタチを与えられると、ギクッとする。驚きと衝撃からの、停止。

Wrongful life。
つまり、間違った生。

命に正しいも間違っ

もっとみる

愛ゆえに人類滅亡を望む

なんて大仰なタイトル。
だが、人類滅亡を望むことがままある。

たとえば、朝のテレビ。
日々のニュースをみるとうんざりする。
ありとあらゆるところで差別と暴力があり、国を背負う立場のはずの人たちが厚顔無恥の見本となっている。
そんな人たちを見て、人類なんて滅んでしまえと呪詛を唱えるわたしは、心から人類を愛しているのだ。

人が好きだ。考える、感じるこころを持ち、個体によって全然違うところが最高に面

もっとみる