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VOL.5 引き寄せの法則

タイミングの良い連絡

 転職して間もなく、旧友から連絡が入った。旧友は、前職時代の同期入社で、すぐに退職してアカデミックの世界に入り、教授に就任。すごい! 
年賀状のやり取り程度で、対面であったのも10年近く前。もちろん、自分が転職したことなど知らない。連絡が入り、条件反射的に会おうと即答し、
食事に。転職したことを話すとともに、旧友の教授就任祝いをする。昔話はそこそこに、いろんな話に及び刺激をもらい、また近日中に会おうと。
 年の瀬に、もう一度会って食事していた時に、自分が社会課題として解決に取り組みたいとしている事項が、旧友の授業にも役立つとして、特別講義を年明けにお願いできないかとの話が舞い込む。もちろん即答でOK。
 同じ年の瀬には、前職で大変にお世話になった上司が、壮行会を実施してくれるとのことで、食事に誘われる。もちろん、ロスジェネ世代の特有?の反応か、返事は「YES!かはい!か喜んで!(笑)」というのは冗談で、壮行会実施してくれる心遣いが本当に嬉しかった。
 会食時に、社会課題として障がい者の社会参画に取り組んでいる話を伺い、カテゴリーは違えど社会課題解決は同類、しかもコンサルではなかなかできない「実装」の分野。直感的に協力してみたいと思った。おそらく上司は、自分の性格を見抜いてのことかもしれない、上手に誘ってきたかもしれない。お見事というか脱帽。年明けから複業として実施することに。

動くことでの広がり

 それだけにとどまらず、昔からつきあいのある社外の方が開催する勉強会等にも時間の許す限り、積極的に参加。そこで、旧友とは別の大学の教授から声かけられ、一度ゲストで授業に来てくれないかと。コミュニケーションに関することで、自分のビジネス上での経験が学生にはとても参考になると。もちろん、YES!
 勉強会や交流を深めることで、積極的に外に出ることの効果は、大きいと実感。これまでも動いていたが、やはりWillを持ち動き出すと自分の感度も変わるし、他の人にもWillをもって動いていると映るのかもしれない。もっと早くWillを持って動いていれば…と思わなかったと言えば噓になるが、Willが明確でなかったのだからしょうがないし後悔はしちゃいけない、これから取り返していけばいいだけなのだから。

舞い込むチャンス

 こうして、転職後3か月で、障がい者の社会参画に向けた事業に関する複業と大学での特別講義。もちろん、現在勤めるコンサル会社の就業規則に則り、副業申請を行うことや旧友からの大学での特別講義は、現在の職務にかかわる分野についてであったので、きちんと主旨説明し了解を得ること、
筋を通さなければいけない。
 是非、やってみなさい、応援しますとの返答。まだ転職間もないのにも関わらずの返答に、ただただ感謝。

 こうして振り返ると、絶妙なタイミングでの旧友からの連絡、前職で大変お世話になった元上司からの連絡、昔からつきあいのある社外の方が主催する勉強会での出会い。「引き寄せの法則」はやはりあるのだなと感じるとともに「自身が動くことでの広がり」も感じる。待っていたり、受け身では何もチャンスは舞い込んでこないこともつかめないことも。
 また、舞い込むチャンスに喜びと驚きと同時に冷静に考えることの必要性も感じていた。頂戴したチャンスの中で、大学での話は転職前に社外の方からの話や自身が楽しさを感じた講演とも重なることや、社会課題解決への取組等、現在の職務の基軸との関連性、純粋に嬉しいし驚いていた。
しかし、やみくもに挑戦して現在の職務に悪影響を及ぼしてはいけないし、自分を見失ってもいけない。副業なのか複業なのか、それは何のためにやるのかを整理して動こうと思った大晦日であった。

***次回に続く***


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