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君の名は

数年前に大ヒットした『君の名は』映画館またはブルーレイを借りて観た人は多いと思います。ぼくも六本木の映画館に観に行きました。純粋に楽しく見ることができたし面白かった。でも一回でいいかなというのは正直ある。

今回は別に映画『君の名は』についてではなく、先日結婚した先輩がおめでたで出産を控えているということ、そしていわゆるキラキラネームを子どもにつけよとしているということについて。

先日久しぶりに地元の先輩にあったところから話は遡る。
表参道から一本裏路地のカフェで待ち合わせをした。正直ぼくは最近の暑さで外に出るのは面倒だと思ったけれど、そこはお世話になった先輩なので、祝いを包み出かけた。
カフェに到着するまでは、なんとも言えない脱力感でいっぱいだったけれど、アイスコーヒーが体に浸透するたびに、涼が全身に回って昔話に言葉が弾んだ。

そんな時に子どもの話しがでた。
ちなみにぼくは、子どもを「子供」と書くことが嫌いだ。
理由は「供」という字の意味合いから、子どもと書くようにしている。

キラキラネーム。もう説明のいらないくらい昨今話題になっている言葉だけれども、ぼくは名前とは世界で一番綺麗な文字の羅列だと思っている。

どんな有名企業のキャッチコピーにも負けない、自分を表す文字。
もしも名前が記号であるならば、ぼくはキラキラは新たな文化だと思う。

それは象形文字などに代表されるようなものであると思うし、それは昭和に生まれたぼくには理解のできないニュータイプのようなものでもある。

もしも「君の名は」の主人公がキラキラネームだったらコメディになることは間違いない。

だから名前は読むことができて呼んでもらわなければ、それはただの記号と一緒なんだ。

と、ぼくは思うし、ぼくの子ども(いつになることやら、、)にはたくさんの人に呼んでもらえるような名前をつけたいと思う。

でも、それはもう古い考えなのかもしれない。
名前なんてどうでもいい時代がもしかしたら来るのかもしれない。

もしそんな時代が来たとすれば、ぼくらの名前は古い時代の遺産として笑われるに違いなし、君の名を、恋人たちの呼び名を、素敵な言葉の羅列で呼び合うのかもしれない。


今日の一曲 / 向井秀徳×椎名林檎-KIMOCHI

現代。着地点はねぇ
ずっと 飛んでる キブン
ヘンタイの思想は 共感できん
四季が巡り 色とりどりの人類模様
俺はいつも動揺を押さえきれん
…伝えたい 俺のこのキモチを
貴様に伝えたい 俺のこのキモチを
伝達デキン自分にハラが立つ
生まれ育った
その環境、歴史、思想すべて
ブチ込んで 表すことができればいい
意味が分からん言葉で
意思の疎通を計りたい
犬猫畜生と 分かち合いたいのだ
貴様に伝えたい 俺のこのキモチを
貴様に伝えたい 俺のこのキモチを
貴様に伝えたい 俺のこのキモチを
貴様に
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