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まちビジネス「7つのメソッド」徹底解説 その5【金融の2つの効果を活かす、レバレッジ術】

7つのメソッドその3で、事業計画における収支計算で、売上から経費を差し引いて利益を計算してはいけない、ということを解説しました。

これは普通に式の移動で分かる話なのですが、意外と未だに売上ー経費=利益、という構図を固定化してしまっている人が多いんですよね。その際に経費から積み上げていくということで失敗する事業計画になる方が多数いますので、改めてそうならないように気をつけていただければと思います。

その1-3については以下参照くださいませ。

さらに前回の解説でも補助金ありきで計画すると過剰経費になる傾向が強くなること、市場よりも制度活用・行政担当ばかりをみて商品サービス価値、営業能力が低下する話をしました。目先では得しているようで、中長期で損しているケースが多数あるのです。

今回は金融という視点でまちビジネスについて考えます。
日本では金融教育とかは基本行われていないし、今後行われるのも個人の資産運用ばかりで、事業と金融という話は全く教えてくれませんよね…。しかし、地域事業において金融についてはちゃんと知識をつけて、現場で活用するだけで事業の堅実さ、スケールも大きく変わります。

ぜひ金融の力を適切に活用していきましょう。

○ なぜ資金調達が必要か。金融とはなにか。

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