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初めてのジャム作りが教えてくれたライフスタイル

美容師・カメラマンのジョウホウです。
先日、人生で初めてイチゴジャムを作った。
なんでそんなことになったか。
自分でも謎だ。
ただのきまぐれ。好奇心。

以下ただの日記みたいな感じなので興味ない方はスルーでOK。
テキトーに作ってみたい人にはレシピ代わりになるかも。

よりよいライフスタイルを築くうえで何事も経験することが大事だなぁと改めて思った数時間の話。

イチゴおいしいよね

先日教え子からイチゴのおすそ分けがあった。
4パックぐらいあってとりあえず冷蔵庫へ。
でもイチゴめっちゃ好きなのでテンション上がってその時速攻3粒ぐらい食べた。
後日ゆっくり食べようと思ったら忙しすぎて2~3日ほったらかしに。
気づいた時には既にちょっと柔らかくなってきてちょっとあやしい。

それならとジャムを作ってみようとレシピをスマホで調べる。
どうやらクエン酸が要るらしい。
すぐにスーパーへ。

意外とお菓子作りに必要なものは普通のスーパーにも揃っていて他にも色々あった。
名前は忘れたが。

初のジャムづくりスタート

家に戻りイチゴを冷蔵庫から出す。
洗って水をしっかり切り、キッチンペーパーで水気を取る。
しっかり水気を取らないと水っぽくなるらしい。
どうせ煮詰めるんだから水分飛ぶよなとは思ったがちゃんとやる。

ちなみに料理は好きで色々作るのだが、ジャムなんて作ったことがない。
初めて作るものは失敗するのが怖いのでちゃんとレシピ通り言うことを聞いて作る。
一番最初が肝心。
そのあとは自分好みにアレンジすればいい。

ちなみに全ての材料だがイチゴ、砂糖、クエン酸(又はレモン汁)。
たったこれだけ。
なんて簡単。
めんどくさがらずにずっと鍋の前にいればいい。
それだけ。

ただびっくりしたのは砂糖の量だ。

調べたレシピではなんとイチゴの分量の3割。
絶対多いだろこれ…。

イチゴの量を計り、(計りってこれであってるのか?)そこから砂糖の量を計算する。
鍋にイチゴを入れ砂糖も投入するのだが本当に大丈夫か?と思ってしまう見た目。
こんな砂糖の量今まで使ったことがない。
せいぜい煮物とかで大さじ1ぐらいを使う程度だ。
この段階で不安しかないがとりあえず火にかける。


食感残したいのであまり潰さずにしばらく放っておく。
次第に砂糖の浸透圧効果でイチゴの水分が出てくる。
砂糖が溶けカラメルの甘い香りがしてくる。

沸騰したらクエン酸を少し入れる。
ちなみに今回調べたレシピでは正確な分量の表示が無かった。

適宣。

そこが1番知りたいのに。

仕方なく少しずつ入れ煮詰まるに連れ味見することに。
テキトーに入れて酸っぱすぎるのは絶対嫌である。

ちなみに小学校の家庭科の授業でジュースを作った時に、クエン酸を使ったことがあった。
先生がちょっとだけそのまま舐めてみて下さいというのでみんなせーので舐めた。
一部から悲鳴が上がる。
予想以上に酸っぱいのだ。
僕自身も顔をしかめた記憶がある。

そんなこんなでクエン酸は微量投入。本当は適正量入れた方がより色鮮やかに見た目にも美しいのだろうがこの際そこは仕方ない。
次回以降の課題にしよう。

こういった疑問点や改善点は実際やってみるまで分からないこともある。
どんなに人にアドバイスを受けても自分で経験しないと自分のものにはならない。
百聞は一見に如かず的なものだ。

さてあとは焦がさないように煮詰めていくだけなのだがもう1つ重要なことがあった重要なことがあった。

瓶詰めの準備

ん?そういえばこれ出来上がったら瓶に詰めなきゃならんよな。

ジャムといえば瓶に入っているのが定番だ。
一番保存に適しているのだろう。

頭の中で家の中に瓶があるか思い出す。
時間はもう夜11:00で新たに調達するのは無理だ。
無ければどうしようもない。

そういえばちょっと前にナッツを入れていた瓶があったはずだ。
確か撮影用の小物と一緒に仕舞ったはず。
火を1番弱火にしてキッチンを離れる。
焦がしては大変だ。

撮影用小物が詰まっている箱を出す。
詰め込みすぎて分からない。
ひとつづつ外に出す。

あった。

なんかいろいろ入ってるが。
自分で入れておいて覚えてない。

兎に角、サイズ感もちょうどよく口も広くて詰めやすそうだ。
とりあえず的に瓶の中にあった小物類を取り出し瓶を箱から出す
ここで異変に気付く。

蓋がない。
どこいった?

箱をくまなく探す。
終いには箱からすべてのものを取り出す。

無い。
このままではラップを被せることになってしまう。
ダサイ。

ふと商品撮影で花を撮った時に備品で購入した瓶があったのを思い出す。
ちょっと背は高く口も狭いがまぁしょうがない。
ただこれは蓋が黒で非常にお洒落である。
決定。

サイズは小さかったので念のため2つ持ち出す。

鍋はどうだろう。
大丈夫。
焦げてない。
いい感じでとろみがついてきている。

ここでとりあえず味見。

スプーンでちょっとだけすくう。
熱いので少し冷ましてから口に運ぶ。
うん。
甘い。甘ったるい。
おそらく砂糖とクエン酸のバランスが悪いのだろう。
砂糖の完全勝利。
クエン酸追加投入決定。

だがここで先に瓶を準備しなければ。
完成は近い。

瓶の準備はただ洗うだけではだめらしい。
より保存期間を高めるためにしっかり煮沸消毒する。

深めの鍋にたっぷりお湯を沸かす。
そして瓶の中に空気が入らないように注意しながら鍋に。
しばらく沸騰させる。

甘いから甘酸っぱい青春の味へ

さて先程の味見でクエン酸が足りないことが分かった。
ここから少しづつ調整。
足しては混ぜて味見を3回ほど繰り返す。

ちなみになぜ青春時代の恋心を甘酸っぱいとか表現するのだろうか。
誰かが書籍とかテレビとかで言ったんだろうか。
飲みの席とかであの頃は~、とか思い出してよく酒の肴になる。
心地よいのだがどこか物悲しい気持ち。
きっと片思いだ。

だが今は少なくともそんな物悲しい気持ちは微塵もない。
いい感じに甘酸っぱくなった。
ジャム作りにおいては物悲しいとか要らない。

でもマーマレードの甘さを引き立てるほろ苦さ。
オレンジピールの絶妙なアクセント。
あれは好きだ。

よくよく考えると恋心と味覚って相性がいいよな。
いろんなところ、特に恋愛感情において味覚で心情が表現されているような気がする。

今度の撮影のテーマにしようかな。

「恋心とフルーツジャム」

いよいよ完成の時

瓶の煮沸消毒も終わり、あとは完成を待つのみ。

最後の味見をする。

うん。おいしい。

我ながら初めてにしては上出来だ。

ちょっと柔らかい気もするが冷めるとちょうどよくなるらしい。
よし、完成でいいだろう。

火を止める。
こぼれても大丈夫なようにお皿の上に瓶を置く。
瓶の口が小さいので慎重に移していく。

移し終えてなるべく早いうちに蓋を閉める。
冷めたら完成。


ここでホントはもう一度瓶ごと鍋に入れ沸騰させる。
中の余分な空気を抜き内圧を下げ密閉するためだ。

だがもう眠い。めんどくさい。やめた。

温度差で多少は内圧が下がる。それで十分。
長期保存する予定もない。
早めに食べればOKだ。

いつもよりちょっと気分がいい。

翌朝。
目が覚めキッチンへ。
時間はまだ7時前。
出勤時間までまだのんびりできる。
キッチンのすりガラスが作る、朝日のやわらかい逆光が心地よい。
とりあえずカフェオレを温める。
マグカップに9割ぐらいたっぷり入れレンジで2分。
お決まりの好みの温度。

それとほぼ同時にトーストも。
今日はお気に入りのダブルソフトがある。
もうちょっと安くならないかな。
先日安くなってたのでゲットした。

ちなみにコーヒーのブラックは苦手だ。
最近挑戦はしているがどうも馴染めない。
もっぱら牛乳たっぷりのカフェオレだ。
以前朝活で難波のカフェに寄ったことがあった。
ここのレギュラーコーヒーはどうも苦手だった。
酸味が強い。
雰囲気は最高で通いたくなるのに。
今度は別のドリンクをオーダーしなくては。
コーヒーも種類がたくさんあって色々楽しみたいものだ。

あとバターも先に冷蔵庫から出しておく。
使う分だけ削り小さな器に置いておく。
そうすると後々塗りやすい。

待っている間にジャムを出す。
冷えてしっかりしているのでひっくり返しても落ちてこない。
煮詰め具合もばっちりのようだ。


ちなみに僕は表面だけ少しカリっとなればいい。
あまりこんがりはさせない。
きつね色手前でやめる。
ちょうど香りが強くなり始めるぐらい。

トーストされてる時のパンの香りがものすごく好きだ。
そういう意味ではこんがりさせたい。
だが触感はやわらかめのほうが好き。
悩ましい。

いつもはトーストの加減にこだわってちょこちょこトースターを覗くが、そんなことは今回微塵も考えない。
意識は99%自家製ジャムへ。

さあ焼きあがった。
まずはバターから。

ジャムがあるのでいつもより薄めに塗る。
バターの色が透明になって染み込んでいく。
パンの温度で香りが立つ。
心地いい。

そしていよいよ今日の主役の登場。
瓶は予定よりだいぶ細長いが、木製の細長い柄がついたスプーンがある。
減っていっても問題ないだろう。


蓋を開け多めに掬いパンの上へ。
パンの色とのコントラストが美しい。
より食欲をそそる。
果肉もちゃんと残っている。
食感も楽しめそうだ。

先にカフェオレを一口。
少し熱めで最初は飲みにくい。
でも僕の好きな温度だ。
まだまだ朝は肌寒いので少し熱いぐらいがいい。

そして主役のトーストへ。
ジャムまで一緒に口にするため大きめの一口に。
届かない。もう一口。


いい。甘酸っぱい。

熱いときに味見をしているが、冷めたときの味はまた違うように感じる。
ちょっとだけ酸味が強い。
さらにトーストとジャムの温度差がより甘さと酸っぱさのコントラストを強調している。
朝の気だるい体にはぴったり。
体の芯が少しピンとなる。

自分の「好き」を増やしながら生活する

いつも通りの朝だけどちょっと違った。
いつもよりちょっと気分よく一日が始まる。
新鮮さは大事だ。
日常に非日常が加わることで精神的にとてもいい。
自分の好きなものをちょっとずつ増やしていく。
不快なものを省いていく。
シンプルに自分の周りに心地よいものを散りばめていく。

好きな音楽。
好きなインテリア。
好きな食べ物。
好きな服。

ライフスタイルは意識して自分で変えていくことをお勧めする。
好きなこと・楽しいことををするだけでいい。

ストレス社会といわれる中でいかにストレスフリーな生活をしていくか。
世界情勢も不安定すぎる中でいかに自分で工夫するか。
気になるならやってみたらいい。
知識だけじゃ中途半端だ。
やってみないと分からないことは多々ある。
それがマイナス方向に行くことはまず無い。
結果失敗しても経験は得られる。
経験は自分の財産だ。
その蓄積が精神の安定を生む。
分からないと漠然とした不安があるだろう。
人間とはそういうものだ。

今日より明日をよりよく過ごす。
ちょっと楽しく。
ちょっと心地よく。

自粛ムードで時間が増えた方も多いだろう。
そんな方はより良いライフスタイルを模索する時間にしてもいいのでは。


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