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商品の価値とその種類・性質について

美容師・カメラマンのジョウホウです。
自粛ムードの中、リスクとともにサロン勤務を続けている。
複雑な気持ちが続く。

今は次の新しいことへの準備期間にしよう。

先日Instagramのライブ配信でちょっと思うことがあった。
今日は商品の価値について考えてみようと思う。

最高の商品と最低の接客

「めっちゃ好きなスイーツがあるけど店員の態度が最悪の店。
2回目あなたは行きますか?」

こんなテーマで雑談されてたわけだが様子を見ていると「行かない」という人の方がやや多かった。
僕自身は誰かに買ってきてもらうとか思ったがそれはちょっと天邪鬼なので置いておく。

小売りにおいて商品を売るとはどういうことか。
もちろん商品の種類にも拠るのだが、よほどの認知度や流行がない限りその商品のイメージは商品単体以外の要素にも左右される。
売り場の演出だったり今はネットショッピングがあるのでそのデザインだったり、場所や時間、そして売る人の接客もそうだ。

リアル店舗で商品の魅力を現場でどれだけ伝えられるかということはものすごく大事だ。
売り上げに直結する。
接客態度が悪いなんてのは以ての外だ。
その場合、消費者側は商品を手に入れるために精神的苦痛を伴う。
それを天秤にかけたとき一般的には「もう行かない」となるようだ。

僕は運がいいのか、あまり質の低い接客には出会わない。
そんな人はやはりごく少数なのだろう。
だからこそそんな接客に出会ったときにより強く嫌悪感を抱くのかもしれない。

実際以前フランスに訪れたときちょっとした衝撃を受けたのを覚えている。
ふとスーパーに立ち寄った時、レジの店員の接客は最悪だった。
座ってお菓子食べながらレジ打ちしてるのだ。
日本ではありえない。
ちなみに周りの客は普通に買い物している。
それが普通なのだ。
皆、現地の人は慣れている。
郷に入っては郷に従えということで何食わぬ顔でその場を後にしたが、内心ずっと何か引っかかったままだった。
文化の違いは恐ろしい。

業種によっての違い

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先程は商品が「物」の場合だった。
じゃあサービスはどうだろう。
どうせなら関わりが深い美容やマッサージなどを例に挙げる。
無形の商品。
このようのものでは過程(接客)と結果がある。

ライブでの意見では接客重視・結果重視の両方の声があった。
もちろん両方質が高いに越したことはない。
だが一方しか選べないとしたら皆さんはどちらがいいだろう。

結果のクオリティはかなり大事だ。
特に美容に於いては背術を受けている時間の心地よさももちろん大事だ。
トークや施術が丁寧で気持ち良い時間を過ごすことに価値を感じる人もいる。
僕もヘッドスパを指名してくれるお客さんがいるが、リラクゼーションをメインにサロンに来てくれる。
だが美容とは容姿を美しくすることだ。
そしてしばらくそれで過ごすのだ。
一人一人のライフスタイルに直結する。
そう、ライフスタイルを売っているのだ。
施術時間よりその後の時間のほうが長い。
サービスを受けてそのあとどれだけいいモチベーションで過ごせるかも大事だろう。

過程・接客の価値。施術後の結果に対する価値。

商品の性質の違いを理解する

たった二つだけだがの物販と・サービスの提供を例に挙げた。
それぞれにいろんな価値がある。
物を売る場合、商品そのものとそれ以外の接客や演出の価値のバランスを考える必要がある。
無形であるサービスを売る場合は、サービスそのもののクオリティやその結果についてのクオリティの両方のブラッシュアップを考える必要がある。

どんな人がどんな物にどんな時、価値を感じるのか。
いろんな価値を考えて広告・宣伝をしなければならない。
これを書いていて自分でも発見があった。
美容師なので接客と結果のクオリティは考えるまでもない。
だが写真に対する姿勢についてだ。
僕も広告写真を練習する上でいつもよりさらに、このあたりについてもよく考えてみようと思う。
今まではなんとなくイメージを形にということを考えていた。
だがこれからは価値の多様性についてもっと熟慮して取り組んでいこうと思う。
商品撮影、スナップ、ポートレート、ヘアメイク作品、あらゆる撮影に於いて「なんとなくいい写真」は卒業だ。

いろんな商品価値をより高く見せるにはどうしたらいいか。
既にある広告写真や商品ディスプレイをもっと今まで以上に注視してみることにする。

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