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関野、劇場内見にいく。

こんにちは、関野です。

劇場買います!と宣言して以降、
立て続けに僕が劇場を買いたい理由ハダカになりたい!という記事を書きましたが、『言うだけだったら誰でもできるわあ』と言われるとむかつくので、

実際に劇場を見に行ってきました。


結論から言うと、実際に見に行ってめっちゃ良かったです。

そもそも普段は、あくまで自分の公演のために『キャパこれくれい欲しいなあ』とか、『照明、音響の機材どれくらいあるかなあ』など、
公演を行うために、その公演に最適な劇場を探す目的で劇場に赴きます。

が、今回は『劇場を買いに』行くのです。

それまで制作の類家くんや舞台監督さんと劇場に行く中、
今回お供してくれたのは、当たり前ですが、

不動産屋さんです。


まず待ち合わせの前にそれに気がついた関野は妙なテンションになりました。

そして、一緒に同行してくれたMICOSHI COMPLEX主宰の早川さんとテンションアゲアゲで中に入っていくと、そこは見たこともない劇場の姿でした。


廃墟かな?


それまで僕たちが見ていた劇場は、やはり誰かの手で観客が入って楽しめるように、最低限整備されたものであったことを痛感させてくれました。

そして、ふと頭によぎる戦慄。

いったいこの内装整備にいくらかかるんだろうか?

200万くらいだろうか、300万くらいだろうか。あんまり高くならないといいなーと思っていた関野は、

関野『これって、内装どれくらいですかね?(まあゆうて500万はいかんやろ!)』

不動産屋さん『1000万はかかりますねえー』


関野『へえ、やっぱ、、、、あ、、そうなんすねー、、、』


関野の言語野は死んだ。

1000万かあああああああ

と思ったものの、この景色を見て、確かに僕はこれを『300万でやれ!!』って言われたら全力で拒否するなあと思い直し、具体的に劇場として運営するための消防法やらなんやらの話を聞きました。

これについても後ほど書きますが、バチクソ面倒くさそうでした!

ただ、実際に内見に行き、空っぽの劇場を目の前にすると、
ここが自分の劇場として稼働している想像は死ぬほど楽しく、1000万なんて屁でもないなと思うくらいワクワクしてもいました。

というのも、その劇場に残る  ーそれまでの公演や創作者たちの、なにか霊魂のようなー  目に見えない濃密なパワー(こういうととても怪しい気もするけれども)を感じることができたし、これをリフレッシュして劇場として動かしていくことにすこし先の未来を見れたからだと思います。

その後、諸々手続きの話など、調べただけじゃわからない実務的なことを根掘り葉掘り不動産屋の方にお聞きし、ガチで金銭について考えないといけないなと帰ろうと準備をしていると、不動産屋さんからこんな言葉が。

不動産屋『倉庫とかを改装してる劇団さんとかもいますよね。』

関野『倉庫物件あるんですか?』

不動産屋『多分あると思います。』

関野『行きましょう!』

不動産屋『今日ですか?』

関野『今日です!!』


次回『関野、倉庫に行く。』

つづきます。