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おおつちくらし - 2月のこと。|Syota Ito

■U25地域チャレンジプログラム「ワカモノカケル」を実施@大槌町

2月最終週からの1週間(2/26〜3/3)、これまで企画から準備を重ねてきた『やってみたいをカタチにする 地域チャレンジプログラム 「ワカモノカケル」』を実施しました。

「ワカモノカケル」は、大槌町をフィールドに1週間の現地実習・オンラインで事前&事後研修を通して、「自分の”やってみたい”」と「地域や住民の”やってみたい”」をアクションプランでカタチにしていく、地域チャレンジプログラムです。

はじめは夏に実施しようと準備を進めてきたこの企画でしたが、参加者の体調不良が重なり催行することができず。。しかし、この企画は必ず地域によい効果を与えてくれると確信していました。だからこそ、この企画の実施を諦めるという気持ちは毛頭ありませんでした。

大学生の春休みにあわせて実施することを目標に、同事務局の黒澤、アドバイザーとしてサポートいただいているNPO法人SETの小林さん、夏からインターンで本企画の構想に関わってくれていた君島くん、そして私の4名でより良い企画なるようにと準備を進めてきました。

本企画には「地域パートナー」と呼ばれる 参加者とともに企画づくりに伴走してくれる地域事業者を配置しています。地域パートナーのNPO法人吉里吉里国の松永さん、大槌商工会の佐々木さん、大槌町観光交流協会の小國さん とそれぞれどのような伴走支援をしていくか、参加者たちが実のある体験にしてもらうためにどうしたらいいか、を複数回のミーティングを重ねてきました。

準備と並行して、オンラインによる事前研修を第1回〜3回まで実施しました。(参加者の参加可能日がバラけてしまうなどにも柔軟に対応し、約7〜8回程度の実施となりました) 
事前研修では大槌町を事前に知ってみるワークをはじめ、自分はどんな人間なのか(人生グラフワーク)、自分がしたいことは何なのか(やりたいことの種探しワーク)、などのワークショップを設け、参加者の自己内省を深く行うことができるようにしました。この自己内省が この後のチームワークに活きてくる、という流れになります。

(このワークショップの設計も、ほぼゼロから考え設計しました。何度も練り直して試しに実施したりもして。納得のいくワークに仕上げられたのは、一緒に頑張ってくれた黒澤、小林さんのおかげです。本当にありがとうございます◎)

そして、現地実習の当日。
参加者の誰一人 大槌町に来たことがないメンバーたち(東北に来ることすら初めての人も…!)が、電車を乗り継いで浪板海岸駅まで来てくれました。そこから移動し、1週間 寝食を共にする浪板交流促進センターへ。ワクワクと不安が入り混じった気持ちを持ちつつ、荷物を置いて、まずはオリエンテーション。そして、街へ移動し町内フィールドワークへ。

このプログラム1週間の様子については、3月の活動報告にて改めてご報告させていただきます。(3/3までのプログラムだったため) お楽しみに。

■NPOマネジメント研修に参加@盛岡市

2月6日、盛岡市で開催された、NPO組織マネジメント研修に 先月に引き続き参加してきました。今回は入門編ということで、組織ビジョンと事業計画、ニーズ把握の手法や必要性などを深く学び合う機会となりました。

県内各地で活動されているNPO団体や地域団体、地域おこし協力隊が参加し、各地の取り組みや地域課題の共有、そして他県の先進事例についても学びあうことで、利益追求型の組織ではない共感ベースの形で地域を底上げしていくことができることを学びました。

ビジネスだけでは解決できない領域をカバーしつつ地域を底上げする基盤をつくるNPO組織。そんな共感組織がこれからの地域づくりには必要なのだろう、と改めて思いました。

■関係人口づくりを学ぶワークショップに参加@釜石市

2月7日、釜石市で開催された、関係人口づくりを学ぶワークショップに参加してきました。関係人口という分野・学問の中では知らない人はいない ソトコト編集長の指出さんとはじめ、地域×編集で先駆的取り組みをされている真鶴出版の川口さん など名だたる方々によるクロストーク&ワークショップを行いました。

まちに関係人口を生み出すための7つの神器 や これからの関係人口のあり方、地域を編集するとはどういうことか、その価値と発展性は、などなど様々なお話をお聞きし、一層 関係人口という分野の可能性に触れることができました。

■金澤営農組合にて講演登壇@大槌町

2月23日、大槌町金沢地区の農家組合の方々が集う会で、「いわてReファームプロジェクト」の取り組みについてお話させていただきました。

耕作放棄地の再生活動として始まった当初から、ずっとサポートいただいている和牛農家の義男さんからお誘いいただき、今回の場をご用意いただきました。いつもありがとうございます。

僕みたいな駆け出し農家が 地域で長年農業を生業として続けてきた先輩方にお話するなんておこがましいかなと思いつつ、僕みたいな若造が農業をはじめた経緯 や 僕なりの変化球的な農業戦略 をお話することで、少しでも何かを得るきっかけになってくれていたら嬉しいなと思っています。

質疑の場面では、とてもリアルかつストレートなご意見もいただきました。あらためて、農業というものにより本気で向き合っていきたいと感じる機会になりました。

協力隊の活動とは別で始めた農業と里山再生。プライベートの時間を費やして育ててきた このプロジェクト。この活動がなかったら、色んな意味で 今とこれからの僕はなかっただろうと思います。

だからこそ、農業と里山再生 には ひとしおの想いがあります。
この気持ちを忘れずに、これからも邁進していこうと思います。

■伊藤、農業はじめるってよ。 【2月】

※農閑期のため、今月は省略させていただきます。

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