こだわり続けるという才能
僕には才能がないと思っていた。
絵も字も下手で、記憶力が良いというわけでもない。
手先が不器用で、運動神経がない。
動きも遅いし、変なことを言って場を凍らせることも多い。
出来ないことが多すぎて、才能を見つけるほど心の余裕がなかった。
でも。
ふと考えた。
自分が気持ち悪いことはしない。
自分の感性に正直に従う。
このこだわりを守り続けられる、ということを才能と言ってもいいのではないか。
毎日毎日文章を書き続けること。
毎日毎日自分の言葉を出し続けること。
毎日毎日こだわり続けること。
これは才能だ。
認めてやれ。
自分を。
ダメじゃない。
お前はダメじゃない。
人よりスタートラインが後ろで、人より進むスピードが遅いだけだ。
能力に偏りがあって、わかりにくい能力が伸びているだけだ。
今までは周りの
「変だよ」
「僕/私も出来なかった/出来ないよ」
に惑わされてきたかもしれない。
でもそうじゃない。
お前は本当にスタートラインが後ろにある。
本当に進むスピードが遅い。
周りの「出来た」に惑わされるな。
お前はそこじゃない。
そこの「出来た」は要らない。
自分が本当にやっていて気持ちいいことを見ろ。
お前の才能はそこにある。
こだわり続けろ。
その才能も。
その出来なさも。
全部お前のものだ。
捨てるな。
心配するな。
続けろ。
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